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みどころ・試合内容 / 2014年7月7日 放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

IBFが指令した因縁のダイレクト・リマッチ
6万枚が1日で完売、2万枚を追加

昨年11月の両者の初戦は実にドラマチックだった。不利が伝えられたグローブスは初回に右で痛烈なダウンを奪う絶好のスタート。なんとかダメージを払拭したフロッチが中盤から追い上げる展開に。9回、連打を浴びたグローブスがふらついたところでレフェリーが試合をストップ――しかし、止めるタイミングが早めだったことに加え、それまでの採点では挑戦者がリードを奪っていたことなどもあり再戦を求める声が多く出た。試合を検証したIBFもこれに同調、本来は禁止されているダイレクト・リマッチを両選手に指示して今回の再戦が実現することになった。チケットは発売と同時に6万枚が飛ぶようになくなり、試合1ヵ月前になって2万枚が追加販売されたほどだ。ウェンブリー・スタジアムは8万人の大観衆で埋め尽くされることは間違いない。

フロッチは「コブラ」の異名を持つ強打者で、特に右ストレートに自信を持っている。グローブスとの初戦ではダウンを喫したが、アマチュア96戦(88勝8敗)、プロ34戦(32勝23KO2敗)を通じてダウンは2度だけというタフガイでもある。精神的なタフネスも過去の数々の試合で証明済みだ。「前回の試合では油断もあった。あんなミスは2度とやらない」と話しており、今度は慎重に戦うつもりらしい。

対するグローブスは「前回は勝っていた試合を止められたが、今度は完全に勝つ。トレーニングでは左フックに磨きをかけたので、その左で倒す」と王者を牽制している。プロの経験は20戦(19勝15KO1敗)とフロッチに劣るが、初戦で自信を増しているだけに、その勢いは侮れない。決め手はフロッチからダウンを奪った右ストレートだが、再戦用に磨いたという左が単なるブラフなのか、それとも実戦でも機能するのか見ものといえよう。

ともに右に破壊力を秘めているだけに今回もスタートからスリリングな展開になることは間違いない。8万人の観衆が見守るだけに因縁を引きずる両者は好戦的になり、必然的に激しいパンチの交換になるものと思われる。わずかなミスが致命的なものになる可能性が極めて高そうだ。両者がペースを上げる中盤あたりにヤマが訪れるのではないだろうか。経験のフロッチか、それとも若さのグローブスか。初戦のオッズは7対2と開いていたが、今回はフロッチ有利は変わらないものの3対2と接近している。

 


Written by ボクシングライター原功



アンドレ・ウォード

アンドレ・ウォード

S・ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:アンドレ・ウォード(アメリカ)
WBA      :カール・フロッチ(イギリス)
WBA暫定   :スラニスラフ・カスタノフ(ウクライナ)
WBC   :サキオ・ビカ(オーストラリア)
IBF    :カール・フロッチ(イギリス)
WBO   :アルツール・アブラハム(ドイツ)

09年から11年にかけて開催された「スーパー6」で優勝したアンドレ・ウォード(アメリカ)が、この階級の第一人者といっていいが、このところ肩の故障やマネージメントのトラブルが続いて試合枯れ状態にある。早いところ戦線復帰してほしいものだ。WBAとIBFの統一王者カール・フロッチ(イギリス)は、今回のジョージ・グローブス(イギリス)との再戦が選手生活を左右する重要な試合になりそうだ。勝てばフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)やゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)といったスター選手とのスーパー・ファイトに大きく前進するが、負ければ選手生命の危機に立たされる。WBO王者アルツール・アブラハム(ドイツ)は今年3月、ロバート・スティーグリッツ(ドイツ)に競り勝って王座返り咲きを果たし、5月には初防衛に成功している。かつての剛腕ぶりは影を潜めつつあるものの、もうひと暴れを期待したい。

