全豪オープンテニス2009
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大会最終日 2009年2月1日(日)

Hiromasa MANO/Photographer
スペイン勢では初となる、全豪制覇を果たしたラファエル・ナダル。試合後のインタビューの様子。

勝利者インタビュー:
ラファエル・ナダル(スペイン・第1シード)
(日本時間:2月2日掲載)
男子シングルス決勝
○ラファエル・ナダル 7-5 3-6 7-6(3) 3-6 6-2
●ロジャー・フェデラー(スイス・第2シード)
Q:四大大会優勝6回目、あなたにとってどれ程特別なものでしょうか?
とても特別なものだよ。僕の夢はハードコートの四大大会で、そしてここで優勝することだったんだ。クレーコート以外での、自分のテニスを向上させるために自分の全生活をかけて本当にハードな練習を積んできた。だから本当に嬉しいんだ。今日はコート上で、本当に多くの感情を感じたよ。
僕の叔父が、ロッド・レーバーが2度も年間グランドスラムを制覇していて、四大大会で4回連続で優勝したことがある最高の選手だって僕に言っていたんだ。そしてレーバーは6〜7年(実際には5年)、四大大会でプレーをしていないのもあったから、最高の選手であった理由になるんじゃないかな。
全てが特別だったよ。今日はロジャーにとっては厳しい時だったから申し訳ない。彼はその状況でそこにいなければならなかったのは辛かっただろう。でも彼は偉大なチャンピオンだよ。彼は最高なんだ。確実に、彼は僕たちのスポーツ界で本当に重要な人間だよ。だから、彼には悪いと思っている。でも彼の今日の全てを称えるよ。
Q:第3セットで治療を受けていましたが、何のトラブルだったのでしょうか?その時どう感じましたか?
ベルダスコとの試合が終わってから、右足の太ももの筋肉とハムストリングスがとても締め付けられているような感じで、第3セットからそれが邪魔をし出した。痙攣ではなくて、もっと軽傷だったけれど。だから、トレーナーに聞いてみたんだ。ポール(トレーナー)、本当にありがとう。僕はその為に3分を取りたくなかったんだ、もし試合が長引いたら後で取る可能性が出てくるから。後々3分の時間を取るために、ただそのことを知っておきたかった。クリームを塗って、リラックスするように努めたよ。
Q:その後、その症状は完全に治まりましたか?
ううん、でもそれの影響はなかった。
Q:何か問題があったように見えたセカンドサーブがあったのですが、それについて説明はありますか?
問題?どんな理由で?
Q:通常よりも柔らかかったのでは?
柔らかい?
Q:ダブルフォルトがありました。
ダブルフォルト?いくつ?
Q:4つです。
4時間半で4つだったら悪くないと思うけれど。
あなたが言いたいことがわかったよ。たぶん、スピードを重視するよりもラインの中に入れなければいけなかったということかな。なぜなら、もしもロジャーがフォアハンドでセカンドサーブを打ち返してきたらポイントを取られるからね。
だから僕は、バックハンドで打ったんだ。こうすれば、スピードは遅いけれど、その分ボールをコントロールできるから。でもとにかく、その時はコントロールできていなかったね。
Q:初めての全仏オープンとウィンブルドン、そしてここではどんな比較ができますか?
違い?多分、初めてのハードコートの四大大会はとても特別なものだったよ。でも同時に、僕は疲れ過ぎていてタイトルを楽しむ時間がなかったんだ。ロッカールームに行ったんだ、めまいもしていたよ。
だけど本当に満足しているよ、でもタフな大会だった。
Q:皆がピート・サンプラスの記録にロジャーが近づいている事を話しています。あなたは22歳、全てのサーフェスでの四大大会優勝を果たしました。記録を持っている選手と比べて、どこまでいけると思いますか?
