日本を代表するピアニスト、辻井伸行。彼が2012年のNo.1コンサートに挙げる、軽井沢でのスペシャル・コンサート。ドビュッシー、ショパン、リストの佳曲を演奏。
2009年に行なわれたヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで、日本人として初の優勝を飾ったことで一躍時の人となり、その後もカーネギーホールでのリサイタルをはじめ、アメリカ、ドイツ、スイス、イギリスなど、世界中の国々で高い評価と圧倒的な成功を収めている、日本を代表するピアニスト、辻井伸行。2012年は、アシュケナージ指揮フィルハーモニア管弦楽団の定期演奏会でのロンドン・デビュー、ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団の招きによるサンクトペテルブルクの白夜音楽祭へのデビューなど、世界を股にかける活躍を見せる一方で、映画『はやぶさ 遥かなる帰還』の音楽を手がけるなど作曲家としても充実の1年を過ごしてきた彼だが、辻井自身が「2012年の最高の演奏の一つ」と語るのが、このスペシャル・コンサートでのステージだ。2部構成からなるこの日の演奏は、第1部を「はやぶさ 遥かなる帰還」をはじめとする自作曲によって構成、第2部ではドビュッシー「アラベスク第1番」「アラベスク第2番」「月の光」、ショパン「別れの曲」「革命のエチュード」、リスト「ラ・カンパネラ」「リゴレット・パラフレーズ」といった誰もが知る名曲に挑んだが、活躍の1年を体現するかのような名演となった。
楽曲情報
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アラベスク 第1番(ドビュッシー)
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アラベスク 第2番(ドビュッシー)
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月の光(ドビュッシー)
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別れの曲(ショパン)
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革命のエチュード(ショパン)
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ラ・カンパネラ(リスト)
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リゴレット・パラフレーズ(リスト)
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トルコ行進曲(モーツァルト)
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神様のカルテ(辻井伸行)
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それでも、生きてゆく(辻井伸行)
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花は咲く(菅野よう子)