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みどころ・試合内容 / 2014年5月12日 放送

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5月12日放送

[WOWOWライブ] 5/12(月) よる9:00 [再] 5/18(日) 午前7:30

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49歳ホプキンス、世界王座の最年長防衛&獲得記録を懸け王者と激突!

WBA・IBF世界L・ヘビー級王座統一戦

バーナード・ホプキンス

IBF世界L・ヘビー級チャンピオン

バーナード・ホプキンス

(アメリカ)

ベイブト・シュメノフ

WBA世界L・ヘビー級チャンピオン

ベイブト・シュメノフ

(カザフスタン)

>> 試合結果 <<
2-1 バーナード・ホプキンス の判定勝ち
>> 試合結果 <<
4R TKO ショーン・ポーター の勝利
  • みどころ

49歳の「異星人」 VS 「カザフの旋風」
オッズは7対4でIBF王者ホプキンス有利

ヘビー級とミドル級に挟まれたL・ヘビー級は、スポットライトの当たりにくい階級といわれるが、昨年から俄かに注目度がアップしてきた。13年3月、まずホプキンスが48歳1ヵ月にしてIBF王座を獲得。6月にはサウスポーの強打者アドニス・スティーブンソン(カナダ)がチャド・ドーソン(アメリカ)を初回、左一発で沈めてWBC王座についた。さらに8月にはセルゲイ・コバレフ(ロシア)がネイサン・クレバリー(イギリス)を4回で仕留めてWBOのベルトを腰に巻いた。活動が不活発だったWBA王者シュメノフは「スーパー王者」に格上げされた直後の12月、タマス・コバチ(スロバキア)から3度のダウンを奪って3回TKO勝ち、5度目の防衛を果たしている。これだけの個性派が揃ったのだから王座統一の機運が高まるのは当然の成り行きといえよう。
その第一弾が今回のホプキンス対シュメノフである。

ホプキンスはソウル五輪閉幕後の88年10月にプロデビューした大ベテランで、長いこと「エクスキューショナー(死刑執行人)」と名乗ってきた。ミドル級王座を20度防衛し、ライト・ヘビー級では46歳を過ぎてから2度の戴冠を果たしている。世界戦だけでも31戦23勝(13KO)4敗2分2無効試合という数字を残している怪物ボクサーだ。64戦54勝(32KO)6敗2分2無効試合のうち半数近くが世界戦なのだから驚きだ。さすがに30代後半になってからは省エネの戦い方が目立つようになりKOが極端に減ったが、その分、あらゆるリング・テクニックを駆使するようになった。巧妙という表現をとおり越して狡猾ですらあるといっても過言ではないだろう。この10年は15戦して9勝4敗1分1無効試合という戦績だが、2回で終わった無効試合を除く14戦ではすべて12ラウンドをフルに戦い切っている。ここにも怪物性を見出すことができる。ホプキンス自身は「もうエクスキューショナーは卒業だ。これからは俺のことを『エイリアン(異星人)』と呼んでくれ」とリクエストしている。今回の試合を前にして「もう10年もKO勝ちから遠ざかってしまったので、今回はKOを狙う」と、珍しくKO宣言まで飛び出している。

そんなIBF王者と拳を交えるシュメノフは、昨秋にゴールデンボーイ・プロモーションズと契約して今回の統一戦のチャンスを掴んだ。こちらは1983年8月にカザフスタンに生まれ、04年アテネ五輪に出場した経歴を持っている。07年11月にアメリカでプロデビューしている。戦績は15戦14勝(9KO)1敗とホプキンスの1/4だが、15戦のうち世界戦が7度とこちらも中身は濃い。特に昨年12月のコバチ戦では左フックや右ストレートなどで3度のダウンを奪っており、気分を良くしているはずだ。「ホプキンスが偉大な選手であることは十分に承知しているが、これからは私が新しい歴史をつくっていく」と自信を口にしている。

シュメノフとしては先のコバチ戦のように積極的に左ジャブから入って先手を奪いたいところだ。スピードを生かして速いテンポの戦いに持ち込めばポイントを重ねることも可能だろう。しかし、ホプキンスがそれを容易に許さないことも分かっている。巧みにフェイントをかけながらスローペースに引きずり込み、気がついたら大ベテランの術中にはまっていた――という可能性の方がより高いと思われる。その確率はオッズが示すように7対4といったところか。
30歳の元五輪戦士を相手に、49歳3ヵ月の「異星人」がどんなパフォーマンスを披露するのか注目したい。

 


Written by ボクシングライター原功



ホプキンス

ホプキンス

ライト・ヘビー級トップ戦線の現状

WBAスーパー:ベイブト・シュメノフ(カザフスタン)
WBA      :ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)
WBC      :アドニス・スティーブンソン(カナダ)
IBF       :バーナード・ホプキンス(アメリカ)
WBO      :セルゲイ・コバレフ(ロシア)

出身地は異なるが、5人のチャンピオンのうち4人が現在は北米を主戦場にしている。その4王者で統一戦のプランが持ち上がっており、今回のバーナード・ホプキンス(49=アメリカ)対ベイブト・シュメノフ(30=カザフスタン)の勝者が、秋にWBC王者アドニス・スティーブンソン(36=カナダ)と対戦する可能性がある。このなかで実績と知名度で群を抜いているのがホプキンスだが、ここにきて評価が急上昇しているのがサウスポーのパンチャー、スティーブンソン(36=24戦23勝20KO1敗)と、25戦24勝(22KO)1分のWBO王者セルゲイ・コバレフ(31=ロシア)だ。ともにKO率は8割を楽に越えており、重量級らしい迫力満点のボクシングをする。かつてミドル級で4団体統一を果たしたことのあるホプキンスは来年1月で50歳になるが、「今度は50歳でL・ヘビー級の4団体統一を狙う」と息巻いているが、簡単なことではないだろう。

このほか王者と同等の力量の持ち主として元WBC王者のジャン・パスカル(31=カナダ)がいる。また、スティーブンソンに挑戦予定のアンドレイ・フォンファラ(ポーランド)も09年以降、無効試合を挟んで15連勝(12KO)と好調だが、乗りに乗っている王者を攻略するのは難しそうだ。