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みどころ・試合内容 / 2011年2月14日放送

みどころ・試合結果

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2月14日放送

[191ch][HV]2月14日 (月)よる8:00 [191ch][再]2月15日(火) 午前11:50

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安定王者パスカル、4度目の防衛戦でホプキンスを迎え撃つ!

WBC世界L・ヘビー級タイトルマッチ

WBC世界L・ヘビー級チャンピオン

ジャン・パスカル

(カナダ)

バーナード・ホプキンス

元4団体統一世界ミドル級チャンピオン

バーナード・ホプキンス

(アメリカ)

  • みどころ

充実の王者 VS 45歳11ヵ月の挑戦者 ホプキンス、史上最年長戴冠なるか

28歳のチャンピオン、パスカルが5度の世界戦経験者なら、45歳11ヵ月の挑戦者ホプキンスは25度も世界戦のリングに上がった経験を持っている。これだけの熟練者同士だけに、試合前の舌戦もウィットに富んでいる。
「俺はリングの先生さ。だから若い選手にいろんなことをレッスンしてやるのさ。彼(パスカル)が優れた生徒だということは知っているが、ゴングが鳴ったら全力で叩きのめすだけさ」(ホプキンス)
「私にレッスンしてくれるって? いやいや、その必要はないよ。私は高校にも行ったし、優秀な成績で卒業もしているからね。それに彼(ホプキンス)は教授と名乗っているけれど、だったら私は若い戦士さ」(パスカル)
「覚えているかい? 俺が35歳のときにフェリックス・トリニダード(プエルトリコ)と戦ったときのことを。みんなは俺のことを老いぼれだとかなんとか好き勝手なことを言ったけれど、俺は試合でちゃんと証明しただろう? 今度も同じことを起こしてみせるよ」(ホプキンス)
「私は前の試合でパウンド・フォー・パウンドの5傑に入る無敗のチャド・ドーソン(アメリカ)に勝っているんだよ。今度は伝説の男を屠ってみせるさ。彼(ホプキンス)は老いた狐さ。それに対して私は若い狼ってところかな」(パスカル)
口が達者な元ミドル級V20王者に対し、パスカルも軽妙なカウンターで応戦している。
評価急上昇中の王者にベテランの元王者が挑む一戦。ドーソンを破って勢いづくパスカルがホプキンスをも撃破するかどうか、注目度の高いカードだ。が、なんといってもこの試合の最大の注目は、45歳11ヵ月のホプキンスが史上最高齢で戴冠を果たすかどうかにあるといってもいいだろう。
現時点での高齢世界タイトル獲得記録は以下のとおりだ。

(1)45歳9ヵ月:ジョージ・フォアマン(アメリカ)ヘビー級
(2)42歳0ヵ月:バージル・ヒル(アメリカ)クルーザー級
(3)40歳6ヵ月:ボブ・フィッシモンズ(イギリス)L・ヘビー級

ホプキンスが王座を獲得するとなると、フォアマンの記録を2ヵ月更新することになるのである。
そうしたことも注目度アップに繋がっているのだろう。パスカルの地元での試合はチケット発売から2時間で6000枚が飛ぶように売れ、2日間で1万6000枚が完売になったほどだ。
5対2の賭け率が示すように、評価の高かったドーソンを破っているパスカル有利の声が多い。スピードを生かした柔軟なボクシングで古豪のアタックをかわしてしまうだろうというのだ。
その一方で、体格と経験で勝る狡猾なホプキンスが若いチャンピオンを乱戦に巻き込み、相手の持ち味を殺してしまうのではないかという見方もある。事実、ホプキンスは08年10月、快進撃を続けていたケリー・パブリック(アメリカ)にレッスンを施したことがある。その再現が見られるだろうというのだ。
カギを握るのは両者のスタミナとペース配分か。パスカルは06年以降、10ラウンド以上の戦いを12度も経験。ホプキンスに至っては05年以降の9戦すべてが12ラウンド判定勝負という徹底ぶりである。ともにスタミナには自信があるはずだが、問題はペース配分ということになるだろう。特にドーソン戦で途中からペースダウンしたパスカルは、配分を間違うと厳しい状況に追い込まれる可能性がある。
いずれにしても簡単に勝負がつくとは思えない。拮抗したラウンドを重ねながら終盤まで勝負はもつれるのではないだろうか。

Written by ボクシングライター原功

チャド・ドーソン

チャド・ドーソン

L・ヘビー級トップ戦線の現状

WBA:ベイブト・シュメノフ(カザフスタン)
WBC:ジャン・パスカル(カナダ)
IBF:タボリス・クラウド(アメリカ)
WBO:ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)
WBO暫定:ネイサン・クレバリー(イギリス)

このクラスは北米(アメリカ、カナダ)にふたり、ヨーロッパ(ドイツ、イギリス)にふたり、中央アジア(カザフスタン)にひとりと、地域的にみて王者が分散している。
シュメノフ(11勝7KO1敗)、クラウド(22勝18KO)、クレバリー(21勝10KO)の3人はチャンピオンでありながら経験が十分とはいえず、いまだ成長途上にある選手。パスカルを含め、潜在能力の高いこの4人がどこまで総合力を伸ばすか楽しみだ。
チャンピオンと同等の力を持つチャド・ドーソン(アメリカ)、ゾルト・エルデイ(ハンガリー)、ガブリエル・カンピーリョ(スペイン)ら元王者の巻き返しにも注目したい。

ウェルター級10回戦

元IBF世界S・ライト級チャンピオン

ポール・マリナッジ

(アメリカ)

メキシコ・ウェルター級

ミッチェル・ロサダ

(メキシコ)

  • みどころ

東海岸のマジックマン VS 勇敢なメキシコ戦士 元王者マリナッジの再起戦

07年から08年にかけてIBF世界S・ライト級王座を保持した実績を持つマリナッジは、10年5月に返り咲きを狙ってアミール・カーン(イギリス)の持つWBA同級王座に挑戦。しかし、11回TKO負けを喫している。今回は再起をかけた重要なリングとなる。
元プロサッカー選手を父親に持つイタリア系アメリカ人のマリナッジは、16歳のときに祖父に連れられてジムに行ったのが契機となってボクシングを始めた。アマチュア戦績は49戦40勝9敗。プロでは31戦27勝(5KO)4敗の戦績を残している。「マジックマン」の異名どおりのテクニシャンで、スピードと華麗なフットワークを身上としている。
一方のロサダは43戦36勝(29KO)6敗1分の戦績を誇る27歳の強打者。07年1月には来日してWBA世界S・フェザー級王座に挑戦したこともある(1回TKO負け)。その後は16戦14勝2敗と復調している。特筆すべきは、その14勝すべてを規定ラウンド内で片付けている点であろう。
マリナッジのスピードとテクニックが勝るのか、それともロサダの強打が技を凌駕するのか。激しい主導権争いが展開されそうだ。

Written by ボクシングライター原功