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みどころ・試合内容 / 2011年11月6日放送

みどころ・試合結果

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11月6日放送

[WOWOWライブ]11月6日(日) 午後5:00 / 11月7日(月) よる9:00  [WOWOWプライム]11月10日(木) 午後2:00

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“驚異の男”マルチネス、全勝バーカーを迎え撃つ!

ミドル級12回戦

元2階級制覇チャンピオン

セルヒオ・マルチネス

(アルゼンチン)

WBC・IBF世界ミドル級3位

ダーレン・バーカー

(イギリス)

  • みどころ

強打と技巧の「驚異の男」 VS 23戦全勝の欧州の雄
充実のマルチネスに死角なし?

体重の壁がないと想定した場合のボクサーの最強度、つまりボクサーの偏差値ともいえる"パウンド・フォー・パウンド"(PFP)で必ず上位にランクされるマルチネスは現在、WBCから「ダイヤモンド・チャンピオン」という称号を授かっている。特別な存在であることの証といっていいだろう。そのマルチネスが、23戦全勝(14KO)と勢いのある欧州の雄バーカーを迎え撃つ。緊迫した好試合が期待できそうだ。 マルチネスはアマチュアを経て97年にプロデビュー。3年後、初のアメリカ遠征で後の世界王者アントニオ・マルガリート(メキシコ)に7回TKO負けを喫したが、敗北は09年のポール・ウィリアムス(アメリカ)戦と合わせてもわずか2度だけだ。マネージメントの問題なのか実力の割に出世が遅れ、一時はスペインやイギリスを拠点に活動していたこともある。32歳からホーム・リングをアメリカに移し、住居もカリフォルニア州オックスナードに構えている。08年10月にWBCのS・ウェルター級タイトル(暫定⇒正規)を獲得。10年4月にWBCとWBOのミドル級タイトルを獲得しているが、これらを含めても世界戦は4度と意外に少ない。にもかかわらずWBCが特別扱いするのは、このサウスポーが傑出した力量の持ち主であるからにほかならない。
マルチネスは両腕をルーズに構えたサウスポー・スタイルから右ジャブ、左ストレート、フックを矢継ぎ早に繰り出すことが多い。ボクサーファイター型のカテゴリーに入るが、独創的な動きを含め攻防の幅は広い。このところケリー・パブリック(アメリカ)に判定勝ち、ウィリアムスに2回KOで雪辱、セルゲイ・ジンジルク(ウクライナ)に8回TKOといずれも圧勝しており、試合ごとに評価は高まっている。ミドル級ではライバルが皆無とあって、本人も周囲も下の階級のマニー・パッキャオ(フィリピン)やフロイド・メイウェザー(アメリカ)、ミゲール・コット(プエルトリコ)、マルガリート、あるいは上の階級のS・ミドル級トップ選手たちとの対戦を希望しているほどだ。 「パッキャオもメイウェザーも、誰もが私との対戦を避ける。個人的にはマルガリートに借りを返したいのだが、無理ならばコットでもいい。もし私に3ヵ月の猶予をくれるなら150ポンド(約68.0キロ)まで落としてもいい。逆に160ポンド(約72.5キロ)か161ポンド(約73.0キロ)ならS・ミドル級で戦ってもいい」ビッグマッチに飢えているマルチネスの思いは切実だ。今後はルー・ディベラ・プロモーターの力量が試されることになりそうだ。
そんなマルチネスに挑むバーカーはイギリス生まれの29歳。イギリスの国内タイトルはもとより英連邦、EBUヨーロッパ・タイトルの3冠を手中に収めた実績を持っている。アメリカでの試合は初めてとあって予想は圧倒的不利だが、23連勝(14KO)の勢いは侮れない。加えて、ワンツーだけでなくカウンターにも優れたものがあるだけに、マルチネスを苦しめる能力は持ち合わせているとみていいだろう。
経験をはじめ総合力で勝るマルチネス有利は絶対的といえる。徐々にダメージを植えつけて中盤から終盤でけりをつける可能性が最も高いといえるだろう。バーカーが序盤でかき回して主導権を握るようだと面白い展開になりそうだ。


Written by ボクシングライター原功

マルコ・アントニオ・ルビオ

マルコ・アントニオ・ルビオ

ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:フェリックス・シュトルム(ドイツ)
WBA:ジェナディ・ゴロフキン(カザフスタン)
WBA暫定:ハッサン・ヌダム・ヌジカム(カメルーン)
WBC:フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)
IBF:ダニエル・ゲール(オーストラリア)
WBO:ディミトリー・ピログ(ロシア)

国際色豊な6人の猛者が頂点に君臨している。その頂点にいるのがセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)であることに異論を挟む余地はあるまい。実績で続くのがシュトルム(32歳=39戦36勝15KO2敗1分)で、ゴロフキン(29歳=21戦全勝18KO)、チャベス・ジュニア(25歳=45戦43勝30KO1分1無判定)、ピログ(31歳=19戦全勝15KO)、ゲール(30歳=27戦26勝15KO1敗)、ヌジカム(27歳=26戦全勝17KO)が続く。
ランカーではWBC1位のマルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)が目を引く。4月にカナダの新鋭デビッド・レミューを倒すなど58戦52勝(45KO)5敗1分の戦績を誇る。打たれ脆い面もあるが、実力は十分だ。
若手では27歳のサウスポー、アンディ・リー(アイルランド=27戦26勝19KO1敗)に注目したい。