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みどころ・試合内容 /
2015年4月6日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

KO率85%の破壊者 VS 返り咲き狙う元王者
コバレフの強打かパスカルのスピードか

  アメリカを拠点に活躍する強打者コバレフが、13年11月の初防衛戦以来4試合ぶりにカナダのリングに上がる。元WBC王者パスカルを相手にどんな戦いをみせるのか。
 コバレフはロシアの国内選手権で優勝するなどアマチュアで215戦(193勝)を経験後、09年7月にアメリカでプロ転向を果たした。26歳と遅いデビューだったが、持ち前の強打でKOの山を築いていった。相手の後頭部を叩いてノーコンテストになった試合がひとつあるものの、これまで26の白星を並べてきた。そのうちの23戦はジャッジの手を煩わせることなく仕事を終えており、さらに20勝は3回以内のKOという内容だ。最初の世界王座は13年8月のイギリス遠征でネイサン・クレバリー(イギリス)から奪い、昨年11月には49歳の「エイリアン(異星人)」バーナード・ホプキンス(アメリカ)にも勝ってWBAとIBFのベルトをコレクションに加えた。スタミナが疑問視されていたが、ホプキンス戦では初めて12回をフルに戦い切り、まったく問題がないことを証明してみせた。ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/アメリカ)の指導者として知られるアベル・サンチェス・トレーナーに以前は師事していたが、いまは元世界ミドル級王者、ジョン・デビッド・ジャクソン・トレーナー(アメリカ)の指導を受けている。「ボクシングの試合では何が起こるか分からないので、絶対に勝つとは言えない」と殊勝に答えることが多い紳士だが、27戦26勝(23KO)1分のレコードが示すようにリングの上ではこれ以上ないぐらいに獰猛だ。
 挑戦者のパスカルは33戦29勝(17KO)2敗1分1無効試合と勝率やKO率では王者に及ばないが、実績と実力は高く評価されている。世界戦の数も7(4勝1KO2敗1分)とコバレフよりも多い。遡って04年のアテネ五輪に出場したことがあり、アマチュア時代の実績ではコバレフを上回っている。パスカルは身長179センチ、リーチ183センチとライト・ヘビー級では決して大きくないが、スピードとテクニックには定評がある。コバレフほどの破壊力はないものの右ストレートはなかなかシャープだ。また、カール・フロッチ(イギリス)、チャド・ドーソン(アメリカ)、ホプキンス、ルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)らの強打にも耐えぬいてきており、タフネスにも定評がある。こちらは元世界4階級制覇王者のロイ・ジョーンズ(アメリカ)がサブ・トレーナーとしてついている。
 コバレフが圧力をかけて右クロスから左フックの返しに繋げるパターンに持ち込めれば、防衛は堅いと思われる。ただし、強気の発言を繰り返して挑発しているパスカルが地元ファンの声援を背に打ち合いを挑んでくる可能性もあり、その場合はコバレフの負うリスクも跳ね上がりそうだ。セコンドとしてコーナーにつくと思われるジャクソン、ジョーンズ、両元世界王者がどんな指示を出すのかという点も興味深い。

 


Written by ボクシングライター原功

ライト・ヘビー級トップ戦線の現状

WBA SC:セルゲイ・コバレフ(ロシア/アメリカ)
WBA  :ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)
WBC  :アドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)
IBF   :セルゲイ・コバレフ(ロシア/アメリカ)
WBO  :セルゲイ・コバレフ(ロシア/アメリカ)

