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みどころ・試合内容 / 2011年5月23日放送

みどころ・試合結果

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5月23日放送

[191ch]5月23日(月) よる8:00 [191ch][HV][再]5月27日(金) 午前9:40 ※5/23(月)は標準画質での放送となります。

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“イギリスの至宝”カーン、凱旋防衛戦!!

WBA世界S・ライト級タイトルマッチ

アミール・カーン

WBA世界S・ライト級チャンピオン

アミール・カーン

(イギリス)

WBA世界S・ライト級4位

ポール・マクロスキー

(イギリス)

  • みどころ

“キング・カーン”3試合ぶりの凱旋防衛戦
挑戦者は22戦全勝のサウスポー

カーンは昨年12月に暫定王者マルコス・マイダナ(アルゼンチン)とのWBA王座統一戦で判定勝ち、株を上げたばかり。その勢いで圧勝を狙いたいところだ。対するマクロスキーは、カーンと同じイギリス国籍の31歳。WBA4位の肩書を持つヨーロッパ・チャンピオンだ。22戦全勝(12KO)の余勢を駆って下克上を狙う。
パキスタン移民の両親のもとイギリスで生まれたカーンは11歳でボクシングを始め、17歳で出場したアテネ・オリンピックで銀メダルを獲得してセンセーションを巻き起こした。プロ入りを前にアテネの金メダリスト、マリオ・キンデラン(キューバ)に特別承認試合で雪辱を果たすなど、当時から話題にはこと欠かない存在だった。
「ナジーム・ハメドの21歳7ヵ月を破るイギリス史上最年少の世界チャンピオンになってみせる。プロ3年以内に世界制覇する自信がある」そう公言してプロデビューしたのは、オリンピックの翌05年7月のことだった。結果的にその誓いは果たせなかったが、09年7月には世界の頂点に立った。不安視された耐久面を突かれてひとつのKO負けはあるものの、まずは順調な歩みをみせているといってもいいだろう。
カーンの最大の長所は群を抜くスピードだ。身長178センチ、リーチ180センチという恵まれた体格を生かして俊敏に立ち位置を変え、速くシャープなワンツーを繰り出す。マイダナ戦の初回には左のボディブローでダウンも奪っているように、パンチも強く多彩になってきた。耐久力に不安は残すものの、マイダナ戦では終盤の絶体絶命の窮地をしのぐなど、メンタル、フィジカル両面での成長をうかがわせてもいる。
挑戦者のマクロスキーはイギリスの北アイルランド出身の31歳。年齢はカーンより7歳上だが、その足跡はまるでカーンの後を追うかのようだ。07年にIBFインターナショナル・タイトルを獲得したのをはじめ、08年にイギリス国内タイトルを掌中に収め、09年にはヨーロッパ・タイトルも手に入れている。英連邦タイトルやWBAインターナショナル・タイトルなどをコレクションしながら世界に接近していったカーンの道程と重なるものがある。
マクロスキーの最大の特徴はサウスポーであるという点だろう。22勝中12KOとパワーは並だが、なかなかしぶとい面がある。
しかし、予想となるとカーン有利は不動だ。序盤こそポジションを探りながら相手の戦力を計る偵察に時間を割くだろうが、中盤に差し掛かるころにはペースアップを図るはずだ。マイダナの強打に耐えたことで耐久力やスタミナにも自信を増したカーンが、どこでマクロスキーを捕まえるか。焦点はそのあたりに絞られるといっても過言ではなかろう。

Written by ボクシングライター原功

ティモシー・ブラッドリー

ティモシー・ブラッドリー

S・ライト級トップ戦線の現状

WBA:アミール・カーン(イギリス)
WBA暫定:マルコス・マイダナ(アルゼンチン)
WBC:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)
IBF:ザブ・ジュダー(アメリカ)
WBO:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)

タイトル・ホルダーはいずれも地力のある選手といえる。潜在能力と勢いカーン、強打とタフネスのマイダナ、俊敏でパンチの回転力のあるブラッドリー、そしてスピードとパンチの切れで勝負するジュダー。どの組み合わせも面白いカードといえる。そんななか直接対決でマイダナに勝っているカーンと、2冠王者ブラッドリーのふたりが並んでトップを走っている感がある。
この4強を追うのが、直接対決が予定されている前王者のデボン・アレキサンダー(アメリカ)とルーカス・マティセ(アルゼンチン)。さらにマイダナと接戦を演じた3階級制覇王者エリック・モラレス(メキシコ)の存在も忘れてはなるまい。
頂は高いが、亀海喜寛(帝拳)もこの猛者たちの一角に割って入る可能性を秘めている。

WBC世界ウェルター級タイトルマッチ

アンドレ・ベルト

WBC世界ウェルター級チャンピオン

アンドレ・ベルト

(アメリカ)

ビクター・オルティス

WBC世界ウェルター級5位

ビクター・オルティス

(アメリカ)

  • みどころ

27戦全勝のV5王者 VS 強打のサウスポー

一時はWBO世界ウェルター級王者マニー・パッキャオ(フィリピン)との対決も噂されたベルトは、27戦全勝(21KO)の戦績を誇る27歳の強打者。すでにタイトルは5度防衛しており、安定チャンピオンの仲間入りを果たしている。S・ライト級から1階級上げてタイトルを狙うオルティスを相手に、どんなリング・パフォーマンスを見せるのか注目される。
ハイチからの移民の両親のもと7人兄弟姉妹のひとりとしてフロリダで生まれたベルトは、初戦敗退したものの両親の祖国ハイチ代表としてアテネ・オリンピックに出場。アマチュアで200戦以上を経験後、04年12月にプロ転向を果たしている。08年6月に手に入れたWBCタイトルはすでに5度防衛。しかも直近の2試合は8回TKO、1回TKOで快勝している。そろそろビッグネームとの対戦に向け機が熟しつつあるといえる。スピードと強打を兼ね備えた右のボクサーファイター型で、まだまだ伸びしろを残している。
一方、メキシコ移民の両親のもとカンザス州ガーデンシティで生まれたオルティスは24歳。幼少期に母が家出、父親も蒸発という厳しい環境下でボクシングを始め、各地を転々としながら161戦141勝20敗というアマチュア戦績を残している。17歳でプロ転向を果たし、ここまで32戦28勝(22KO)2敗2分を記録。2年前のWBA暫定王座決定戦ではダウンを奪いながらマルコス・マイダナ(アルゼンチン)の強打に屈したが、その後は5戦4勝(3KO)1分と復調している。
生来の右利きをあらためたコンバーテッド・サウスポーで、左ストレート右フックは破壊力がある。不安があるとすればマイダナ戦で露呈した耐久面だろう。
オルティスが1階級アップして挑戦するということもあってオッズ(賭け率)は5対1でベルト有利と出ているが、挑戦者の攻撃力を考えるとこの数字ほどには差がないように思える。ましてオルティスにはサウスポーという優位性もあるだけに、予断は禁物といえよう。オルティスが序盤で主導権を握ると波瀾の可能性が膨らみそうだ。

Written by ボクシングライター原功

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