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みどころ・試合内容 / 2011年5月16日放送

みどころ・試合結果

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5月16日放送

[191ch][HV]5月16日(月) よる8:00 [191ch][再]5月20日(金) 午後0:00

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激戦のスーパー・ライト級、生き残りをかけた一戦!

WBA世界S・ライト級暫定王座決定戦

マルコス・マイダナ

前WBA暫定世界S・ライト級チャンピオン

マルコス・マイダナ

(アルゼンチン)

エリック・モラレス

元3階級制覇チャンピオン

エリック・モラレス

(メキシコ)

  • みどころ

南米の怪物 VS メキシコの3冠王
豪打者同士の一戦は打撃戦必至

半年前まで暫定王座を保持していたマイダナが31戦29勝(27KO)2敗ならば、4階級制覇を狙うモラレスは57戦51勝(35KO)6敗を誇る。KO率では87パーセントのマイダナに一歩譲るものの、モラレスのKO数はマイダナの全試合数をも上回っている。そんな両者が王座をかけて拳を交えるのだから、KO決着を含めた壮絶な打撃戦を期待するのは極めて自然の感情といえよう。
マイダナはアテネ・オリンピックの大陸予選で敗れたのを機にプロに転向。これまで喫したふたつの黒星は、いずれも世界戦でのこと。ひとつはアンドレアス・コテルニク(ウクライナ)への挑戦試合、もうひとつはアミール・カーン(イギリス)との統一戦で判定を落としたもの。いずれの試合も接戦で、特にカーン戦は初回のダウンを挽回して終盤に猛追したが届かなかったという惜敗である。
カーンに敗れて無冠に戻ったとはいえ、マイダナの評価や存在価値はいささかも落ちていない。こうして短期間のうちに返り咲きのチャンスが巡ってきたことでも、それは分かるだろう。
一方のモラレスは34歳。一時期、戦線を離れていたが昨年3月に約3年ぶりにカムバックを果たし、3連勝を収めている。ライト級、S・ライト級、ウェルター級で大舞台のチャンスを探っていたが今回、マイダナとの決定戦が舞い込んだ。
一見するとゆったりとしたリズムのモラレスだが、繰り出すパンチは左右とも硬質感があり、破壊力は抜群だ。上下に散らす巧さも兼ね備えている。耐久面でも優れたものがある。4階級制覇という明確な目標があるため、高いモチベーションを抱いてリングに上がるはずだ。
敗れたとはいえマイダナがカーン戦で株を上げており、それが反映されて8対1というオッズ(賭け率)が出ているが、そこまでの実力差はない。モラレスを甘く見ることは極めて危険といえよう。
ただひとつ確実なことは、初回のゴングと同時にスリリングな打撃戦に突入するであろうということだ。左ジャブを突きながらワンツーを放つモラレスに対し、マイダナはクロス気味の右と返しの左フックを狙うはず。ともにタフネスにも定評があるだけに、序盤での決着は考えにくい。ラウンドを重ねるごとに消耗戦の様相を呈し、終盤は我慢比べになる可能性が高そうだ。

Written by ボクシングライター原功

ティモシー・ブラッドリー

ティモシー・ブラッドリー

S・ライト級トップ戦線の現状

WBA:アミール・カーン(イギリス)
WBC:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)
IBF:ザブ・ジュダー(アメリカ)
WBO:ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)

半年前まではWBA暫定王者としてマルコス・マイダナ(アルゼンチン)が君臨し、WBC王座はデボン・アレキサンダー(アメリカ)が保持していた。昨年12月にアミール・カーン(イギリス)がマイダナを下してWBA内の統一を果たし、今年1月にはWBO王者ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)がアレキサンダーに負傷判定勝ちで2団体統一を果たしている。そのあと3月にはザブ・ジュダー(アメリカ)が空位だったIBF王座に就いている。
無冠になったとはいえマイダナ、アレキサンダーの存在感は失せていない。さらに昨秋、ジュダーに惜敗している強打者ルーカス・マティセ(アルゼンチン)も控えている。エリック・モラレス(メキシコ)、カーンに挑む欧州王者ポール・マクロスキー(イギリス)もおり、なかなかタレント豊富な充実したクラスといえる。

WBA・WBO世界ライト級暫定王座決定戦

ロバート・ゲレロ

元2階級制覇チャンピオン

ロバート・ゲレロ

(アメリカ)

イバン・カルデロン

前WBO暫定世界ライト級チャンピオン

マイケル・カチディス

(オーストラリア)

  • みどころ

エリート・サウスポー VS 豪州のロッキー
ゲレロの3階級制覇か、カチディスの3度目の戴冠か

過去にフェザー級とS・フェザー級を制覇しているゲレロがWBAとWBOでライト級1位ならば、ライト級で2度の戴冠実績を持つカチディスはWBA2位、WBO3位に名を連ねている。そんな両雄による異例の2団体同時の暫定王座決定戦である。
ゲレロは身長173センチのサウスポーで、実力と人気を兼ね備えたスター選手でもある。32戦28勝(18KO)1敗1分2無判定の戦績でも分かるように驚異的なパンチ力があるわけではないが、テクニックを生かしながら中長距離での戦いを得意としている。ときおりポカをやらかしてダウンを喫することもあるが、それも魅力のうちなのかもしれない。私生活では難病の妻キャシーの看病のために世界タイトルを返上したこともあり、愛妻家としても知られている。
一方のカチディスは「ロッキー」あるいは「THE GREAT」といった異名を持つ連打型の突貫ファイターで、30戦27勝(22KO)3敗と高いKO率を誇る。肉を切らせて骨を断つ典型的な選手といえる。絶えず前進しながら手を出し続ける好戦派で、スタミナや耐久力も十分。
戦闘スタイルや得意とする距離が異なるため、序盤から熾烈な主導権争いが展開されそうだ。ゲレロが足を使いながら間合いをとるものと思われるが、カチディスの圧力に抗いきれない場合は乱戦になる可能性もある。
中盤から終盤とラウンドを重ねるごとにヒートアップしていくのではないだろうか。

Written by ボクシングライター原功