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みどころ・試合内容 / 2013年4月22日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

砂嵐 VS ロシアの重戦車
王者のスピードとパンチの回転力に注目

ブラッドリーは昨年6月、マニー・パッキャオ(フィリピン)に12回判定勝ちを収めて王座を獲得。S・ライト級と併せて2階級制覇を成し遂げた。しかし、物議を醸す判定だったこともあり、決して株が上がったとはいえなかった。もともと総合力の高い選手だけに気の毒な気もするが、ここであらためて実力を見せつければ世間の評価も変わるはずだ。
「デザート・ストーム(砂嵐)」の異名があるように、ブラッドリーのボクシングはスピードとパンチの回転力に支えられている。このクラスにしては身長168センチと小柄だが動きは俊敏で、前後左右に揺さぶりながら圧力をかけ、距離が詰まると左右の連打で襲いかかるスタイルを確立している。一発で夢の国に送り込むほどのパワーがないのがマイナス点だが、回転の速い連打力で補っている。パッキャオのスパーリング・パートナーだったプロボドニコフを撃退することで、パッキャオの影を払拭したいところだ。

挑戦者のプロボドニコフはアマチュアで150戦以上を経験したのち06年12月にプロ転向を果たした29歳。生まれも育ちもロシアだが、プロ23戦のうち12回はアメリカで戦っている。現在は殿堂入りの名匠フレディ・ローチ・トレーナーの指導を受けており、その関係でパッキャオのスパーリング・パートナーに選ばれた経緯がある。ふたりは昨年4月から6月にかけ合計50~60ラウンドほど手合わせしたと伝えられており、ブラッドリー戦に向けてパッキャオは満足のいくトレーニングができたという。
このプロボドニコフは柔道選手のような肉体と猪首の持ち主で、その頑強な肉体を利して積極的にアプローチしてくるタイプといえる。パンチのスピードや切れは平均の域を出ないが、馬力とタフネスは特筆に値する。

6対1のオッズが示すようにブラッドリー有利は揺るがないところといえる。小刻みに立ち位置を変えながら変化に富んだ歯切れのいい攻撃でポイントを重ね、大差の判定勝ちという線が最も可能性が高そうだ。その一方で、パッキャオ戦の不評を気にするブラッドリーがあえて打撃戦を仕掛ける可能性もある。リスクをともなう策だが、名誉回復のために危険な賭けに出ることも十分にありそうだ。そうなると展開も結果も分からなくなる。

 


Written by ボクシングライター原功



ティモシー・ブラッドリー

ティモシー・ブラッドリー

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA:ポール・マリナッジ(アメリカ)
WBA 暫定:ディエゴ・チャベス(アルゼンチン)
WBC:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
WBC 暫定:ロバート・ゲレロ(アメリカ)
IBF:デボン・アレキサンダー(アメリカ)
WBO:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)

5月4日にフロイド・メイウェザー(アメリカ)対ロバート・ゲレロ(アメリカ)のWBC内の統一戦を控えており、この結果で勢力図が大きく動く可能性がある。
また、WBA王者ポール・マリナッジ(アメリカ)は6月に2階級下からの参入を狙うエイドリアン・ブローナー(アメリカ)の挑戦を受けることになっている。さらにIBF王者デボン・アレキサンダー(アメリカ)も5月に指名挑戦者ケル・ブルック(イギリス)と戦うことになっている。今回のティモシー・ブラッドリー(アメリカ)対ルスラン・プロボドニコフ(ロシア)戦と併せ、ここ数ヵ月でウェルター級トップ戦線は大きく変動するかもしれない。巻き返しを狙う前王者マニー・パッキャオ(フィリピン)、WBOの指名挑戦権を手にした倒し屋キース・サーマン(アメリカ)、2階級制覇に照準を合わせるマルコス・マイダナ(アルゼンチン)と、タレントが豊かなクラスといえる。


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