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みどころ・試合内容 / 2012年6月4日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

11連続KO中の正王者 VS 戦術に長けた休養王者
オッズは9対4でゴンサレス有利

ゴンサレスが保持するWBCのフェザー級王座は日本と深い関わりがある。遡ること3年、場所は東京・後楽園ホール。当時、このベルトの保持者だった粟生隆寛(帝拳)に指名挑戦者として挑んだのがロハスだった。結果はロハスの判定勝ち。10年2月、ロハスは元王者グティ・エスパダス・ジュニア(メキシコ)を判定で下して初防衛に成功したが、以後はケガのために1年7ヵ月ものブランクをつくってしまう。

この間、WBCはロハスを休養王者として遇し、新たに長谷川穂積(真正)対ファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)というカードで王座決定戦を行った。判定勝ちの長谷川が2階級制覇を成し遂げたことは記憶に新しいところであろう。その長谷川が初防衛戦で対峙したのが指名挑戦者だったゴンサレスである。神戸で行われた試合の結果はゴンサレスの4回TKO勝ち。11年4月のことである。

こうした経緯で正王者ゴンサレス、休養王者ロハスの並立という現状があるわけだ。今回の王座統一戦は奇しくも日本から王座を奪い去った者同士の一戦ということになる。近い将来に3階級制覇を狙うというゴンサレスが粟生のWBC世界S・フェザー級王座に興味を持っていること、今年4月に再起を果たした長谷川が王座奪還を狙っていることなどを考えると、日本のファンも勝負の行方が気になるはずだ。

ゴンサレスは178戦164勝14敗のアマチュア戦績を残してプロ転向。13年のプロ生活では、ここまで58戦51勝(45KO)7敗というレコードを記している。特筆すべきはKO率の高さであろう。なんと77パーセントを超える数字をマークしているのだ。しかもフェザー級転向後は11連続KOと手のつけられない強さを発揮している。体重苦から解放されたことと名匠ナチョ・ベリスタイン・トレーナーと組んだことで才能が大きく開花した感がある。以前は左に頼る極端な攻撃ボクシングだったが、ベリスタイン・トレーナーと組んでからは右の使い方や防御が巧みになった。

対する休養王者ロハスは、2001年のアマチュア世界選手権バンタム級で銅メダルを獲得した実績を持つアマエリートとして知られる。同じ年のパンナム大会ではファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ=前WBO世界フェザー級王者)にもポイント勝ちを収めている。

アマチュア戦績は208戦205勝3敗。驚異的な勝率である。

04年にプロ転向後は8年で24戦23勝(14KO)1敗と試合数は少ないが、それだけに大きな可能性を残しているともいえる。パンチにも体の動きにもスピードがあり、機を見て打ち合うときもあれば危険を察知してアウトボクシングに徹することもある。戦況に応じて戦う器用さと見極めの確かさがある選手といえる。

左を軸にしたゴンサレスの強打、スピードを生かしたロハスの俊敏でテクニカルなボクシングといった構図になるが、近況は前者有利を告げている。オッズも9対4でゴンサレスを支持している。

攻撃力で勝るゴンサレス有利は当然としても、KOを狙って力んで空回りするようだと戦術に長けたロハスに付け込まれる可能性もある。

 



Written by ボクシングライター原功

オルランド・サリド

オルランド・サリド

フェザー級トップ戦線の現状

WBAスーパー:クリス・ジョン(インドネシア)
WBA:セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)
WBC:ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)
WBC休養:エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)
IBF:ビリー・ディブ(オーストラリア)
WBO:オルランド・サリド(メキシコ)

なかなかホットな階級といえる。実績や総合力ではディブがやや劣るものの、他の4王者はほぼ横一線といっていいだろう。実績で群を抜くV15王者クリス・ジョン(インドネシア)はファン・マヌエル・マルケス(メキシコ=現WBO世界S・ライト級暫定王者)にも勝ったことがある実力者。WBAのレギュラー王者セレスティーノ・カバジェロ(パナマ)は2階級制覇の長身強打者で、昨年大晦日に細野悟(大橋)を一蹴、技術面でも長けていることを示した。WBO王者オルランド・サリド(メキシコ)はファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)をTKOで連破した叩き上げのファイター。タフで底力がある。
そんななかで行われるゴンサレス対ロハスのWBC王座統一戦。どちらが勝ち抜いて最前線に留まるのか。特にゴンサレスに対してはサリドが対戦を呼びかけているだけに、今後を占ううえでも注目度の高い一戦といえる。
ランカー陣では28戦全勝(24KO)のWBA世界1位ミゲール・ガルシア(アメリカ)に注目が集まる。7月下旬にカバジェロへの挑戦が内定しており、こちらもサバイバル戦となる。また「次は世界戦」と断言している長谷川穂積(真正)の動向も気になるところだ。


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