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みどころ・試合内容 / 2010年6月21日放送

みどころ・試合結果

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6月21日放送

[191ch]6月21日(月) よる8:00      [191ch][HV][再]6月22日(火) 午後0:00

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激戦の“スーパー・シックス”、フロッチvsケスラー!

WBC世界S・ミドル級タイトルマッチ

カール・フロッチ

WBC世界S・ミドル級チャンピオン

カール・フロッチ

(イギリス)

No Photo

前WBA世界S・ミドル級チャンピオン

ミッケル・ケスラー

(デンマーク)

  • みどころ

英国のコブラ VS 北欧のヒットマン「スーパー・シックス」注目の一戦

世界チャンピオンを含む6人の世界的強豪が参加して覇権を競う「スーパー・シックス」トーナメント。第1ステージを終えた時点でアルツール・アブラハム(アルメニア/ドイツ)が3点をゲットしてリードしていたが、第2ステージの初戦でアンドレ・ディレル(アメリカ)に反則負け。その結果、現在はアブラハム3点、ディレル2点、カール・フロッチ(イギリス)2点、アンドレ・ウォード(アメリカ)2点、ミッケル・ケスラー(デンマーク)0点、ジャーメイン・テイラー(アメリカ)の代役アラン・グリーン(アメリカ)0点となっている。4試合が終わった時点で、すでに大混戦になっているのである。
そんななかで迎えるフロッチ対ケスラーは、第2ステージで最注目のカードといえる。フロッチが勝てば決勝トーナメント進出に王手をかけることになり、ケスラーは脱落が確定的になる。逆にケスラーが勝てば混戦に拍車がかかることになる。また、WBCタイトルの行方という視点からも興味深いカードといえる。
チャンピオンのフロッチは「コブラ」と呼ばれる長身のボクサーファイター型。イギリス人の母親とユダヤ系ポーランド人の父親の間に生まれ、9歳でボクシングを始めた。アマチュアで世界選手権3位の実績を残したあと8年前にプロ転向を果たし、ここまで26戦全勝(20KO)の戦績を誇る。ストレート系のパンチを多用して積極的に攻めるタイプで、アマ、プロ通じてダウンは1度だけと、なかなかのタフガイでもある。
過去2度、世界タイトル獲得の実績を持つケスラーは「バイキング・ウォリアー」「北欧のヒットマン」と称される長身の万能型戦士。こちらはイギリス人の母親とデンマーク人の父親の間に生まれ、10歳でボクシングを始めた。生来の右利きだが、文字を書くのは左手、ボールを投げるのは右という器用な一面を持つ。押しも押されもせぬデンマークのヒーローだが、最近はデンマークとの国境から5分ほどのフレンスブルグ(ドイツ)に住んでいる。母国語のデンマーク語と英語に加えドイツ語も話せるようになったのは、こうした環境のせいもあるのだろう。正確な左リードでセットアップ、右ストレートで仕留めるという正統派の強打者で、耐久力やスタミナにも定評がある。加えて経験値も高い。
近況はフロッチの方が勝るが、総合力ではケスラーが上回る。9対5(ケスラー有利)という賭け率は、そうした点が考慮されての数字と思われる。
先のウォード戦では前後左右にスピーディーに動く相手を捕らえきれなかったケスラーだが、同じ欧州勢のフロッチは直線的な動きが多い選手。決して楽な展開とはいかないだろうが、戦いにくいということはなさそうだ。競ったラウンドが重なることになるかもしれないが、そんななかでこそケスラーの経験が生きるのではないだろうか。

Written by ボクシングライター原功

アンドレ・ウォード

アンドレ・ウォード

S・ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:アンドレ・ウォード(アメリカ)
WBA:ディミトリー・サルティソン(ドイツ)
WBC:カール・フロッチ(イギリス)
IBF:ルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)
WBO:ロバート・スティーグリッツ(ドイツ)

