元ストライクフォース&WEC王者で、BJ・ペンを引退に追い込んだディアスvs元WEC王者でダン・ハーディー、キム・ドンヒョンを連続(T)KOしたコンディット
ニック・ディアスはシーザー・グレイシーの弟子の黒帯柔術家。三角締めなど優れた寝ワザ技術を持つが、現WBA世界スーパーチャンピオン&WBC世界チャンピオンのアンドレ・ウォードらとスパーリングするなど、ボクシング特訓にも励んでおり、強烈なパンチも合わせ持つ。特に長いリーチから繰り出すボディー打ちは強烈だ。
WECとストライクフォースの元ウェルター級王者であり、一昨年はDREAM王者マリウス・ザロムスキーをTKO、桜井"マッハ"速人にも一本勝ちしているし、昨年はエヴァンゲリスタ・サイボーグ、ポール・デイリーを撃破した後UFCに復帰し、元ライト級ウェルター級王者の"天才"BJ・ペンを大激戦の末に降し、ペンに引退を決意させている。
ディアスの同門には青木真也を降したギルバート・メレンデス、UFCウェルター級タイトルマッチで王者ジョルジュ・サン・ピエール(GSP)を苦しめたジェイク・シールズ、そしてディアスの弟で五味隆典に一本勝ちしたネートもおり、練習環境にも恵まれている。
だが相手のコンディットも、猛者揃いの名門グレッグ・ジャクソン道場でもまれており、練習環境では引けを取らない。
コンディットは最後のWECウェルター級王者で、UFCではデビュー戦でマーティン・カンプマンに1−2の判定で敗れたものの、その後は4連勝している。特に最近3試合では3連続(T)KO勝利だ。
一昨年6月のUFC115ではローリー・マクドナルドにTKO勝ちして大会ベスト・ファイト賞を獲得。つづくUFC120では、GSPとタイトル戦を戦ったダン・ハーディーを1R KOして大会ベストKO賞。さらに昨年7月のUFC132でも、ネートを破った"韓国のスタンガン"キム・ドンヒョンに飛びヒザからのパウンドでTKO勝利し、またもベストKO賞を受賞したのだ。つまり3大会連続でボーナスをゲットしており、今、乗りに乗っているファイターなのだ。
今回のメインは本来、GSPとディアスのタイトル戦の予定だったが、GSPがヒザを負傷して欠場したため、この2人による暫定王者決定戦となった。しかし両者とも強豪中の強豪なので、見応えのある戦いになることは間違いない。
Written by 稲垣收
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