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みどころ・試合内容 / 2012年1月15日放送

みどころ・試合結果

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1月15日放送

[WOWOWライブ]1月15日(日) よる7:00  [再]1月16日(月) 深夜1:00

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王者マレスvs前王者アグベコ、ダイレクトリマッチ!

IBF世界バンタム級タイトルマッチ

IBF世界バンタム級チャンピオン

アブネル・マレス

(メキシコ)

前IBF世界バンタム級チャンピオン

ジョセフ・アグベコ

(ガーナ)

  • みどころ

因縁のダイレクトリマッチ
無敗のエリート王者 VS ガーナのキングコング

両者は11年8月、ラスベガスのハードロック・ホテル&カジノで対戦。挑戦者だったマレスが115対111(二者)、113対113のマジョリティ・デシジョン(2-0)でアグベコからベルトを奪っている。しかし、採点が小差だったことに加えマレスの再三のローブローをレフェリーが看過し、あげく11回には明らかな低打によって膝をついたアグベコからカウントをとるなど、問題の多い試合だった。試合内容をチェックしたIBFが両者に直接の再戦を命じたのは当然といえよう。

手放しでは喜べない内容ながら戴冠を果たしたマレスは26歳の右ボクサーファイター。11人きょうだいのひとりとしてメキシコで生まれたが、現在はアメリカのカリフォルニア州に住んでいる。7歳のときに兄に連れられて行ったジムでボクシングを始め、元プロボクサーの父の指導で腕を上げていった。アマチュア戦績は120戦112勝8敗。特筆すべきはKO、RSCが84もあることだ。18歳のときにはアテネ・オリンピックにも出場している(1回戦敗退)。このほか02年の中米カリブ大会では金、03年のパンナム大会では決勝でギジェルモ・リゴンドー(キューバ=現WBA暫定世界S・バンタム級王者)に17対7のポイント負けを喫したものの銀メダルを獲得している。

ゴールデン・ボーイ・プロモーションズと契約してプロ転向を果たしたのは05年1月のこと。以来、23戦22勝(13KO)1分の無敗レコードを誇る。勝てなかったのは10年5月のヨニー・ペレス(コロンビア)戦だけだ。スピードとパワーをバランスよく兼ね備えたタイプで、近い将来の軽量級スター候補と目されている。

初戦と立場を変えてリングに上がるアグベコはガーナ生まれの31歳。アマチュアを経て98年12月にプロ転向を果たした14年選手だ。すでに2度の戴冠実績を持つ実力者で、今回が7度目の世界戦となる。こちらもテクニックと強打を併せ持っており、加えてタフネスにも定評がある。さらにガーナ、アメリカをはじめトーゴ、セネガル、ナイジェリア、イギリス、ドイツなど10ヵ国で試合をするなど高い経験値を持っている。

実力拮抗の両者による短期間での再戦だが、興味深いのは初戦の賭け率が11対4でマレス有利だったのに対し、今回もマレス有利ながら7対5と接近している点である。アグベコは初戦で敗れはしたが、同情を集めただけでなく評価も上げたということだろう。

今回も接戦が予想されるが、マレスのスピードにわずかなアドバンテージがありそうだ。アグベコが序盤からプレッシャーをかける展開に持ち込み、マレスの動きを封じることができれば3度目の戴冠が見えてくる。


Written by ボクシングライター原功

WBA世界バンタム級タイトルマッチ

WBA世界バンタム級チャンピオン

アンセルモ・モレノ

(パナマ)

元2階級制覇チャンピオン

ビック・ダルチニャン

(アルメニア)

  • みどころ

冷静沈着な技巧派王者 VS ファイティング・マシーン
賭け率は5対2でダルチニャン有利

モレノ、ダルチニャンともサウスポーだが、戦闘スタイルは対照的だ。
「EL FANTASMA」「CHEMITO」――幽霊と称されるモレノは軽量級屈指のテクニシャンとして知られる。足と右ジャブで距離を保ち、相手の持ち味を封じてポイントを積み重ねるタイプで、33戦31勝(11KO)1敗1分の戦績が示すとおり派手さはないが堅実だ。技巧派の多いパナマらしい選手といえるかもしれない。ちなみにモレノの義父(ロウズ夫人の父)は元世界ライト級王者イスマエル・ラグナ(パナマ)である。

戦闘スタイルは「幽霊」そのもののモレノだが、過去9度の世界戦のうち5度は相手国に乗り込んでの試合で、さらに8度の防衛のうち、のべ5人は元世界王者が相手だった。なかなか逞しいチャンピオンなのである。

対するダルチニャンは世界的に知名度の高い元フライ級、S・フライ級の2階級制覇王者で、今回の試合には3階級制覇がかかっている。ダルチニャンは国情不安定な時期に西アジアのアルメニア共和国に生まれ、アマチュア時代に一時期はロシアに活動拠点を置いたこともある。2000年のシドニー・オリンピックにも出場したが2回戦で敗退。しかし、ここでシドニー在住のビジネスマン、ヘンリー・ハコビアンの目にとまり、オーストラリアに移住してプロ転向を果たしている。ちなみにアマチュア戦績は176戦158勝(105KO、RSC)18敗という見事なもの。

プロではフライ級で6度防衛(5KO)、S・フライ級では3団体統一チャンピオンになっている。実績面ではモレノを上回っているといえよう。「レイジング・ブル」(怒れる猛牛)の異名があるように、やや変則的な間合いから強打を叩きつける強引な戦闘スタイルを持っており、41戦37勝(27KO)3敗1分と高いKO率を誇る。しかし、10年以降の5戦(4勝1敗)はすべて判定決着と、やや生彩を欠いている。

賭け率は5対2でダルチニャン有利と出ているように、挑戦者が強引に距離を詰め強打を叩き込む展開に持ち込めば試合は終盤を待たずに終わる可能性がある。その一方で、モレノが足と右ジャブを多用してダルチニャンの強打を空転させる可能性も十分にある。どちらが先に主導権を握るのか、まずは序盤に注目したい。


Written by ボクシングライター原功

山中慎介

山中慎介

バンタム級トップ戦線の現状

WBAスーパー:アンセルモ・モレノ(パナマ)
WBA:亀田興毅(亀田)
WBA暫定:ウーゴ・ルイス(メキシコ)
WBC:山中慎介(帝拳)
IBF:アブネル・マレス(メキシコ)
WBO:ホルへ・アルセ(メキシコ)

このクラスで絶対的な存在だったノニト・ドネア(フィリピン)がWBCとWBO王座を返上したことで、再び混戦模様となっている。実績と総合力でWBAのスーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)が一歩リードし、俊英アブネル・マレス(メキシコ)が急追するなか、5階級制覇を果たしたホルへ・アルセ(メキシコ)も並走といったところか。

クリスチャン・エスキベル(メキシコ)とのダウン応酬の激闘を制した山中は、今後の活躍しだいではこのクラスの核になる可能性を秘めている。

興味深いのは、今回登場のモレノ、マレス、それにビック・ダルチニャン(アルメニア)、さらにアルセがドネアを追い求めてS・バンタム級に上げるプランを持っていることであろう。その前に誰がバンタム級で最強なのか、はっきりと決めてほしいところだ。その点で今回の2カードは大きな意味を持っているといえよう。

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