5人のチャンピオンのうちドイツ勢ふたりは評価を定める時期に至っていないといえよう。今後の実績しだいといったところか。
ウォード、フロッチを含む「スーパー・シックス」の参加メンバー、すなわちミッケル・ケスラー、アルツール・アブラハム、アンドレ・ディレル、アラン・グリーンの6人、そしてIBFチャンピオンのビュテ。この7人がほぼ横一線のトップグループを形成しているといえる。一時、ビュテも「スーパー・シックス」に途中参戦の噂が出たが、実現には至らず。7月下旬に故国ルーマニアで凱旋防衛戦の計画がある。
このクラスは欧州勢と米国勢という構図になっており、現在の世界ボクシング勢力図の縮図を見る思いがする。

S・ウェルター級12回戦

ポール・ウィリアムス

元2階級制覇チャンピオン

ポール・ウィリアムス

(アメリカ)

カーミット・シントロン

元IBF世界ウェルター級チャンピオン

カーミット・シントロン

(プエルトリコ)

  • みどころ

元2階級制覇王者 VS カリブの暗殺者 長身強打者同士 究極の無冠戦

身長185センチ、リーチ208センチというヘビー級並の体格を持つウィリアムスがウェルター級とS・ウェルター級の2階級制覇王者なら、シントロンはウェルター級で2度の戴冠実績を持つ強打者である。こちらも身長180センチ、リーチ188センチと大柄だ。
そんな両者がタイトルのかからない試合で拳を交えるわけだが、ウィリアムスがWBO1位、シントロンが2位にランクされていることを考えると、事実上の挑戦者決定戦とみて差し支えないだろう。
ウィリアムスは昨年、ケリー・パブリック(アメリカ)との対戦が決まりながら再三延期の憂き目に遭い、とうとうキャンセル。12月にはセルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)とのノンタイトル12回戦を組み、ダウン応酬のすえ判定勝ちを収めている。
一方、シントロンは09年2月のマルチネス戦は12回引き分けに終わっている。三段論法が通用しない競技とはいえ、ウィリアムス有利の決定的材料といえよう。賭け率は7対1(ウィリアムス有利)と出ている。
しかし、ともにクラスを代表する強打者。いつ、どんなことが起こっても不思議ではないカードといえる。

Written by ボクシングライター原功

WBA暫定世界フライ級タイトルマッチ

No Photo

WBA暫定世界フライ級チャンピオン

ルイス・コンセプション

(パナマ)

エリック・オルティス

元WBC世界L・フライ級チャンピオン

エリック・オルティス

(メキシコ)

  • みどころ

パナマの新英雄 VS 強打の元王者 コンセプションの勢いが凌駕か

坂田健史(協栄)⇒デンカオセーン・カオウィチット(タイ)⇒亀田大毅(亀田)と、東洋でタイトルを独占している間に設けられたWBAのフライ級暫定王座。コンセプションは昨年9月、オマール・サラド(メキシコ)を判定で破って、そのベルトを手に入れた。これが2度目の防衛戦となる。
コンセプションは20戦19勝(14KO)1敗の24歳。自分から積極的なアタックを仕掛ける好戦的なスタイルの強打者だ。KOによる犠牲者リストには、サラドのほか元王者ノエル・アランブレット(ベネズエラ)やロベルト・レイバ(メキシコ)も含まれている。
元WBC世界L・フライ級王者のオルティスは、2階級制覇を狙っての挑戦となる。4年前にタイトルを失って以降は顕著な実績はないが、パンチ力は錆びついていないはずだ。8歳若い暫定チャンピオンにひと泡吹かすことができるか。
この試合の勝者は遠からずWBAの正規チャンピオンとの統一戦が義務づけられるはず。亀田大毅や坂田との対戦シミュレーションはもちろんのこと、内藤大助(宮田)、久高寛之(仲里ATUMI)、清水智信(金子)、五十嵐俊幸(帝拳)といった日本のフライ級世界ランカーと比較して見るのも面白いだろう。

Written by ボクシングライター原功

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