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みどころ・試合内容 / 2012年2月26日放送

みどころ・試合結果

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2月26日放送

[WOWOWライブ]2月26日(日) よる7:00    [再]2月27日(月) よる9:00  
[WOWOWプライム][再]3月8日(木) 午後2:00

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スーパー・バンタム級ウォーズ! WBA王座統一戦!

WBA世界S・バンタム級王座統一戦

WBA世界S・バンタム級チャンピオン

リコ・ラモス

(アメリカ)

WBA暫定世界S・バンタム級チャンピオン

ギジェルモ・リゴンドー

(キューバ)

  • みどころ

24歳の全勝王者 VS 五輪連覇の天才
リゴンドーにサウスポーのアドバンテージ

スター選手が揃い、世界的な注目度も高いS・バンタム級のWBA頂上決戦。正規王者ラモスと暫定王者リゴンドーの全勝同士対決は単にWBAの頂点を決めるだけでなく、このクラスの今後を占う意味でも興味深い試合といえる。
ラモスは8歳でボクシングを始め、07年に全米選手権準優勝、パンナム大会優勝といった実績を残したが、北京オリンピックではアメリカ代表チームの補欠の座に甘んじた。その悔しさをバネにしたのか08年3月にプロ転向後は20戦全勝(11KO)の快進撃を続けている。エリベルト・ルイス(メキシコ)、アレハンドロ・バルデス(メキシコ)ら世界挑戦経験者に連勝して1位に上昇。昨年7月、下田昭文(帝拳)を左フック一発で7回逆転KOに破って世界王座を獲得している。高い運動能力を感じさせるスピーディーな右ボクサーファイター型で、チャンピオンでありながら多くの可能性を残した成長途上の選手でもある。下田戦ではスピードのあるサウスポーに対応が遅れがちだったが、7回にタイミングを見切ったワンパンチで精算している。その苦戦を糧に左対策を講じ、しっかりと矯正されているかどうか。同じサウスポーのリゴンドーが相手だけに、真価が問われる一戦といえる。
暫定チャンピオンのリゴンドーはプロでは8戦(全勝6KO)のキャリアしか持っていないが、アマチュア時代には2000年のシドニー、2004年のアテネでオリンピック連覇を成し遂げているスーパーエリートだ。世界選手権やワールドカップでも優勝するなど、アマチュアでの実績は枚挙にいとまがない。アマ戦績は243勝4敗とも374勝12敗とも、はたまた400戦以上して12敗とも言われている。
リゴンドーがいかに特別な存在だったかは、あのユリオルキス・ガンボア(キューバ)がキューバの国家代表だったころ、リゴンドーがいたバンタム級を避けてフライ級から一気にフェザー級に上げたことでも分かるだろう。最近になってガンボアと袂を分かち、新たにリゴンドーのチームに加わったイスマエル・サラス・トレーナーも「フェリックス・サボン(五輪3連覇)、ガンボアもリゴ(リゴンドーの愛称)には及ばない。キューバの歴代最強といってもいい選手」と最大級の評価をしているほどだ。
07年に亡命に失敗したあと09年2月に盟友エリスランディ・ララ(現S・ウェルター級世界ランカー)とメキシコ経由でアメリカに亡命。ドイツに拠点を置くアーメト・オナー・プロモーターと契約して09年5月にプロ転向を果たした。
サウスポーのボクサーファイター型で、スピードもパンチ力も傑出している。特にボディに突き刺す左ストレート、アッパーは強烈だ。華やかさに欠けるためいまだに十分な評価を得られていないが、恐ろしいまでのポテンシャルを持った選手といえる。不安があるとすれば長丁場になった場合のスタミナ配分や31歳という年齢ぐらいだろう。
プロモートの都合で2度の延期を経て実現することになったカードだが、賭け率は7対4、5対2、11対4と試合が近づくにつれてリゴンドー有利のまま差が開いている。暫定王者のスピードや強打がラモスを凌駕していると見られているのだ。リゴンドーがスピードで圧倒し、中盤あたりでタイムリーな左を決めてKO勝ちという結末が順当なところか。
ラモスがそんな下馬評を覆すためには序盤で主導権を掌握することが必須であろう。忙しく前後左右に動いて揺さぶりをかけることができれば面白い展開になるかもしれない。

 


Written by ボクシングライター原功

西岡利晃

西岡利晃

S・バンタム級トップ戦線の現状

WBA:リコ・ラモス(アメリカ)
WBA暫定:ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)
WBC:西岡利晃(帝拳)
IBF:タカラニ・ヌドゥロブ(南アフリカ)
WBO:ノニト・ドネア(フィリピン)

122ポンド(約55.3キロ)をリミットとするS・バンタム級は現在、最もホットな階級のひとつといえる。主役は7度防衛中のWBC王者、西岡利晃(帝拳)と、4階級制覇のWBO王者ノニト・ドネア(フィリピン)だ。
今回のラモス対リゴンドーはその2強に次ぐ存在を決める戦いともいえる。実力はともかくとして、ふたりともまだ十分な知名度を持っているとはいえず、よってここはアピール度の高い勝ち方が求められるところだ。内容と結果によっては2強に割って入る可能性も十分といえる。 こうしたトップたちを5階級制覇のWBOバンタム級王者ホルへ・アルセ(メキシコ)、IBFのバンタム級王座を返上したばかりのアブネル・マレス(メキシコ)らが追う展開となっている。
ランカー陣では、元王者の下田昭文(帝拳)にもうひと暴れを期待したい。また、かつて日本で活躍したアレクサンデル・バクティン(ロシア)は自国に戻ってからも勝利を重ねて全勝をキープ、挑戦の機会を狙っている。3階級制覇王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)を破ったビクトル・テラサス(メキシコ)も不気味な存在だ。