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みどころ・試合内容 / 2010年8月9日放送

みどころ・試合結果

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8月9日放送

[191ch][HV]8月9日(月) よる8:00 [191ch][再]8月10日(火) 午後1:40

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チャベス・ジュニアvsダディ、次世代のチャンピオン候補対決!

WBCシルバー・ミドル級王座決定戦

フリオ・セサール・チャベス・ジュニア

WBC世界S・ウェルター級1位

フリオ・セサール・チャベス・ジュニア

(メキシコ)

ジョン・ダディ

WBC世界ミドル級6位

ジョン・ダディ

(アイルランド)

  • みどころ

「伝説の継承者」JCジュニアに注目 親子王者への重要な一歩

42戦40勝(30KO)1分1無判定、WBC世界S・ウェルター級1位の肩書――24歳になったチャベス・ジュニアのことをもう「親の七光り」と揶揄する者はいないだろう。次期世界チャンピオン候補の形容こそ相応しいといえよう。
チャベス・ジュニアは、元3階級制覇チャンピオンの父がS・フェザー級王者だった86年2月に生まれた。もの心ついたときにはすでに「JCスーパースターの長男」として注目される存在だった。父親についてジムに行くうちに自然にグローブやサンドバッグが遊具になったことは想像に難くない。しかし、プロのベースボール・プレーヤーになることを夢見ていたチャベス・ジュニアが本格的なボクシング練習をすることはなかった。12歳か13歳のときに非公式のアマ試合に出場したことがある程度だった。したがって17歳でプロデビューするまで、メキシコでは珍しいことに公式アマ経験はゼロとなっている。
03年9月のプロ初陣後、ここまで一度の敗北もない。勝利を逃したのは05年の6回戦での引き分けと、昨年11月の無判定試合だけである。後者の試合では一度は大差判定勝ちが宣せられたものの、試合後に禁止されている利尿剤が検出されたために判定が覆っている。体力消耗と脱水症状のため試合10日前に入院した際、医師から与えられた利尿剤の成分がルールに触れたのだという。こうした失敗も、やがてはチャベス・ジュニア・ストーリーのひとつになるのだろう。
対するダディもなかなかの人気者である。生地のアイルランドで約130戦(約100勝)のアマチュアを経験後、03年に大志を抱いて渡米。その年の9月にプロデビューした。これまで30戦29勝(18KO)1敗という戦績を残している。多くのアイルランド選手がそうであるようにダディも勇敢で、リスクを承知で相手に肉薄する戦法を身上としている。肉を切らせて骨を断つ戦闘スタイルの持ち主といえる。
スピードやテクニックで勝るチャベス・ジュニアが左ジャブで先手をとる可能性が高いといえそうだ。ダディはプレッシャーをかけて距離を詰め、得意の中近距離でパンチを交換したいところ。ただし、ここでもチャベス・ジュニアのワンツー、左フックが効果を発揮しそうだ。
ダディの攻撃力、精神力を甘くみることは危険だが、順当ならばチャベス・ジュニアが試合を支配するはずだ。

Written by ボクシングライター原功

フェリックス・シュトルム

フェリックス・シュトルム

ミドル級トップ戦線の現状

WBAスーパー:フェリックス・シュトルム(ドイツ)
WBA:空位
WBC:セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)
WBC暫定:セバスチャン・ズビック(ドイツ)
IBF:セバスチャン・シルベスター(ドイツ)
WBO:空位

いつの間にか…といった印象が強いが、王座のほとんどをドイツ勢が占めるようになった。最も在位期間の長いシュトルムは契約プロモーターとの確執で1年以上も試合から遠ざかっているが、9月にジョバンニ・ロレンソ(ドミニカ共和国)を相手に戦線復帰が決定した。ケリー・パブリック(アメリカ)を破ってWBC・WBO王座を手に入れたマルチネスはWBC王座のみを保持することになり、昨年12月に惜敗したポール・ウィリアムス(アメリカ)への雪辱戦に興味を示していると伝えられる。
若手ではアマチュア経験豊富なジェナディ・ゴロブキン(カザフスタン)のほか、11戦全勝(8KO)のマット・コロボフ(ロシア)に注目したい。

S・ライト級10回戦

マルコ・アントニオ・バレラ

元3階級制覇チャンピオン

マルコ・アントニオ・バレラ

(メキシコ)

ブラジル・S・ライト級

アダイルトン・デ・ヘスス

(ブラジル)

  • みどころ

目指すは4階級制覇 「童顔の暗殺者」バレラが戦線復帰

89年11月のプロデビューから数え、バレラのキャリア(73戦65勝43KO7敗1無判定)はすでに20年を越えている。WBOのS・バンタム級タイトルを獲得した95年以降、常に世界のトップ戦線に名を連ねてきたのだから驚嘆と賞賛に値するといえよう。ここ3年ほどは陰りが見えるものの、それでも人気と実力は世界のトップクラスを維持している。
今回は昨年3月、アミール・カーン(イギリス)に5回負傷判定負けを喫して以来のリングとなる。ドン・キング・プロダクションからトップランク社に移籍して最初の試合でもある。メキシコ初の4階級制覇に向け、どんな戦いを披露するか注目したい。
バレラと比較すると知名度では劣るデ・ヘスス(30戦26勝21KO4敗)だが、かつてプロデビューから15連続KO勝ちを記録したこともある強打者だけに侮ることはできない。それ以前にはアマチュアで国内王者になっており、オリンピック候補にもなるなど76戦72勝4敗という実績を残している。高い潜在能力を持っている選手といえよう。
デ・ヘススの戦力に関しては未知の部分があるが、経験値やテクニックなど総合力ではバレラが上回っていると思われる。元3階級制覇チャンピオンがプレッシャーをかけながら巧みな位置取りをし、コンビネーションでじわじわとデ・ヘススを追い込んでいく様子が目に浮かぶ。

Written by ボクシングライター原功

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