怒涛のビッグマッチ タイムリーオンエア!
因縁のライバル バスケス vs マルケス、4度目の激突!
フェザー級12回戦

前WBC世界S・バンタム級チャンピオン
イスラエル・バスケス
(メキシコ)

元2階級制覇チャンピオン
ラファエル・マルケス
(メキシコ)
ONCE AND FOUR ALL 4度目のライバル対決も激闘必至
世界のトップ選手同士によるライバル対決シリーズは数多く記録されている。ことに1勝1敗のあとを受けて3戦目で決着をみた例は多い。ミドル級のトニー・ゼール対ロッキー・グラジアノ、ヘビー級のモハメド・アリ対ジョー・フレージャー、アリ対ケン・ノートン、ウェルター級のシュガー・レイ・レナード対ロベルト・デュランなどは、歴史的な名勝負として記憶されている。最近ではエリック・モラレスとマルコ・アントニオ・バレラ、アルツロ・ガッティとミッキー・ウォードといったライバルたちが、三たび拳を交えて決着をつけている。
しかし、「仏の顔も3度まで」と言われるように、さすがに4度目の対決となると珍しい。しかも、世界的な著名選手同士のカードとなると、エザード・チャールズ対ジャージー・ジョー・ウォルコット(ヘビー級)、シュガー・レイ・ロビンソン対ジェイク・ラモッタ(ミドル級 ※6度)、サンデー・サドラー対ウィリー・ペップ(フェザー級)など限られてしまう。
今回のバスケス対マルケスもライバル対決として史上に残ることは間違いない。
両者の初戦は07年3月のこと。バスケスの持つWBC世界S・バンタム級王座にマルケスが挑んだもので、7回終了TKO勝ちでマルケスが新チャンピオンになっている。5ヵ月後の再戦は逆にバスケスが6回TKO勝ち、王座を奪い返した。3度目の対決は08年3月。わずかにマルケス優勢で迎えた最終回の終了寸前、バスケスが起死回生のダウンを奪って逆転の判定勝ちを収めている。
いずれも超がつくほどの激闘だったため、WBCが両者に休養勧告をしたほどだった。
マルケスは昨年5月に3回TKO勝ち、バスケスは10月に9回KO勝ちでそれぞれ戦線復帰を果たしている。
4度目のライバル対決はフェザー級12回戦として行われる予定で、「ONCE AND FOUR ALL」というイベント・コピーがつけられている。FORとFOURを掛けたコピーで、「4回目がすべて」といった意味合いか。
「マルケスは私と同様、強靭なハートを持った優れたファイターだ。私たちはともに強い決意を持って試合に臨むことになる。でも、勝つのは私だ」
バスケスはライバルを持ち上げたうえで自身の勝利を確信している様子だ。今回の勝利を前提にフェザー級に定着し、その後、タイミングをみてS・フェザー級進出も視野に入れていることを明かしている。
両者は3試合で合計25ラウンドも戦っており、性格も含めて互いの手の内は知り尽くしているといっていいだろう。今回もスタートから火の出るような打ち合いになることは間違いないだろう。注目すべきパンチはバスケスの左フック、マルケスの右ストレートと左フックか。
48戦44勝(32KO)4敗のバスケス(32歳)、43戦38勝(34KO)5敗のマルケス(35歳)とも一撃で試合を終わらせる、あるいは一撃で流れを変える決め手のパンチを持っているだけに、スリリングな攻防が見られるはずだ。
クリス・ジョン(インドネシア)を筆頭にユリオルキス・ガンボア(キューバ/アメリカ)、ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)、エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)らがしのぎを削るフェザー級トップ戦線。本格参入を果たすのは、バスケスか、それともマルケスか。
Written by ボクシングライター原功

クリス・ジョン
フェザー級トップ戦線の現状
WBAスーパー:クリス・ジョン(インドネシア)
WBA:ユリオルキス・ガンボア(キューバ/アメリカ)
WBC:エリオ・ロハス(ドミニカ共和国)
IBF:クリストバル・クルス(メキシコ)
WBO:ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)
実績ではジョンが群を抜いているが、ここにきてガンボア、ロペスの評価が急上昇。三者はほぼ横一線に近い状態といっていいだろう。それを微差でロハスが追う展開。
WBOではバスケスが1位、マルケスが2位、WBAはマルケス3位、バスケス4位、WBCはバスケス1位、マルケス2位(S・バンタム級)という位置づけになっており、この勝者がいずれかの団体で指名挑戦権を手にすることになるはずだ。
