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みどころ・試合内容 /
2015年3月16日 放送

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3月16日放送

[WOWOWライブ] 3/16(月)よる9:00 [再] 3/28(土)午前7:00

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イギリスの“ジャッカル”フランプトンが世界タイトル初防衛なるか!?

IBF世界S・バンタム級タイトルマッチ

カール・フランプトン

IBF世界S・バンタム級チャンピオン

カール・フランプトン

(イギリス)

クリス・アバロス

IBF世界S・バンタム級1位

クリス・アバロス

(アメリカ)

>> 試合結果 <<
5R TKO カール・フランプトン の勝利
>> 試合結果 <<
3-0 プロトニコフ の判定勝ち
  • みどころ

イギリスのジャッカル VS アメリカのヒットマン
19戦全勝(13KO)の王者に勢いと地元の利

 12年にノニト・ドネア(フィリピン/アメリカ)が王座を返上してから、IBFのスーパー・バンタム級のベルトの持ち主はジョナサン・ロメロ(コロンビア)からキコ・マルチネス(スペイン)に変わり、昨年9月には現王者フランプトンに所有者が移った。その28歳のフランプトンは「中長期の政権が期待できる王者」との評がある一方、「今回のアバロス戦で真価が問われる」ともいわれる。フランプトンが安定王者への一歩を踏み出すのか、それともアバロスが王座をアメリカに持ち帰るのか。
 フランプトンは09年6月にプロデビューし、2年後に英連邦王座、12年にIBFインターコンチネンタル王座、13年にEBU欧州王座を獲得と着実に前進してきた。12年以降は元世界王者スティーブ・モリター(カナダ)に6回TKO勝ち、マルチネスとの初戦(13年2月)で9回TKO勝ち、そして昨年4月にはIBFの挑戦者決定戦で元世界2階級制覇王者ウーゴ・カサレス(メキシコ)に2回KO勝ちと、対戦者の質も結果も申し分ない。身長は165センチと決して大きくはないが、スタミナも馬力もある。相手が出てこないと自分から攻めて出て試合をつくり、相手が出てくると足をつかいながら圧力を散らしてカウンターをとることもできる。マルチネスとの初戦では右カウンター一発で仕留めてみせたように、パンチ力もある。経験値が上がれば、総合力はさらにアップするはずだ。元WBA世界フェザー級王者バリー・マクギガン(イギリス)氏がマネージャーとプロモーターを務めており、師弟ともどもベルファストでは絶大な人気を誇る。
 挑戦者のアバロスは08年にプロデビューし、ここまで27戦25勝(19KO)2敗のレコードを残している。こちらも対戦相手の質は高く、ホセ・ニエベス(プエルトリコ ※13年8月に山中慎介に挑戦)に4回KO勝ち、戴冠前のロメロに10回判定負け、元WBA暫定世界スーパー・フライ級王者ドリアン・フランシスコ(フィリピン)に10回判定勝ちを収めている。昨年5月、IBFの挑戦者決定戦で石本康隆(帝拳)に8回TKO勝ちを収めた試合は記憶に新しいところだ。やや強引に前に出ながら中近距離で連打を浴びせるファイター型で、石本からダウンを奪った右アッパーやクロス気味に被せる右、返しの左フックなどは威力がある。反面、ディフェンス面に課題を抱えており、被弾して慌てることもある。昨秋までアバロスはIBFとWBOの両団体で1位にランクされ、両団体の指名挑戦権を持っていたが、IBF王者フランプトンにターゲットを決めた。それだけに自信も十分といえる。
 アバロスの攻撃力は脅威だが、足をつかいながらカウンターもとれるフランプトンにとって相性は悪くないはずだ。入ってくるところに得意の右を打ちこむことができれば自然に流れは転がり込んでくるのではないだろうか。地元の熱狂的な声援もフランプトンの背中を押すものと思われる。

 


Written by ボクシングライター原功

ギジェルモ・リゴンドー

ギジェルモ・リゴンドー

スーパー・バンタム級トップ戦線の現状

WBA SC :ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/アメリカ)
WBA SC :スコット・クイッグ(イギリス)
WBA 暫定:オスカル・エスカンドン(コロンビア)
WBC   :レオ・サンタ・クルス(メキシコ/アメリカ)
IBF    :カール・フランプトン(イギリス)
WBO   :ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/アメリカ)

 2団体の王座を保持するギジェルモ・リゴンドー(キューバ/アメリカ)がこのクラスのトップであることに異論はないだろう。昨年の大晦日に天笠尚(山上)に2度のダウンを喫して冷やりとしたが、最後は力の差をみせつけている。15戦全勝(10KO)。これに続くのがWBC王者のレオ・サンタ・クルス(メキシコ/アメリカ)だ。バンタム級も制覇しているサンタ・クルスは30戦29勝(17KO)1分と、こちらも無敗だ。IBF王者カール・フランプトン(イギリス)の評価も高い。クリス・アバロス(アメリカ)との今回の初防衛戦で真価が問われることになる。前二者同様、プロでは負けを知らない。19戦全勝(13KO)。WBAのレギュラー王者スコット・クイッグ(イギリス)は大竹秀典(金子)の挑戦を退けるなど4度の防衛を果たしているが、ほかの3王者と比較するとやや格落ちの感がある。フランプトンとのライバル対決を望んでおり、そこで勝つことが評価アップの近道になりそうだ。
 ランカー陣では26戦全勝(11KO)の23歳、WBO1位のジェネシス・セルバニア(フィリピン)、20戦全勝(15KO)の23歳、WBO2位のジェシー・マグダレノ(アメリカ)らが元気だが、まだ王者の牙城を崩すのは難しそうだ。東洋太平洋王者のサウスポー、和氣慎吾(協栄古口)も挑戦の機会を狙っている。