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みどころ・試合内容 / 2012年4月30日放送

みどころ・試合結果

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  • みどころ

元2階級制覇王者の再起&前哨戦
相手は21勝19KOの危険なメキシカン

フェザー級、S・フェザー級に続きライト級でも戴冠を狙うリナレスにとっては、極めて大事な一戦といえる。昨年10月、リナレスはWBC世界ライト級王座決定戦に臨んだが、10回まで大量リードを奪いながら負傷の影響もありアントニオ・デマルコ(メキシコ)に11回逆転TKO負け。掴みかけたベルトを逃してしまった。懐の深いサウスポーを攻めあぐねていた印象はあったものの、スピードと技術力の差が明白だっただけに惜しまれる。

こうした内容が重視されたのだろう、その2ヵ月後に開催されたWBC総会ではデマルコに対する最優先挑戦者としてリナレスが指名を受けている。ただし、このトンプソン戦をクリアすることが大前提となっていることはいうまでもない。

リナレスは33戦31勝(20KO)2敗の26歳。デビューから10年を迎え、いよいよ円熟期に入ろうかという年齢になった。スピードと軽快なステップに加え、右ストレートを中心としたパンチは切れもある。唯一の不安は耐久面である。

対するトンプソンはWBC世界S・フェザー級16位にランクされる連打型の強打者。リナレスに比べると実績面では遠く及ばないが、それでもWBCのスペイン語圏王座や中米カリブ王座などを獲得している。23戦21勝(19KO)2敗という戦績が示すとおり、強打が売りの選手だ。現WBO世界ライト級2位のアリシャー・ラヒモフ(ウズベキスタン)には2対1の12回判定負けを喫しているが、以降の7戦は全勝(6KO)、しかも目下5連続KOと乗っている。決して器用なタイプではないが、積極的にアプローチしていって連打を見舞うタイプで、その攻撃は執拗だ。

リナレスが本来の力を発揮すれば大きな問題はないものと思われるが、再起戦という精神的負担が少々気になるところではある。さらにトンプソンが地元カンクンの選手であるという点も無視できない。現有戦力以上のものを出す可能性があるからだ。勝てば7月にデマルコとの再戦が待っているリナレスだが、リスクを小さく抑えるためにも慎重な試合運びが求められる。

 



Written by ボクシングライター原功

ミゲール・バスケス

ミゲール・バスケス

ライト級トップ戦線の現状

WBA:空位
WBA暫定:リチャード・アブリル(キューバ)
WBC:アントニオ・デマルコ(メキシコ)
IBF:ミゲール・バスケス(メキシコ)
WBO:リッキー・バーンズ(イギリス)

1年前はファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)、ウンベルト・ソト(メキシコ)、ロバート・ゲレロ(アメリカ)、ブランドン・リオス(アメリカ)らがトップ戦線を占めていたが、前三者は上のクラスに転向し、リオスは昨年12月の防衛戦で体重超過の失敗をやらかして無冠に戻っている。
そんななか長身の技巧派ミゲール・バスケス(メキシコ)が安定政権を誇っているが、ほかの2王者アントニオ・デマルコ(メキシコ)とリッキー・バーンズ(イギリス)はまだ評価を定める段階には至っていない。やはりホルへ・リナレス(帝拳)がベルトを締めて階級をリードして盛り上げる役を担うべきところであろう。
台頭組ではフェザー級から転向のユリオルキス・ガンボア(キューバ)、WBO3位のシャリフ・ボゲール(ウガンダ)、トップランク社期待の新鋭メルシト・へスタ(フィリピン)らに注目したい。


  • みどころ

タスマニアの英雄 VS ガーナ出身の強打者
王者の凱旋防衛が濃厚

もともとは挑戦者アダマの出身地ガーナの首都アクラで行われる計画だったカードだが、紆余曲折を経て一転して王者ギールの地元でのイベント開催に落ち着いた。

エキサイトマッチ初登場となるギールは、2000年シドニー五輪に出場(ウェルター級)した経験を持つ31歳。04年にプロ転向を果たしてからは27戦26勝(15KO)1敗の戦績を残している。比較的ガードを高く置いた構えから接近を図り、執拗な連打で追い込む好戦的な右ボクサーファイターだ。初防衛戦に続いて生まれ故郷タスマニアでの試合となる。王座を守ると8月にはIBF王者との統一戦が計画されているだけに、大事なV2戦となる。

挑戦者のアダマはアフリカのガーナ出身で、2年前からアメリカのフロリダを主戦場にしている31歳。ガーナの国内王座やアフリカ王座を獲得するなど実績を残し、昨年10月には元世界王者ローマン・カルマジン(ロシア)にも9回TKO勝ち。今回はIBF1位としてギールに挑む。戦績は22戦20勝(15KO)2敗。

地元での防衛戦に加え近い将来に大舞台が待っているギールは、心身ともに充実期にあるものと思われる。声援を背に序盤から攻勢に出て、そのまま攻めきってしまう可能性が高そうだ。

 



Written by ボクシングライター原功

  • みどころ

豪州のKID VS メキシコの強打者
ディブのワンツーに注目

中東レバノン出身の両親のもとオーストラリアのシドニーで生まれたディブは、12歳でボクシングを始めた。オートバイ事故でアテネ五輪を棒に振ったものの、アマチュアでは113戦98勝15敗という戦績を残している。元世界王者ナジーム・ハメド(イギリス)の指導を仰いだり、両親の故国レバノンか五輪チーム入りを打診されたりと、その活躍と存在感はひと際目立つものだったようだ。

プロ転向後もシェーン・モズリー(アメリカ)との縁がもとで彼の父親ジャック・モズリーに師事したことがあるなど、なかなかユニークな経歴の持ち主でもある。

実力の方も確かで、ここまで35戦33勝(20KO)1敗1無効試合という立派なレコードを誇る。敗北は08年にスティーブン・ルエバノ(アメリカ)の持つWBO世界フェザー級タイトルに挑戦して判定負けしたもので、無効試合はダウン後の相手にパンチを浴びせてトラブルに発展したものだ。

現在保持するIBF王座は昨年7月、決定戦を制して獲得。今回が2度目の防衛戦となる。気性の激しさを前面に出した右のボクサーファイター型で、戦闘スタイルは好戦的だ。

挑戦者のエスコベドは35戦32勝(23KO)3敗の28歳。メキシコの出身だが、現在はアメリカのテキサス州に居を構えている。こちらは07年にダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)の持つWBO世界S・バンタム級王座に挑んで判定負けを喫して以来、2度目の頂点アタックとなる。

ワンツーで切り込んでいくディブの攻撃力が勝ると思われるが、エスコベド陣営には名匠ナチョ・ベリスタイン・トレーナーが控えており、その存在が不気味感を漂わせる。

 



Written by ボクシングライター原功

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