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みどころ・試合内容 / 2011年8月29日放送

みどころ・試合結果

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8月29日放送

[191ch]8月29日(月) よる8:00  [191ch][HV][再]9月2日(金) 午後4:00
※8/29(月)は標準画質での放送となります。

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軽量級屈指の強打者ゴンサレス、2度目の防衛戦!

WBA世界L・フライ級タイトルマッチ

ローマン・ゴンサレス

WBA世界L・フライ級チャンピオン

ローマン・ゴンサレス

(ニカラグア)

オマール・サラド

WBA世界L・フライ級10位

オマール・サラド

(メキシコ)

  • みどころ

KO率82%の破壊者 VS メキシコの実力者
充実の王者に死角なし?

ゴンサレスは昨年10月、東京・両国国技館でフランシスコ・ロサス(メキシコ)に2回KO勝ちを収め、WBA暫定世界L・フライ級タイトルを獲得(のちに正王者に昇格)。ミニマム級に続く2階級制覇を成し遂げた。28戦全勝(23KO)という完璧なレコード、24歳という若さ、軽量級ばなれした攻撃力……どこまで強くなるのか、いくつのクラスを制覇するのか、期待と楽しみは尽きない。今回は経験豊富なオマール・サラド(メキシコ)の地元に乗り込んでの2度目の防衛戦。敵地でどんなリング・パフォーマンスを披露するのだろうか。
ゴンサレスは5度の来日で新井田豊、高山勝成らに圧勝、その強さは日本のファンにもアピール済みだ。昨秋のロサス戦ではバタバタと相手を倒しまくり、手の付けられないほどの強打者ぶりを見せつけた。身長159センチ、リーチ161センチの小さな体のどこにこれほどのパワーがあるのかと思わせるほどだ。単にパンチが強いだけでなく、重圧のかけ方や上下の打ち分けなどテクニカルな面でも卓抜したものを身に着けている。今後は大きくなる体と慢心が最大の敵になりそうだ。
そんな絶対王者に挑むサラドは31歳。アマチュアで約150戦を経験後、02年にプロ転向を果たし、これまで27戦22勝(13KO)3敗2分のレコードを残している。ゴンサレスのそれと比較すると平凡な数字にみえるかもしれないが、なかなか中身は濃い。06年8月にはウリセス・ソリス(メキシコ)の持つIBF世界L・フライ級タイトルに挑戦して12回引き分け。09年9月、WBA暫定世界フライ級王座決定戦ではルイス・コンセプション(パナマ)にTKOで敗れたものの、無類の強打者を相手に12回まで粘っている。このほかにもフリオ・セサール・ミランダ(メキシコ=現WBO世界フライ級王者 ※5回TKO負け)やヒルベルト・ケブ・バース(メキシコ=前WBC世界L・フライ級王者 ※12回判定勝ち)とも拳を交えた経験を持つ。03年から05年にかけてアメリカ・ラスベガスで7戦をこなしたキャリアも見逃せない。
しかし、攻撃力で大きく勝るゴンサレス有利は絶対的なものといえる。距離を詰めてボディを攻めていけば、終盤を待たずにけりをつける可能性が高いといえる。

Written by ボクシングライター原功

ウリセス・ソリス

ウリセス・ソリス

L・フライ級トップ戦線の現状

WBA:ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
WBC:アドリアン・エルナンデス(メキシコ)
WBC名誉:エドガル・ソーサ(メキシコ)
IBF:ウリセス・ソリス(メキシコ)
WBO:ラモン・ガルシア(メキシコ)

ゴンサレス以外、ずらりとメキシカンの名前が並ぶ。このなかにはWBC名誉王者の称号を持つソーサも含まれるが、実際はフライ級で挑戦の機会を待っているため、ソーサがこのクラスで活動することはない。ソリスはWBA世界S・フェザー級王者のホルヘ・ソリスの弟。打撃戦を好む強打者だ。伸びしろという点ではWBC王者のエルナンデスに大きな期待がかかる。
ランカー陣もアジア、中米の選手が目を引く。日本ではOPBF王者の宮崎亮(井岡)、日本王者の黒田雅之(川崎新田)が大舞台のチャンスをうかがっている。デンベル・クエジョ、ロデル・マヨール、ドニー・ニエテスのフィリピン勢も力がある。メキシコ勢では王者経験者のヒルベルト・ケブ・バース、オマール・ニーニョらが返り咲きの機会を狙っている。

WBA世界フライ級タイトルマッチ

エルナン・マルケス

WBA世界フライ級チャンピオン

エルナン・マルケス

(メキシコ)

エドリン・ダプドン

前WBCシルバー・フライ級チャンピオン

エドリン・ダプドン

(フィリピン)

