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みどころ・試合内容 / 2010年4月26日放送

みどころ・試合結果

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4月26日放送

[191ch][HV]4月26日(月) よる8:00      [191ch][再]4月27日(火) 午前10:45

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“ゴールデン・ボーイ”リナレス、注目の再起戦!

S・フェザー級10回戦

ホルヘ・リナレス

元2階級制覇チャンピオン

ホルヘ・リナレス

(帝拳)

フランシスコ・ロレンソ

元WBC暫定世界S・フェザー級チャンピオン

フランシスコ・ロレンソ

(ドミニカ共和国)

“ゴールデン・ボーイ”の再起戦 強豪ロレンソ相手に内容問われる戦い

半年前、「WOW FES!」のイベントとして行われた試合で衝撃の1ラウンドTKO負け。WBA世界S・フェザー級タイトルを奪われると同時に、プロ28戦目にして初黒星を喫したホルへ・リナレスがリングに帰ってくる。“ゴールデン・ボーイ”が故国ベネズエラで復活の狼煙を上げる!
リナレスは幼少時からグローブに親しみ、アマチュアでベネズエラのジュニア選手権3度優勝するなど155勝6敗の戦績を残した。16歳のときに単身来日し、02年12月に17歳でプロ転向。以来、驚異的なスピードと卓抜したテクニック、多彩なコンビネーションを武器に28連勝をマーク。この間、フェザー級とS・フェザー級で世界を制したのは周知のとおりだ。
快進撃はまだまだ続くと見られていたが、半年前に初の挫折を味わわされた。「勝負だから負けることもある。でも、大丈夫。また頑張ってタイトルを取り戻すから」夏に25歳になるリナレスは、力強く話す。
再起戦の舞台は故国ベネズエラ。相手は2度の世界戦を経験しているタフ男ロレンソだ。 ドミニカ共和国出身のロレンソは166センチの短躯だが、戦いぶりはラフでタフだ。41戦34勝(15KO)7敗とKO率は目立って高いわけではないが、頭から突っ込んで左右フックを振る荒っぽいスタイルを持つ。ファン・ディアス(アメリカ)やローマン・マルティネス(プエルトリコ)には判定負けを喫しているが、ネート・キャンベル(アメリカ)、クリストバル・クルス(メキシコ)には勝利を収めている。3冠王者ウンベルト・ソト(メキシコ)とは1勝(相手失格による反則勝ち)1敗だ。これだけの強豪と拳を交えながら一度もKO負けがないという点にもロレンソの特徴を見てとることができる。
生まれ故郷で迎える再起戦だが、リナレスにとってロレンソは決してイージーな相手ではないといえる。特に相手が積極的にチャージをかけてくると思われる序盤は要注意といえよう。リズムを崩されると思わぬ苦戦もありえる。
どんなかたちで再出発をするのか、“ゴールデン・ボーイ”の戦いぶりに注目だ。

Written by ボクシングライター原功

ホルヘ・リナレス

ホルヘ・リナレス

S・フェザー級トップ戦線の現状

WBA:内山高志(ワタナベ)
WBA暫定:ホルへ・ソリス(メキシコ)
WBC:ビタリ・タイベルト(ドイツ)
IBF:空位
WBO:ローマン・マルティネス(プエルトリコ)

リナレスの王座陥落後、このクラスは大混戦模様となっている。WBAはファン・カルロス・サルガド(メキシコ)から内山高志にベルト保持者が移り、暫定タイトルもリカル・ラモス(コロンビア)からホルへ・ソリスに持ち主が変わったばかり。WBCはウンベルト・ソトのライト級転向&戴冠にともない暫定チャンピオンのビタリ・タイベルトが正王者に昇格。IBFはロバート・ゲレロ(アメリカ)が夫人の病気療養のために王座を返上したため、現在は空位となっている。変動のないのはWBOだけだが、ここも5月にマルティネスの防衛戦が控えている。
捲土重来を期すホルへ・リナレス、2階級制覇を狙う粟生隆寛(帝拳)はもちろんのこと、今後の頑張りしだいではWBA、WBCでトップ15に名を連ねる三浦隆司(横浜光)にもチャンスが出てくるはずだ。

WBA世界バンタム級王座統一戦

WBA世界バンタム級チャンピオン

アンセルモ・モレノ

(パナマ)

WBA暫定世界バンタム級チャンピオンン

ネオマール・セルメニョ

(ベネズエラ)

幽霊 vs 五輪戦士 究極の技巧派対決 オッズは7対5でセルメニョ有利も接戦必至

EL FANTASMA(幽霊)と称されるモレノと、シドニー・オリンピックに出場した経験を持つセルメニョ。ともにテクニックに定評のあるボクサー同士の対決だけに、ハイレベルの技術戦が期待できる。
モレノはパナマ出身の24歳。2年前にウラディミール・シドレンコ(ウクライナ/ドイツ)を破って戴冠を果たし、すでに5度の防衛に成功している。ディフェンス技術に長けたサウスポーのボクサー型で、戦績は30戦28勝(10KO)1敗1分。
暫定チャンピオンのセルメニョは30歳。04年11月にプロ転向後、これまで19戦全勝(11KO)と無敗を誇る。こちらも技巧派で、試合運びや戦略面でも秀でたものがある。2階級制覇を狙ったクリスチャン・ミハレス(メキシコ)との決定戦で得た暫定のベルトを過去2度防衛している。
セルメニョのホームで行われる試合ということもあってかオッズは7対5で暫定チャンピオン有利と出ている。総合力には差が見られないだけに、高い確率で競った試合になりそうだ。
同じバンタム級の世界戦ということで、4月30日に行われる長谷川穂積(真正)対フェルナンド・モンティエル(メキシコ)のWBC&WBO統一戦を意識して観戦するのも一興だろう。

Written by ボクシングライター原功

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