今、僕は(四大大会で)6回優勝してきた。僕は自分のこの記録に満足しているよ。試合に勝つためにもタイトルを獲るためにも、毎日自分のテニスを向上させるためにベストを尽くすようにすることは確実。でも、全てのタイトルを手に入れるのがどんなに難しいものかを僕は知っているんだ。まだまだ勝てるかはわからないよ、もちろん勝つように挑戦するけどね。でも、一番最初に優勝した時も、この先勝てるのかはわからなかったんだ。
誰だっていつ止まるかは知らない。だからいつだって注意しなければいけないし、自分の人生のように続いていく戦績に謙虚でいないといけない。
Q:試合の最後では何が違ってきますか?身体面かメンタル面、どちらが重要になりますか?
わからないけど、彼は第5セットで僕よりもミスが目立っていたね。第5セットでは、僕は彼よりもソリッドだったよ。だから試合に勝ったんじゃない?僕がファーストブレークを取ったゲームの中で、彼はブレークポイントをバックハンドで打つという重大なミスをした。それが僕にとって本当に重要だったんだ。
Q:あなたが13のブレークポイントを守ったことをフェデラーに言ったら、彼は自分も左利きだったらなと言っていました。左利きというのは利点なのでしょうか?それとも、あなたも右利きになりたいと望んだことはありますか?
ううん、僕は自分自身に満足しているよ(笑)。
Q:最初の部分では?
最初の部分?誰と対戦するかによるよ。もしロジャーとの対戦なら、左利きのほうが少し簡単だろうし。なぜならもし、右利きだったら彼のフォアハンドを相手にプレーをするのはかなり厳しいからね。彼のバックハンドも同じだよ。
Q:あなたは本当の王者として、その力を見せ付けましたね。
違うよ。わからない。僕はただ単に、優勝したことが自分のキャリアにおいて重要なんだ。大事な試合に勝つ時は、試合前から、試合の後に自分がどこへ向かうのかを知る必要がるよ。
Q:コートの外で、ロッド・レーバーはあなたに何と言いましたか?
最初の4セットが、驚異的なリズムだったと話してくれたよ。彼は、ただただ僕を祝ってくれたんだ。そして、特にかなり厳しかった準決勝の後によく戦ったと言ってくれた。そして15,000人の人々が試合が終わってからも、誰も10分は席を立たなかったと教えてくれたんだ。僕は彼に、彼がプレーをしていた頃はどれくらいの人が試合を観ていたのかをた尋ねたりもしたよ。
Q:あなたは以前、彼と話したことがありますか?
確か1・2度あるよ。
Q:金曜日の試合の後、今日の試合を少し心配したりはしましたか?それとも自分の体力を信じていましたか?
少しは心配した。少し疲れていたしね。身体面が少し心配だったよ、練習をしていても集中を切らさないようにするのが厳しかったから。
でも、全試合の前にコーチのトニーと話していたんだ。彼は、いつだってとにかく闘うこと、そしていつだって勝利を信じるようにと僕に言った。それを考えて、最後はプレーしたよ。それが良かった。
Q:ロジャーともう何度も対戦していますね。今日の彼の良かった部分と、あまり良くなかった部分は何だったのでしょうか?
彼はインサイドでプレーをしていたんじゃないかな。特にバックハンドでは、ボールをコート内に確実に返してきていたのが、僕には厳しい試合だったね。悪かった点は、第5セットで普段よりも多くのミスをしていたことかな。
Q:新しいウェアの心配もしていましたか?最終的には優勝でしたが。
そのことをかなり心配していたんだ(笑)。新しいウェアにパワーを奪われる気がしてて(笑)。
Q:プレーステーションで彼にリベンジをしようという計画はもうありますか?
まだだよ、もっと練習をしないとね。
大会最終日 2009年2月1日(日)

Hiromasa MANO/Photographer
全豪では2年ぶりの決勝進出を果たし、準優勝したロジャー・フェデラー。試合後のインタビューの様子。

インタビュー:
ロジャー・フェデラー(スイス・第2シード)
(日本時間:2月2日掲載)
男子シングルス決勝
○ラファエル・ナダル(スペイン・第1シード)7-5 3-6 7-6(3) 3-6 6-2
●ロジャー・フェデラー
Q:今日の試合に関して話して下さい。
良い試合だったと思うよ。でも、ううん、そうだね、僕には多くのチャンスがあったんだ。ファーストセットで2回ブレークする機会もあったしね。多くのチャンスがありながら、僕はそれを逃したんだよ。それらが後になって高くついたんだ。厳しい試合だった、不幸にも僕はそれ程良いサーブも打てなかったしね。そして、それが試合の終わりでは鍵だったと思うよ。
Q:上手くサーブが打てなかった時、それを取り戻すために何を考えていましたか?
