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みどころ・試合内容 / 2011年10月30日放送

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10月30日放送

[WOWOWライブ]10月30日(日) よる7:00 / 10月31日(月) よる9:00

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強打者ベルト、注目の再起戦!

IBF世界ウェルター級タイトルマッチ

ヤン・ザベック

IBF世界ウェルター級チャンピオン

ヤン・ザベック

(スロベニア)

アンドレ・ベルト

元WBC世界ウェルター級チャンピオン

アンドレ・ベルト

(アメリカ)

  • みどころ

スロベニアの英雄 VS 強打の元WBC王者
群雄割拠のW級トップ戦線に踏みとどまるのは――

フロイド・メイウェザー(アメリカ)、マニー・パッキャオ(フィリピン)が頂点に君臨するウェルター級戦線。両者の直接対決も噂される激戦のクラスだが、さらなる盛り上がりのためにはこのふたりを脅かす存在も必要とされる。その筆頭格としてアンドレ・ベルト(アメリカ)の名前を挙げることができよう。
両親がカリブのハイチ出身という27歳のベルトは、アマチュア時代にその恩恵を受けている。アテネ五輪のアメリカの国内予選で敗退したベルトは、両親の出身地ハイチの代表として大舞台を踏んだのだ。緒戦でフランス代表に惜敗したものの、ベルトを語る際には欠かせないストーリーとして記されている。プロ転向は04年12月のこと。4年後には周囲の期待どおり無敗のままWBC世界ウェルター級タイトルを獲得した。防衛も3年間に5度を数えたが、今年4月、下のクラスから参入してきたビクター・オルティス(アメリカ)に敗れ、無冠に戻ってしまった。このオルティス戦は「年間最高試合」の声も出るほどの激闘で、双方が2度ずつカウントを聞くという壮絶さだった。思わぬかたちで急停止を強いられたベルトだが、すぐに名誉もタイトルも奪回するチャンスを得たことになる。
ベルトはスピードに乗った波状攻撃を得意とする右のボクサーファイター型。一撃で仕留めるパワーもあるが、どちらかといえばパンチの回転力で勝負するタイプといえる。
そんなベルトの挑戦を受けるIBF王者ヤン・ザベックは、イタリアやオーストリアなどと隣接するスロベニアの出身で、現在はドイツに活動拠点を置いている35歳。国内王座を7度獲得するなどアマチュアで205戦(171勝15敗19分)を経験後、03年3月にプロデビューを果たしている。数々の地域タイトルをコレクションしたのち、09年12月にIBF世界ウェルター級タイトルを手に入れている。33戦31勝(18KO)1敗1無判定というみごとなレコードの持ち主で、今回が4度目の防衛戦となる。
ヨーロッパのアマチュア出身者らしく堅固なガードを誇り、足を使って出入りしながらワンツーで攻め込むことが多い。接近してからはフックにアッパーを交えた攻撃を仕掛けてくる。傑出したものがないかわりにマイナス面も少ない選手で、大崩れすることのないタイプといえる。
ザベックがアメリカ初登場ということもあり、知名度の差が出て下馬評は5対1でベルト有利と出ている。その予想どおりスピードとパワーを生かしてベルトが押し切ってしまう可能性が高いとは思うが、ザベックの正統的な攻撃も捨てがたいものがある。オルティス戦で被った心身のダメージや疲労がベルトに残っているようだと、思わぬ展開になる可能性もありそうだ。まずは、両者の序盤の戦いぶりに注目したい。


Written by ボクシングライター原功

マニー・パッキャオ

マニー・パッキャオ

ウェルター級トップ戦線の現状

WBA:ビアチャセラフ・センチェンコ(ウクライナ)
WBA暫定:イスマエル・マスーディ(フランス)
WBC:フロイド・メイウェザー(アメリカ)
IBF:ヤン・ザベック(スロベニア)
WBO:マニー・パッキャオ(フィリピン)

フロイド・メイウェザー(アメリカ)とマニー・パッキャオ(フィリピン)のふたりがトップを並走している状態といえる。実績や現有戦力など、この両者は互角といっていいだろう。パッキャオが11月12日(日本時間13日)にファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)との第3戦を控えているが、ファンの多くはメイウェザー対パッキャオの頂上決戦を期待している。
ランカーでは全勝の強打者マイク・ジョーンズ(アメリカ)が目を引く。次代のスター候補だけに、順調に成長を続けてほしいものだ。同じく無敗の攻撃型、マイク・アルバラード(アメリカ)も不気味な存在だ。下のクラスから参入してきたデボン・アレキサンダー(アメリカ)もゴールデン・ボーイ・プロモーションズに移籍し、今後は大きなチャンスに恵まれそうだ。