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みどころ・試合内容 / 2011年6月13日放送

みどころ・試合結果

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6月13日放送

[191ch][HV]6月13日(月) よる8:00 [191ch][再]6月17日(金) 午前6:30

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因縁のダイレクトリマッチ! ライト・ヘビー級最強決定戦!

WBC世界L・ヘビー級タイトルマッチ

WBC世界L・ヘビー級チャンピオン

ジャン・パスカル

(カナダ)

バーナード・ホプキンス

元4団体統一世界ミドル級チャンピオン

バーナード・ホプキンス

(アメリカ)

  • みどころ

充実のV4王者 VS 46歳4ヵ月の挑戦者
因縁のダイレクト・リマッチ

この両者、昨年12月にカナダのケベックで対戦し12回引き分けに終わっている。パスカルが初回と3回にダウンを奪って序盤で大量リードしたが、4回からはホプキンスが猛チャージ。徐々に借金を返済し、最後は完済状態に。採点は114対114、113対113、114対112(ホプキンス)と際どいものだったが、パスカルが辛うじてベルトを守った。
当然、両雄および両陣営は結果に不満たらたらだった。「途中からはワンサイドだったじゃないか。判定を盗まれた!」とホプキンス側が憤慨すれば、パスカル陣営も「2度のダウンが決め手になったと思ったが……こちらも判定には納得していない」と不満を口にした。こうした流れのなかパスカル陣営は当初、チャド・ドーソン(アメリカ)との指名試合を優先する考えだったが、WBCがホプキンスとの再戦を義務づけたため履行順序を入れ替えたという経緯がある。
因縁はこれだけでは済まない。いち早く再戦イベントの準備に入ったパスカル陣営に対し、ホプキンスを擁するゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)は「待った」をかけ、WBCを巻き込んで興行権入札に持ち込んだのだ。そしてGBPが興行の権利を落札。しかし後日、GBPはパスカル陣営が準備した場所と日程をのみ、王者の地元モントリオールに乗り込むことに合意している。報酬に関する交渉を有利に進めるための譲歩だったと伝えられる。
この半年近く、リングの外でも激しい駆け引きが繰り広げられてきたのである。
こうした因縁絡みの試合が注目されないはずがない。しかも、46歳4ヵ月の挑戦者が勝てば史上最高齢の戴冠記録が樹立されるのだ(別掲資料参照)。もともとのパスカル人気もあって初戦同様、チケットは飛ぶように売れた。
前回は5対2のオッズでパスカル有利と出ていたが、今回は王者有利は変わらないものの7対5と数字が接近している。
パスカルは持ち前のスピードと小刻みな動きでポイント稼ぎに重点を置く戦いをしそうだ。初戦では2度のダウンを奪っているが、逆にホプキンスに止めを刺すことは難しいと実感したはず。ここはスタミナ配分も頭に入れながら技術戦を仕掛ける可能性が高いとみる。
一方のホプキンスは前回の続きのような試合をしたいところ。初戦では大きく出遅れたために記録を逸したが、同じ失敗を避けるために今回は早い段階で主導権掌握を狙うと思われる。
両者は再戦決定直後から歯に衣着せぬ舌戦を展開していることもあり、実際のリングでは序盤から敵対感情むき出しの戦いが予想される。
多くのファンや関係者はホプキンスが乱戦になればなるほど持ち味を発揮するタイプであることを知っている。大記録達成の瞬間が訪れるか――。


★参考資料

<高齢での世界タイトル獲得記録>
1. ジョージ・フォアマン(アメリカ):45歳9ヵ月(1994年)ヘビー級
2. バージル・ヒル(アメリカ):42歳0ヵ月(2006年)クルーザー級
3. ボブ・フィッシモンズ(イギリス):40歳6ヵ月(1903年) L・ヘビー級

<近年のおもな高齢世界タイトル挑戦者>
★ロベルト・デュラン(パナマ):47歳2ヵ月
※98年8月にウィリアム・ジョッピー(アメリカ)の持つWBA世界ミドル級タイトルに挑戦するも3回TKO負け
★イベンダー・ホリフィールド(アメリカ):46歳2ヵ月
※08年12月にニコライ・ワルーエフ(ロシア)の持つWBA世界ヘビー級タイトルに挑戦するも12回判定負け
★バーナード・ホプキンス(アメリカ):45歳11ヵ月
※10年12月にジャン・パスカル(カナダ)の持つWBC世界L・ヘビー級タイトルに挑戦するも12回引き分け

Written by ボクシングライター原功

チャド・ドーソン

チャド・ドーソン

<L・ヘビー級トップ戦線の現状>

WBA:ベイブト・シュメノフ(カザフスタン)
WBC:ジャン・パスカル(カナダ)
IBF:タボリス・クラウド(アメリカ)
WBO:ネイサン・クレバリー(イギリス)

WBO王座に君臨していたユルゲン・ブレーマー(ドイツ)が暫定王者だったクレバリーとの統一戦直前に負傷。これで3試合続けて延期や中止を繰り返したためにベルトを剥奪され、クレバリーが正王者に昇格したばかり。
シュメノフ、パスカル、クラウド、クレバリーと4王者はいずれも20代後半。今後、経験値を上げることでさらに上のステージに立つ可能性を秘めた選手たちといえる。
王者と同等、あるいはそれ以上の力量を持つと見られているのがチャド・ドーソン(アメリカ)だ。昨夏、パスカルとの統一戦で負傷判定負けを喫してWBC暫定王座を失ったが、アドリアヌ・ディアコヌ(ルーマニア)との元王者対決で再起を図る。そのディアコヌはシドニー五輪ミドル級8強という実績の持ち主。高い経験値を誇るだけに侮れない相手だ。

L・ヘビー級12回戦

チャド・ドーソン

前IBF世界L・ヘビー級チャンピオン

チャド・ドーソン

(アメリカ)

元WBC世界L・ヘビー級チャンピオン

アドリアン・ディアコヌ

(ルーマニア)

  • みどころ

挑戦権をかけた元王者対決
ドーソンのスピードにアドバンテージ

L・ヘビー級で3度の王座獲得実績を持つドーソンと、パスカルの前のWBC王者ディアコヌ。現在はドーソンがWBC1位、ディアコヌが5位ということもあり、事実上の次期挑戦者決定戦といえるカードだ。パスカル対ホプキンスと同一イベントで組まれていることをみても、近い将来、この試合の勝者がメインカードの勝者に挑むことは既定路線といっていいだろう。
ドーソンは185センチの長身と188センチのリーチ、そしてスピードを生かしたサウスポーのボクサーファイター型。耐久力に課題は残すが、高い潜在能力を誇る。名実ともにこのクラスの主役の座に返り咲くためにも落とせない試合だ。
対するディアコヌはルーマニア代表としてシドニー五輪ミドル級8強の実績を持っている。245戦218勝27敗のアマ戦績を引っ下げて01年3月にカナダでプロ転向を果たした。08年4月にWBC暫定世界L・ヘビー級王座を獲得し、のちに正王者に昇格。初防衛戦でパスカルにベルトを明け渡したが、32歳のいまも返り咲きの機会を探っている。傑出したスピードはないが粘り強く戦うタイプで、踏み込んで放つ右と左フックは破壊力もある。
5対1のオッズが示すとおりスピードとテクニックで勝るドーソン有利は動かしがたい。タフなディアコヌを仕留めて存在感をアピールしたいところだ。

Written by ボクシングライター原功

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