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みどころ・試合内容 / 2014年1月6日 放送

みどころ・試合結果

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1月6日放送

[WOWOWライブ] 1月6日(月) よる9:00 [再] 1月12日(日) 午前9:45

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強打を誇る2団体統一王者フロッチが全勝グローブスを迎え撃つ!

WBA・IBF世界S・ミドル級タイトルマッチ

カール・フロッチ

WBA・IBF世界S・ミドル級チャンピオン

カール・フロッチ

(イギリス)

ジョージ・グローブス

WBA世界S・ミドル級2位

ジョージ・グローブス

(イギリス)

>> 試合結果 <<
9R TKO カール・フロッチ の勝利
>> 試合結果 <<
6R TKO アドニス・スティーブンソン の勝利
>> 試合結果 <<
2R KO セルゲイ・コバレフ の勝利
>> 試合結果 <<
3R TKO ベイブト・シュメノフ の勝利
  • みどころ

36歳のコブラ VS 25歳の全勝ホープ
KO決着必至の英国ダービー

ナイジェル・ベン、クリス・ユーバンク、ロビン・リード、ジョー・カルザゲ、リッチー・ウッドホールなど、これまでイギリスは数多くのS・ミドル級王者を輩出してきた。その流れをくんで現在のトップにいるのがカール・フロッチだ。しかし、「コブラ」の異名を持つ2団体王者は36歳。25歳の挑戦者ジョージ・グローブスは「もう彼の時代じゃない」と世代交代を狙う。イギリス伝統のS・ミドル級王座はフロッチが死守するのか、それとも19戦全勝(15KO)の若武者グローブスが後継者となるのか。

フロッチは12年5月、「負ければ引退」と決意して挑んだルシアン・ビュテ(ルーマニア)との試合で5回TKO勝ち、IBF王座で返り咲きを果たした。13年5月には、一度負けているミッケル・ケスラー(デンマーク)にも雪辱、WBA王座を吸収した。
36歳になり、さすがに日の出の勢いというわけにはいかないが、高度安定期にあるといっていいだろう。185センチの長身と191センチの恵まれたリーチを生かした左ジャブを飛ばして牽制し、機を見て右ストレート、左フックに繋げる攻撃パターンは健在だ。アマ96戦(88勝8敗)、プロ33戦(31勝22KO2敗)、合計129戦してダウン経験は09年のジャーメイン・テイラー(アメリカ)戦の一度だけというタフガイでもある。

一方、挑戦者のグローブスはヨーロッパ連合のジュニア選手権で金メダルを獲得するなどアマチュアで活躍後、08年11月にプロ転向を果たした25歳のホープ。実績面ではフロッチに及ばないものの北京五輪金のジェームス・デゲール(イギリス)や元世界L・ヘビー級王者グレン・ジョンソン(ジャマイカ)らに勝っている。13年5月にはフロッチ対ケスラーのアンダーカードで5回TKO勝ち、存在感を示している。身長182センチ、リーチ183センチのバランスのとれた体格で、適度に足をつかいながら飛び込む機会をうかがう右のボクサーファイター型だ。まだまだ成長途上といえるが、右ストレートはフロッチに勝るとも劣らない破壊力を持っている。ただし、12ラウンドを2度経験してはいるが、それ以外は最長でも8ラウンド(1度)、6ラウンドが5度、それ以外は5ラウンド以内の比較的短いラウンドで決着をつけているため、競った状態での長丁場となると疑問符が付きまとう。

この両者はもともと異なるプロモーター傘下にいたが、12年にフロッチ、13年にグローブスがエディ・ハーン・プロモーター率いるマッチルーム・スポーツに移籍してきたため、現在は広い意味の同門といえる。しかし、フロッチがケスラーと対戦する直前にグローブスがケスラーのスパーリング・パートナーを務めるなどしたため犬猿の仲としても知られる。今回の試合を前に両者とも相手を激しく"口撃"している。それがイベントの盛り上げ効果にも繋がり、特にイギリスでの注目度は極めて高いものがある。オッズは7対2でフロッチ有利だが、思いのほか接近しているといえる。

経験値で大きく勝るフロッチが若い挑戦者を中盤以降の勝負に引きずり込み、貫録を示すだろうという見方がある一方、グローブスが思い切った攻撃で36歳の王者を攻略、世代交代を果たすのではないかという期待論もある。ともに右ストレートを得意とするだけに、KO決着は必至といえる。王者が牙城を堅守するのか、それとも下克上が起こるのか。スリリングな試合になりそうだ。

 