ただ頑張ったよ。30%ほどしか成功しなかったファーストサーブだったけれど、僕はナダルからセットを取ったから。そして、セカンドサーブでは良い球を打ったんだ。確実なのは、僕が馬鹿みたいなダブルフォルトを犯したこと、でも普通ならそういうことは5セットマッチでは起こるものなんだ。でも自分のサーブをコントロールしようとはしたんだ、ただ最後までリズムを見つけることができなかったよ。それは悔しかった、でもそういうことは起こるんだよ。
Q:どういう感情でしょうか?
僕はタフに戦ったし、良いプレーもしたよ。だからそこは満足しているんだ。そしてサーブが今より良くなるように願っているよ。僕のサーブとナダルのサーブは全く違うものなんだ。彼はそのサーブを確実に打ってくる。僕はそれを打ち返す為に、ラインに立つようにするのだけど、それで何度かはミスをして逃してしまうんだ。
でも、僕は今日の試合が好きだよ。でも負けたら悲しいよね。
Q:第4セットの終わりに、あなたの勢いが恐らく空回りしているのではないかと私たちの多くは考えました。第5セットのナダルはどれ程タフなのでしょうか?
多くの選手のようにタフだよ。第5セットでは、何だって起こりうるんだ。これが問題だよ。相手よりも良いプレーをする選手が勝てるわけじゃなくて、ただ勢いに関するものなんだ。僕は第5セットでは確実にひどいプレーをしたんだ。ナダルが第5セットでもタフな選手の一人なのは疑いようがないよ。
Q:勝利を取り逃して、あなたの心の中で感じたことは何だったのでしょうか?
今日の試合は、僕のキャリアの中でも勝てる試合で、勝つべき試合だと思っていた。でもテニス選手は、自分のキャリアの中で勝利だけを収めることは出来ないだろう。だから負けることだってある。でもウィンブルドンや今日の全豪オープンのような接戦で負けると普通に負けるよりも更に悔しい。これが僕が考えたことだよ。でも後悔はないんだ。だから大丈夫。
Q:彼は準決勝で5時間の試合を金曜日にプレーしました。今日の試合時間を長引かせることができれば、あなたは彼のコンディションが変わってくると感じましたか?
ううん、彼にはそれ程、そのことが影響しないことを僕は知っていたからね。だからそういう役割を果たそうとは思っていなかったよ。彼と戦う準備はできていたよ。
Q:彼が試合の終わりに、ますます強くなっていくのを感じましたか?
ううん、今日は僕が満足のいかないプレーを第5セットでしたんだ。でも彼はソリッドなプレーをしていたよ。彼は、勝利につながるポイントをキープしようとして、第4セット・第5セットでは疲れていたと僕は思うよ。
Q:14回目の勝利を手に入れられず、また次回まで待たなければいけないことが、あなたを余計に悔しがらせたのでは?
それはないよ、正直に話すけれど本当にない。最初の瞬間、がっかりしてショックで、悲しくて、そういうものに圧倒されたんだ。問題は、その時にロッカールームに行けなくて、気楽に過ごして冷たいシャワーを浴びられないことだよ。そこに残っていないといけないからね。これは最悪な気分だよ。だからわからないな。
Q:ファーストサーブに問題があると言っていましたね。ファーストサーブで中に入ったのは52%でした。そして恐らく、19のブレークポイントもありましたね。それはナダルのサーブの時に起こっていましたが、それらの問題は何でしょうか?ただ単に彼のサーブが良いからなのか、それともあなたの打ち返しに問題があったのでしょうか?
僕が左利きだったら良かったな、彼のブレークポイントをデュースサイドではなくアドサイドからプレーするんだけど。これが彼の利点なのは確かだね、今回が初めてではないからね(笑)。
Q:まだ彼を倒せると信じていますか?
うん、確実にね。(今度は)4時間半も費やしたりはしないよ。