 昨年のいまごろはIBF王者バーナード・ホプキンス(アメリカ)、WBAスーパー王者ベイブト・シュメノフ(カザフスタン/アメリカ)とレギュラー王者のユルゲン・ブレーマー(ドイツ)、WBC王者アドニス・スティーブンソン(ハイチ/カナダ)WBO王者セルゲイ・コバレフ(ロシア/アメリカ)と5人が並走していた。そんななか、まずホプキンスに敗れたシュメノフが脱落し、そのホプキンスもコバレフに完敗を喫して大きく後退した。今回、コバレフは 元WBC王者のジャン・パスカル(ハイチ/カナダ)と、そしてスティーブンソンもサキオ・ビカ(カメルーン/オーストラリア)との5度目の防衛戦が決まっているが、頂上決戦が期待されているだけに両者ともここで不覚をとるわけにはいかない。
 ランカー陣のなかではパスカルが王者と比較しても実績、実力とも遜色がないだけに、今回のコバレフ戦が注目される。IBFの指名挑戦権を持ちながらアベル・サンチェス・トレーナーとのコンビを組んだばかりのナジブ・モハメディ(フランス)は、「もう1試合挟みたい」として今回はパスカルに順番を譲ったが、年内には権利を主張してくるものと思われる。また、五輪連続出場の実績を持つアルツール・ベテルビエフ(ロシア/カナダ)が、元世界王者タボリス・クラウド(アメリカ)を2回で屠るなど7戦全KO勝ちと快進撃を続けており、年内には世界戦に絡んできそうだ。


  • みどころ

前IBF王者の再起戦
ポーターのスピードに注目

 ポーターは13年12月にデボン・アレキサンダー(アメリカ)を攻略してIBF王座を獲得。初防衛戦では元2階級制覇王者のポール・マリナッジ(アメリカ)を4回TKOで一蹴、評価を上げた。
しかし、8月のV2戦ではケル・ブルック(イギリス)に競り負け、在位は11ヵ月に終わった。身長170センチを決して大柄ではないが、スピードのある好戦的なタイプといえる。まだ27歳と若いだけに、もうひと暴れもふた暴れも期待したい選手だ。26戦24勝(15KO)1敗1分。
 ボネは南米エクアドル出身の26歳で、17戦16勝(8KO)1敗の好戦績を残している。南米スーパー・ライト級王者だったころにはWBCランキングで13位まで上昇したこともある。13年10月に2対1の判定を落としたのが過去唯一の敗北で、その後は4連勝(1KO)と調子を取り戻している。現在はアメリカを主戦場にしており、WBC17位に名を連ねている。
 7対1のオッズが示すように総合力や経験値で勝るポーター有利は不動といえる。勝利はもちろんのこと、スター選手がひしめくウェルター級トップ戦線で存在感を示すような内容が求められ試合といえる。

 


Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

強打の元王者 VS スピードのロペス
オッズは11対4でベルト有利

 キース・サーマン(アメリカ)が正王者に昇格したことで空いた暫定王座の決定戦。ベルトは08年6月から11年4月までWBC王座を5度防衛後、5ヵ月の無冠時代を経て11年9月にはIBF王座を獲得した実績を持っている。身長は169センチとこのクラスにしては小柄だが、馬力に任せて前進、強打で捻じ伏せる好戦的なスタイルを身上としている。反面、近年はアプローチの仕方が単調になる傾向もあり、そこを突かれることも多い。ロバート・ゲレロ(アメリカ)、ヘスス・ソト・カラス(メキシコ)に連敗を喫したのは、そうした隙に付け入られた結果といえる。昨年9月、14ヵ月ぶりに戦線復帰を果たしており、今回の試合で一気に復活をアピールできるかどうか。32戦29勝(22KO)3敗。
 ロペスは11年9月に現WBA世界スーパー・ライト級王者のジェシー・バルガス(アメリカ)に惜敗したものの、次戦で元世界王者のビクトル・オルティス(アメリカ)の顎を砕いて9回終了TKO勝ち。余勢を駆ってサウル・アルバレス(メキシコ)の持つWBC世界スーパー・ウェルター級タイトルに挑戦したが、これは5回TKO負けに終わっている。次戦でマルコス・マイダナ(アルゼンチン)に6回TKO負けを喫したが、以後は3連勝(1KO)と復調している。ベルトほどのパワーはないが、スピードには自信を持っている。40戦33勝(19KO)6敗1無効試合。
 11対4のオッズが出ているように、ベルトが馬力で押し切ってしまうという見方が多いが、攻防が単調になるとロペスがそこを突いてきそうだ。ベルトのパワー対ロペスのスピードという構図といえる。

 


Written by ボクシングライター原功

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