  • みどころ

メキシコのタイソン VS フィリピンの新星
マルケスの強打に注目

マルケスは今年4月、長期政権が期待されたルイス・コンセプション(パナマ)に挑戦。不利の予想のなか大奮闘し、ダウン応酬の激闘を11回TKOで制して戴冠を果たした。マヌエル・モンティエル率いる「コチュル・ジム」の門下生で、ウーゴ・カサレス(WBA世界S・フライ級王者)、ホルヘ・アルセ(WBO世界S・バンタム級王者)、そしてフェルナンド・モンティエル(前WBC・WBO世界バンタム級王者)らとはチームメートということになる。
まだ22歳だが、マルケスはすでに32戦(30勝23KO2敗)を経験している。敗れたとはいえノニト・ドネア(フィリピン=現WBC・WBO世界バンタム級王者)とも拳を交えたことがある(8回TKO負け)。好戦的なサウスポーのボクサーファイターで、パンチ力もある。
一方のダプドンはWBOアジア・パシフィック・ユース王座(ミニマム級)やWBOオリエンタル王座(L・フライ級)、WBCシルバー王座(フライ級)などを獲得した実績を持つ25歳。戦績は25戦22勝(13KO)3敗。世界的知名度は決して高くないが、異国で一気に頂上に駆け上ろうと番狂わせを狙っている。
順当にいけば王者の防衛が濃厚だが、地元での初防衛戦ということでマルケスが気負うことも考えられる。ダプドンが早い段階で仕掛け、若い王者を慌てさせることができれば面白い展開になりそうだ。

Written by ボクシングライター原功

WBO世界フライ級タイトルマッチ

フリオ・セサール・ミランダ

WBO世界フライ級チャンピオン

フリオ・セサール・ミランダ

(メキシコ)

ブライアン・ビロリア

元IBF世界L・フライ級チャンピオン

ブライアン・ビロリア

(アメリカ)

  • みどころ

3連続KO防衛の変則強打者 VS ハワイアン・パンチ
壮絶な打撃戦は必至

タイトルを獲得した試合と3度の防衛戦すべてを規定ラウンド内で終わらせていることでも分かるように、ミランダはフライ級屈指の強打者といえる。やや変則的な面と併せ7割近いKO率(41戦35勝28KO5敗1分)は、その数字だけでも相手に脅威を与えることだろう。
挑戦者のビロリアもハードパンチャーだが、数字の上(33戦28勝16KO3敗1無効試合1無判定)ではミランダに及ばない。しかし、エリック・オルティス(メキシコ)やウリセス・ソリス(メキシコ)を倒したときのように、ツボにはまると恐ろしいほどの破壊活動をみせることがある。好不調の波があるのが難点だが、ポテンシャルは高いものがある。L・フライ級に続く2階級制覇のかかった試合、しかもホームでの試合とあって高いモチベーションを持ってリングに上がるはずだ。
112ポンド(約50.8キロ)を上限とするフライ級だが、両者の戦闘スタイルを考えると、軽量級ばなれした壮絶な打撃戦が展開されることは必至と思われる。

Written by ボクシングライター原功

WBCインターナショナル・フライ級タイトルマッチ

エドガル・ソーサ

元WBC世界L・フライ級チャンピオン

エドガル・ソーサ

(メキシコ)

フリオ・パス

元WBC中南米フライ級チャンピオン

フリオ・パス

(ウルグアイ)

  • みどころ

2階級制覇に向けた前哨戦
ソーサの強打と技巧に注目

WBC世界L・フライ級タイトルを2年半に10度防衛した実績を持つソーサは、ロデル・マヨール(フィリピン)戦で不運なかたちで王座陥落したものの、WBCから“名誉王者”の称号を授かっている。現在はフライ級に転向して指名挑戦者の地位にいるためその肩書は有名無実化しているが、WBCがソーサを最大限に評価していることは確かだ。
ソーサは左ジャブを丹念に突いて相手をコントロールし、機を見て打撃戦を仕掛けるタイプといえる。WBCインターナショナル・タイトルは、大久保雅史(12回判定)、堀川謙一(8回TKO)に続いて3度目の防衛戦となる。48戦42勝(25KO)6敗。
一方、“マタドール”(闘牛士)を名乗るパスは13戦12勝(4KO)1敗の28歳。年齢は3歳若いが、キャリアもソーサの約1/4と少なめだ。世界的強豪との手合せも皆無で、昨年5月にWBC中南米フライ級タイトルを獲得した実績が目立つ程度だ。
ここはソーサが経験と地力の差を見せつけ、近い将来のフライ級タイトル挑戦に弾みをつける可能性が高いとみる。

Written by ボクシングライター原功