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みどころ・試合内容 / 2011年6月6日放送

みどころ・試合結果

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6月6日放送

[191ch][HV]6月6日(月) よる8:00 [191ch][再]6月10日(金) 午前6:30

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3階級制覇を狙う強打者ダルチニャン、正念場の一戦!

IBOバンタム級王座決定戦

ビック・ダルチニャン

元2階級制覇チャンピオン

ビック・ダルチニャン

(アルメニア)

ヨニー・ペレス

前IBF世界バンタム級チャンピオン

ヨニー・ペレス

(コロンビア)

  • みどころ

3冠狙うレイジングブル VS コロンビアの実力者
元王者同士のサバイバルマッチ

WBC・WBOの覇者ノニト・ドネア(フィリピン)を軸に強豪が揃ったバンタム級トップ戦線。今回のダルチニャン対ペレスのカードには主要4団体のベルトはかからないが、勝者が最前線に踏みとどまり、敗者が脱落するという究極のサバイバルマッチといえる。
西アジアに位置するアルメニア出身のダルチニャンは8歳でボクシングを始め、世界選手権や欧州選手権、グッドウィルゲームに出場するなど輝かしいアマチュア実績を誇る。アマ戦績は176戦158勝(105KO、RSC)18敗。KO、RSC(プロのTKOに相当)の多さが目を引く。アマ時代の実績の極めつけは2000年のシドニー五輪出場だろう。2回戦で敗退したものの、このときに得た人脈を生かしてダルチニャンはプロ転向を果たしている。
プロ11年の戦績は39戦35勝(27KO)3敗1分。サウスポーの構えから変則的な間合いとタイミングで左右の強打を飛ばし、相手を力でねじ伏せる強引な戦い方を身上としている。バンタム級最強決定トーナメント初戦ではアブネル・マレス(メキシコ)に小差の判定負けを喫しているが、大きく評価を落とす敗北ではなかった。まだまだ王者と同等かそれ以上の力量の持ち主といえよう。3階級制覇に向け、勢いよく再発進といきたいところだ。
対するペレスも元王者だ。こちらもバンタム級トーナメント初戦でジョセフ・アグベコ(ガーナ)に敗れ、IBF王座を失ったばかりだ。巻き返しを図る初戦の相手がダルチニャンというのは負担が大きいが、その分、勝ったときのリターンも大きいはずだ。ペレスはコロンビア出身の32歳だが、現在はアメリカのカリフォルニア州に住んでいる。左ジャブで切り込み、機を見て右ストレートを突き刺す正攻法のボクシングを旨としており、耐久力やスタミナ面でも優れたものを示している。ここ2戦はマレスと引き分け、アグベコに判定負けを武運に見放された感があるが、ここで底力を見せつけておきたいところだ。
ペレスの堅実なボクシングも捨てがたいが、ここは攻撃力を買ってダルチニャン有利とみる。サウスポー・スタンスから重圧をかけ、飛び込みながら左ストレート、右フックで強引に攻める姿が目に浮かぶ。ペレスがカウンターで応戦できれば面白い展開になりそうだが、反撃の糸口を見つけられずに後手に回るようだと試合は一方的になる可能性もある。

Written by ボクシングライター原功

ノニト・ドネア

ノニト・ドネア

バンタム級トップ戦線の現状

WBAスーパー:アンセルモ・モレノ(パナマ)
WBA:亀田興毅(亀田)
WBA暫定:ウーゴ・ルイス(メキシコ)
WBC:ノニト・ドネア(フィリピン)
IBF:ジョセフ・アグベコ(ガーナ)
WBO:ノニト・ドネア(フィリピン)

フェルナンド・モンティエル(メキシコ)を衝撃的な2回TKOで屠ったノニト・ドネア(フィリピン)が頭ひとつ抜けた存在といえる。プロモート権を巡るトラブルで実戦から遠ざかる気配があるのが残念だ。次戦は秋になりそうだ。
そのドネアと一時、対戦の交渉がもたれたのがWBAのスーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)だ。ゴールデン・ボーイ・プロモーションズが「3試合で100万ドル」の条件で傘下入りをオファーしたものの、モレノ側の問題で正式返答に至らず話は立ち消えになってしまった。結局、次戦は元フライ級王者ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)に決定した。
ジョセフ・アグベコ(ガーナ)対アブネル・マレス(メキシコ)のバンタム級トーナメント決勝は、アグベコの急性坐骨神経痛で延期になったが、8月13日にリセットされた模様。
このほかモンティエルが6月25日に再起戦を予定している。日本のホープ、山中慎介(帝拳)も含め、夏から秋にかけてバンタム級戦線は再び熱くなりそうだ。

ライト級10回戦

ホルヘ・リナレス

元2階級制覇チャンピオン

ホルヘ・リナレス

(帝拳)

アドリアン・ベルドゥゴ

メキシコ・S・フェザー級

アドリアン・ベルドゥゴ

(メキシコ)

  • みどころ

3階級制覇への地固めなるか
リナレスのスピードと強打が凌駕?

フェザー級とS・フェザー級を制覇し、近い将来の目標をライト級制覇に定めたリナレス。年内の挑戦に向け、存在感を示しておきたいところだ。 「いつでも、どこでも、誰とでも戦う用意ができている。今年中に3階級制覇して、将来的には4階級制覇、5階級制覇を目指す」とリナレスは話している。そのためにも内容をともなった勝利が必須となる。
今回、本来ならばリナレスの相手は世界挑戦経験者のフランシスコ・コルデロ(コロンビア)だったが、ビザの関係でメキシコ入国が難しくなり急遽、ベルドゥゴに変更された経緯がある。
このベルドゥゴ、世界的な実績こそ持っていないが、24戦18勝(15KO)5敗1分と高いKO率を誇るだけに侮れない。地元メキシコに元2階級制覇王者を迎えての試合となるだけに、高いモチベーションを持ってリングに上がるはず。
「誰が相手でも最初は慎重に動きをみて、それからペースアップしていく」と話すリナレス。持ち味のスピードと強打で圧倒する姿が容易に想像できる。

Written by ボクシングライター原功

WBC世界L・フライ級タイトルマッチ

WBC世界L・フライ級チャンピオン

ヒルベルト・ケブ・バース

(メキシコ)

WBC世界L・フライ級1位

アドリアン・エルナンデス

(メキシコ)

  • みどころ

雑草派の王者 VS スター候補生
3年前はエルナンデスが4回TKO勝ちだが…

ケブ・バースは昨年11月、オマール・ニーニョ(メキシコ)に12回判定勝ちを収めて王座についた33歳。足掛け16年のキャリアで59戦35勝(22KO)20敗4分という戦績を残している。世界王者としては低い勝率だが、それだけ強豪との対戦が多いことの証左ともいえる。スピードやパワーに特別秀でたものは感じられないが、しつこく食い下がるボクシングはケブ・バース独特のものといえよう。最近は引き分けを挟んで7連勝(6KO)と目覚ましい活躍ぶりをみせている。
挑戦者のエルナンデスは対照的なスター候補生で、22戦20勝(12KO)1敗1分の好戦績を残している。長身痩躯のパンチャー型で、22歳という若さも魅力だ。不安があるとすれば耐久力か。
この両者、3年前に対戦経験があり、そのときは当時19歳だったエルナンデスが4回TKO勝ちを収めている。今回も若く伸び盛りの挑戦者が有利だが、経験を重ねたケブ・バースが自信を増していることを考えると予断は禁物といえそうだ。

Written by ボクシングライター原功

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