ニューオーリンズ・ホーネッツのリーディングスコアラーであるデイビッド・ウェストが現地27日、最終契約年である来季750万ドル（約6億円）の契約を破棄しフリーエージェント（FA)になることを明らかにした。

　同日、電話での取材に応じたウェストは、「家族にとって現時点でベストな決断を下した」とコメント。「ニューオーリンズを考慮から外すということではない。より良い契約を結ぶチャンスだし、優勝を狙うために今後3、4年間はどこに身を置くのがベストなのかを決める機会でもある」と決断に至った経緯を述べた。

　ウェストは2003年ドラフト全体18位指名でホーネッツに入団。オールスターにも2回出場を果たしている。昨季は70試合に先発出場し1試合平均で18.9得点、7.6リバウンドという成績を残したが、シーズン終盤の3月24日に左ひざの前十字靭帯を断裂。4月12日に手術を受け、現在はリハビリに励んでいる。

　ひざの故障がFA市場でのウェストの価値にどう反映されるかは定かではないが、本人は問題はないと前向き。復帰には手術から6か月から8か月かかるとされているが、ウェストはすでにランニングマシーンでのジョギングを行っているとコメント。ウェイトトレーニングも続けており、シュート練習などの負担の少ないメニューもこなしているようで、けがの回復に自信をみせている。(STATS-AP)

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