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“未完の大器”G.オデン、制限付きFAに
2011-06-30
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「NBAはオデンの時代になる」と言われたのも今は昔。度重なるケガに悩まされ、同期のK.デュラントにもすっかり水を開けられてしまった“未完の大器”だが、ブレイザーズはまだオデンの復活をあきらめていない。(写真提供:AP/アフロ)

 ポートランド・トレイルブレイザーズが現地29日、2007年ドラフト全体1位指名のグレッグ・オデンに対し、年俸880万ドル(約7億円)のクオリファイングオファーを提示した。7フッターのセンターであるオデンは制限付きフリーエージェント(FA)となり、ブレイザーズにオデンと優先的に契約を結ぶ権利が与えられた。他チームからのオファーがなくブレイザーズ残留となった場合は、来季終了後に完全FAとなる。

 現在23歳のオデンは、今では2年連続得点王となったケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー)に先んじて、2007年ドラフト全体1指名でブレイザーズに入団(デュラントは全体2位指名)。フランチャイズの将来を担う選手として大いにその活躍が期待された。

 しかし蓋を開けてみれば、右ひざのマイクロフラクチャー手術でいきなり1年目の2007-08シーズンを全休。翌年は61試合に出場したものの、2009-10シーズンは左ひざを骨折し出場21試合、2010-11シーズンも左ひざのマイクロフラクチャー手術のため、またしても全休。これまでは期待に全く添えないプロ生活を送っている。

 故障が多いため出場は2シーズンでわずか82試合で、1試合平均は9.4得点、7.3リバウンドと低迷。それでもブレイザーズはオデンの将来をあきらめず、クオリファイングオファーを提示してチームに残す選択をした。制限付きFAの選手は他チームとの契約交渉ができるが、他チームからのオファーと同内容の条件を旧所属チームが提示すれば、旧所属チームと契約しなければならないルールになっている。

 ラリー・ミラー球団社長は同日、声明文を発表。「グレッグ・オデンがブレイザーズの一員となったときから、我々はいつも彼をサポートしてきた。彼は挫折を味わいながらも、辛抱強くリハビリに取り組み、回復を続けている。我々はみな、その姿に勇気づけられている」と、述べた。

 なおブレイザーズは同日、オーストラリア出身のガード、パトリック・ミルズにもクオリファイングオファーを提示。フォワードのルーク・バビットとガードのエリオット・ウィリアムスに対してチームが保有する契約オプションを行使した。(STATS-AP)

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