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みどころ・試合内容 / 2012年4月2日放送

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4月2日放送

[WOWOWライブ] 4月2日(月) よる9:00 [WOWOWプライム] [再] 4月7日(土) 午前7:00
[WOWOWライブ] [再] 5月19日(土) 深夜2:00

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ミドル級最強“驚異の男”マルチネスが登場!

ミドル級12回戦

セルヒオ・マルチネス

元2階級制覇チャンピオン

セルヒオ・マルチネス

(アルゼンチン)

マシュー・マックリン

WBC世界ミドル級1位

マシュー・マックリン

(イギリス)

  • みどころ

南米の「驚異の男」 VS 英国の「ナイフ」
挑戦者が先手を取れば番狂わせの可能性も

6階級制覇のマニー・パッキャオ(フィリピン)や5階級制覇のフロイド・メイウェザー(アメリカ)、ヘビー級のビタリ&ウラディミールのクリチコ兄弟(ウクライナ)、4階級制覇のノニト・ドネア(フィリピン)らとともに、マルチネスはパウンド・フォー・パウンド上位の常連といえる。ミドル級では圧倒的な実績と存在感を示しながらスーパーファイトに恵まれないが、それは強すぎるゆえの不運ともいわれている。

マルチネスは97年にプロデビュー後、02年から07年にかけてホームをスペインに移したことがあった。その後、アメリカにホームを変えてルー・ディベラ・プロモーターと契約。初めて世界戦の機会に恵まれたのは08年10月、33歳になってからのことだった。WBC暫定世界S・ウェルター級タイトルを獲得すると、10年4月にはケリー・パブリック(アメリカ)を下してWBC・WBO世界ミドル級タイトルも掌中に収めた。初防衛戦でポール・ウィリアムス(アメリカ)を衝撃的な2回KOに屠った試合は、世界中のボクシングファンを震撼させたものだ。あまりの強さにWBCが“ダイヤモンド・チャンピオン"の称号を与えて特別扱いしたのも頷けるというものだ。

とにかく直近5試合の相手(ウィリアムス=2度、パブリック、セルゲイ・ジンジルク、ダーレン・バーカー)の合計戦績が、なんと175戦172勝3敗というのだから恐れ入る。マルチネスがどれほどの強豪と手合わせしてきたのかがうかがい知れる。しかも、ここ3戦は2回、8回、11回と3連続KO(TKO)で試合を終わらせているのだ。まさに「マラビジャ」=驚異の男である。

身長178センチ、リーチ191センチとミドル級では平均的な数字だが、普段の体重は90キロ近くもある。2~3ヵ月でミドル級リミットの160ポンド(約72.5キロ)まで削ったあと、一晩で約80キロ超まで戻すといわれているのだから、この点も驚異といえる。「パッキャオやメイウェザーと戦えるのならば150ポンド(約68.0キロ)まで落とす」と本人は言うが、相手陣営と妥協点を見つけ出すことができずにいる。

挑戦者のマックリンは31戦28勝(19KO)3敗の戦績を誇る29歳。大学では法律を学んだという文武両道の選手で、自国では人気もある。マルチネスと同じサウスポーだが、チャンピオンよりも好戦的なタイプといえる。

ヨーロッパ・タイトルを獲得後、昨年6月にはフェリックス・シュトルム(ドイツ)の持つWBAのスーパー王座に挑戦。手数で勝りながらも正確さを欠き、それが響いて2対1の僅差判定で涙をのんだ。再起戦でマルチネスに挑むあたりにも、「ナイフ」と呼ばれる男の自信と気概が見てとれる。

しかし、予想となるとマルチネス有利は動かしがたい。9対1の賭け率が示すように、スピードとパンチ力を生かした機動力のあるボクシングで圧倒するだろうというのが一般的な見方だ。マックリンが番狂わせを起こすには、まず先手を取ることが必須条件といえる。忙しく動いて手数で押し込み、マルチネスに十分な間合いを与えなければ勝機は広がりそうだ。前戦で後手に回るシーンも見られたマルチネスだけに、マックリンにも付け入るスキはありそうだ。

 



Written by ボクシングライター原功

フリオ・セサール・チャベス・ジュニア

フリオ・セサール・チャベス・ジュニア

ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:フェリックス・シュトルム(ドイツ)
WBA:ゲナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBCダイヤモンド:セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)
WBC:フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)
IBF:ダニエル・ゲール(オーストラリア)
WBO:ディミトリー・ピログ(ロシア)

フェリックス・シュトルム(ドイツ)とセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)が特別の地位にいるが、世界的な評価は後者が大きく勝っている。別次元の高みにおり、孤高のチャンピオンといってもいいかもしれない。
全勝のゲナディ・ゴロフキン(カザフスタン)、ディミトリー・ピログ(ロシア)の旧ソ連コンビの進撃も注目の的だが、まだ本当のテストマッチは済んでいない。強豪との対戦が待たれる。
2月にマルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)の挑戦を退けたフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)は、一戦ごとに世界レベルでの実績を加え、評価を上げつつある。WBCからはマルチネスとの対戦を強制されているが、両者の年齢的なものを考えると先延ばしにすればするほどチャベスにプラスに作用するはずだ。リング外の駆け引きも見ものだ。
ランカー陣ではマシュー・マックリン(イギリス)のほか、好戦派のサウスポー、アンディ・リー(アイルランド)、前WBC王者セバスチャン・ズビック(ドイツ)らが出番を待っている。快進撃を続けるピーター・クイリン(アメリカ)も楽しみな存在といえる。