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2015年4月20日 放送

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4月20日放送

[WOWOWライブ] 4/20(月)よる9:00 [再] 4/26(日)午前7:10

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“フィリピンの閃光”ノニト・ドネア復帰戦!

S・バンタム級10回戦

ノニト・ドネア

元5階級制覇チャンピオン

ノニト・ドネア

(フィリピン)

ウィリアム・プラド

ブラジル S・バンタム級

ウィリアム・プラド

(ブラジル)

>> 試合結果 <<
2R TKO ノニト・ドネア の勝利
>> 試合結果 <<
9R TKO ドニー・ニエテス の勝利
>> 試合結果 <<
4R KO 赤穂 亮 の勝利
>> 試合結果 <<
4R TKO ケル・ブルック の勝利
  • みどころ

元5階級制覇王者の再起戦
故国フィリピンのリングは6年ぶり

 フライ級(07年)、スーパー・フライ級(09年)、バンタム級(11年)、スーパー・バンタム級(12年)、そしてフェザー級(14年)と軽量級5階級制覇の実績を持つドネアが、09年4月以来、約6年ぶりに故国フィリピンのリング上がる。ドネアは昨年10月、ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)にアマチュア86戦(78勝8KO8敗)、プロ36戦(33勝21KO3敗)を通じて初のダウン、TKO負けを喫しており、大事な再起戦でもある。相手のプラドは格下とみられているが、かつて世界ランクに入っていたこともある元南米王者だけに侮ることは危険だ。
 ドネアは7年の間に6キロ以上の体重の壁を突き破り史上7人目の5階級制覇を成し遂げたが、ウォータース戦では体格差を痛感させられた。3回に右アッパーを浴びてダウンを喫し、6回には横殴りの右を食らってキャンバスにダイブ。痛烈なTKO負けでWBA世界フェザー級スーパー王座を失った。「想像していた以上にウォータースが優れた選手だった」と勝者を称えたが、ドネアはフィジカル面のハンディキャップも感じたようだ。再起するにあたりチームに栄養士とコンディションニング・トレーナーを加えたというから、 根本的な見直しを図ったのだろう。
 もともとドネアは左右どちらの構えでも戦える器用さを持った選手だが、近年はやや強引な試合運びが目についていた。絶対的な自信を持っている左フックに頼ったパワー偏重の戦いが目立ち、全体的にラフな試合ぶりという印象が強かった。スピードとパワー、テクニックの融合したボクシングに戻すことが再起に際してのテーマといえそうだ。
 そんなドネアの再スタートの相手に選ばれたプラドは、ブラジル出身の31歳で、足掛け8年のプロキャリアを持つ。実績面ではドネアに遠く及ばないが、10年から12年にかけWBOの南米バンタム級王座を2度獲得したことがある。当時は世界ランクでもWBO7位につけるなど、将来が期待されていた。のちの世界王者パウルス・アンブンダ(ナミビア)、スコット・クイッグ(イギリス)に敗れて壁にぶつかったが、相手国に乗り込んでの試合だったことを考えるとその逞しさは評価すべきだろう。プラドは左右のガードを高く上げた構えでじわじわと前進し、距離が合うと左のボディブロー、アッパー、右フックを叩きつける右のボクサーファイター型といえる。
 スピード、パワー、テクニック、経験など総合的な戦力で大きく勝るドネア有利は絶対的なものといっていいだろう。ファンの声援も元5階級制覇王者の背中を押すはずだ。そのなかで力まずに緻密な計算に沿ったボクシングをすることができるかどうか。前戦のダメージを払拭していることをアピールするためには、ドネアは中盤までにけりをつけなければなるまい。

 


Written by ボクシングライター原功

スーパー・バンタム級トップ戦線の現状

WBA SC   :ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/アメリカ)
WBA      :スコット・クイッグ(イギリス)
WBA暫定   :オスカル・エスカンドン(コロンビア)
WBC      :レオ・サンタ・クルス(メキシコ/アメリカ)
IBF       :カール・フランプトン(イギリス)
WBO      :ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/アメリカ)

 昨秋から風雲急を告げる状況になっている。2団体のベルトを持つギジェルモ・リゴンドー(キューバ/アメリカ)は昨年大晦日に天笠尚(山上)を11回終了TKOで下したが、自身も2度ダウン。
打たれ脆さを暴露する結果になった。それでもスピードやカウンター、テクニックなど、ほかの王者たちと比較しても抜きん出た戦力を持っていることに変わりはない。対戦相手が不足しているため「レギュラー王者のスコット・クイッグ(イギリス)との団体内統一戦を義務化してほしい」とWBAに訴えているが、実現の見込みは薄そうだ。
 そのクイッグは昨年11月の大竹秀典(金子)とのV4戦で拳を痛め、現在は療養中だ。夏前には復帰が濃厚と伝えられる。
IBF王者カール・フランプトン(イギリス)は昨年9月にキコ・マルチネス(スペイン)を破って王座を獲得し、今年2月には指名挑戦者クリス・アバロス(アメリカ)を5回TKOで退けた。クイッグとの統一戦を熱望しており、すでに両陣営は交渉のテーブルについていると伝えられる。WBC王者のレオ・サンタ・クルス(アメリカ)は13年8月の戴冠後、すでに4度の防衛をこなしている。最近はフェザー級転向の噂も出ているだけに動向が注目される。
 こうしたなかノニト・ドネア(フィリピン/アメリカ)がこのクラスに戻ってくるとなると、さらにトップ戦線は激化することになりそうだ。東洋太平洋王者の和氣慎吾(古口)も挑戦の機会をうかがっている。