Written by ボクシングライター原功



アンドレ・ウォード

アンドレ・ウォード

S・ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:アンドレ・ウォード(アメリカ)
WBA      :カール・フロッチ(イギリス)
WBA暫定   :スタニスラフ・カスタノフ(ウクライナ)
WBC      :サキオ・ビカ(オーストラリア)
IBF       :カール・フロッチ(イギリス)
WBO      :ロバート・スティーグリッツ(ドイツ)

WBAからスーパー王者の認定を受けているアンドレ・ウォード(アメリカ)、WBC王者サキオ・ビカ(オーストラリア)はいるものの、カール・フロッチ(イギリス)、スタニスラフ・カスタノフ(ウクライナ)、ロバート・スティーグリッツ(ドイツ)と、やはり伝統を引き継いでヨーロッパの選手が幅を利かせているクラスといえる。この1年ほど肩の故障を抱えていたウォードの活動が不活発だったこともあり、フロッチ、スティーグリッツの存在感が増したのも事実だ。

ランカー陣では25歳と若いジョージ・グローブス(イギリス)が目を引く。北京五輪金のジェームス・デゲール(イギリス)もそろそろ勝負に出るころだ。元ミドル級王者のフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)も、この階級で落ち着きそうな気配だ。ミッケル・ケスラー(デンマーク)、アルツール・アブラハム(ドイツ)は返り咲きを目指す。


WBC世界L・ヘビー級タイトルマッチ

アドニス・スティーブンソン

WBC世界L・ヘビー級チャンピオン

アドニス・スティーブンソン

(カナダ)

トニー・ベリュー

WBC世界L・ヘビー級1位

トニー・ベリュー

(イギリス)

WBO世界L・ヘビー級タイトルマッチ

セルゲイ・コバレフ

WBO世界L・ヘビー級チャンピオン

セルゲイ・コバレフ

(ロシア)

イスマイル・シラク

WBO世界L・ヘビー級15位

イスマイル・シラク

(ウクライナ)

WBA世界L・ヘビー級タイトルマッチ

ベイブト・シュメノフ

WBA世界L・ヘビー級チャンピオン

ベイブト・シュメノフ

(カザフスタン)

タマス・コバチ

WBA世界L・ヘビー級14位

タマス・コバチ

(スロバキア)

  • みどころ

L・ヘビー級ウォーズ

ヘビー級とミドル級に挟まれたL・ヘビー級は比較的地味なクラスといわれているが、ここにきて急に充実度を増している。今回は、そんなL・ヘビー級の3団体の世界戦を一挙に紹介する。

WBCは36歳の「スーパーマン」、アドニス・スティーブンソン(カナダ)が支配している。24戦22勝(19KO)1敗1分のサウスポーは13年6月にチャド・ドーソン(アメリカ)を初回KOで破って王座を獲得。9月の初防衛戦では前IBF王者タボリス・クラウド(アメリカ)に7回終了TKO勝ちを収めている。遅れてやってきたスター候補といえよう。22戦20勝(12KO)1敗1分の指名挑戦者トニー・ベリュー(31=イギリス)を相手にどんな戦いを見せるのか注目される。

WBO王者セルゲイ・コバレフ(30=ロシア/アメリカ)は215戦のアマチュア・キャリアを持つ右のファイター型で、プロでは23戦22勝(20KO)1分という極めて高いKO率を誇る。13年8月の戴冠試合ではネイサン・クレバリー(イギリス)を一方的に打ちまくって4回でストップしている。「クラッシャー」(破壊者)の異名は伊達ではない。挑戦者のイスマイル・シラク(28=ウクライナ/アメリカ)はアマチュアで318戦302勝16敗の実績を持つ長身のパンチャー型。パワーもあるが自身も耐久力に課題を抱えるタイプだ。中盤までのKO決着が濃厚なカードといえる。

ベイブト・シュメノフ(30=カザフスタン)は12年6月からブランクが続いていたが、13年秋のWBA総会でスーパー王者に昇格。今回は通算5度目の防衛戦となる。戦績は14戦13勝(8KO)1敗。挑戦者のタマス・コバチ(36=スロバキア)は23戦全勝(14KO)という好戦績を残している選手。勝てばスロバキア初の世界王者となる。ともに正攻法のボクシングを身上としているが、すでに6度の世界戦を経験しているシュメノフが総合力で一枚上か。

このクラスには48歳のIBF王者バーナード・ホプキンス(アメリカ)という主がいる。それだけに、他団体の王者たちは存在感を示してホプキンスとの統一戦に前進したいところ。風雲急を告げるL・ヘビー級トップ戦線に要注目だ。

 


Written by ボクシングライター原功