ランカー陣ではチャベス、グローブス、そして08年北京五輪ミドル級金メダリストのジェームス・デゲイル(イギリス)に注目したい。


  • みどころ

KO率80%の強打者対決
スティバーンが返り討ちか、アレオーラが雪辱か

この王座は昨年12月、ビタリ・クリチコ(ウクライナ)が本格的な政界進出を図るため、名誉王者に昇格することと引き換えに事実上返上したもの。1位のスティバーンはハイチ出身で現在はアメリカのラスベガス在住だが、国籍はカナダと三国を股にかけている。
「ハイチ出身者として初の世界ヘビー級チャンピオンになる」と息巻いている。一方のアレオーラはメキシコ系アメリカ人で、こちらも「最初のメキシコ系の世界ヘビー級チャンピオンになる」と意気込んでいる。

この両者は昨年4月、クリチコへの指名挑戦権をかけて対決、3回にダウンを奪ったスティバーンが大差の12回判定勝ちを収めている。その後、アレオーラは上位のセス・ミッチェル(アメリカ)を初回で屠り2位に再浮上、今回のチャンスをつかんだ。「また同じことが起こる」と返り討ちを宣言するスティバーンに対し、アレオーラは「あのときはコンディションが悪かったが、今回はしっかり調整してシェイプした状態でリングに上がる。前回とはまったく異なった結果になるはず」と強気だ。25戦23勝(20KO)1敗1分のスティバーン、39戦35勝(31KO)3敗1無効試合のアレオーラとも約80パーセントのKO率を誇る強打者だけに、最重量級らしい迫力ある打撃戦が見られそうだ。パワーは互角だが、スピードで勝るスティバーンにやや分があるとみる。

なお、アメリカ国内で世界ヘビー級タイトルマッチが開催されるのは、09年9月のビタリ・クリチコ対アレオーラ戦以来となる。また、アレオーラが勝てばシャノン・ブリッグス以来、約7年ぶりのアメリカ国籍を持つ世界ヘビー級チャンピオンが誕生することになる。

 


Written by ボクシングライター原功



  • みどころ

カナダの倒し屋 VS サウスポーの強打者
トップ戦線浮上をかけたサバイバルマッチ

レミューは33戦31勝(29KO)2敗の戦績が示すとおりのハードパンチャーで、まだ25歳と若い。3年前にマルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ ※現WBC暫定世界ミドル級王者)、ジョアシム・アルシン(カナダ)に連敗を喫したが、その後は6連勝(5KO)と復調。IBF7位、WBC13位と、再び上位をうかがう位置に戻ってきた。

対するゲレロは28戦26勝(19KO)2敗の27歳。NABO&NABF北米王座を獲得した実績を持っている。昨年4月にはピーター・クィリン(アメリカ)の持つWBO世界ミドル級王座にも挑戦した(7回TKO負け)。これが再起2戦目となる。

馬力で勝るレミューが圧力をかけ、サウスポーのゲレロが迎撃する展開になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



  • みどころ

北京五輪金メダリスト VS 完全無欠の男
オッズは4対1で地元のデゲイル有利

12年ロンドン五輪ミドル級の金メダリストは村田諒太(三迫)だが、デゲイルはその前の北京大会のミドル級覇者だ。この地位に辿り着くまで6年を要したが、これはデビュー3年目にジョージ・グローブス(イギリス)に敗れて遠回りしたためでもある。ここでデゲイルが勝って、メインでもグローブスがカール・フロッチ(イギリス)に勝てば世界戦で雪辱の機会が巡ってくるだけに、どうしても負けられないところだ。次のスター候補としてしっかりと存在感を示しておきたい。19戦18勝(12KO)1敗。

一方のロドリゲスは20戦18勝(10KO)1分1無効試合と、無敗を誇る30歳で、「FLAWLESS(完全無欠)」の異名を持っている。
世界ランカー対決でトーマス・オースズイゼン(南アフリカ共和国)と引き分けるなど地力は十分にある。サウスポーのデゲイルが次のステップを踏むのか、それともロドリゲスが敵地で大仕事をやってのけるのか。

 


Written by ボクシングライター原功



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