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Column コラム

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2回戦途中のアクシデントで3年連続の棄権。完全回復がウィンブルドンへの最優先課題

2017/06/27

左脇腹の怪我で2回戦を棄権した錦織圭(写真提供:Getty Images)

 全仏オープンとウィンブルドンの間隔が2週間から3週間に延びて3年目になる。ローランギャロスで終盤まで勝ち残ったプレーヤーにとっても多少余裕を持って芝への調整ができるようになった。3週のうちの真ん中の週に開催されるハーレかロンドンに出場し、ウィンブルドンに臨むというスケジュールがトッププレーヤーの主流だ。

 いずれも『ワールドツアー500』に属する大会で、錦織は過去4年にならって今年もハーレを選んだ。しかし錦織にとっては決してゲンのいい大会とはいえない。2014年と2015年には準決勝に進んだものの、2015年のほうはふくらはぎのケガのために準決勝を途中棄権している。連続的に低姿勢でのプレーが求められる芝では下半身に負担がかかりやすく、足元の不安定さやイレギュラーバウンドのせいでケガも招きやすい。昨年は脇腹のケガで2回戦を戦わず棄権。錦織にとっては『芝=ケガ』という嫌なパターンが定着し始めた。しかも両年ともそのケガを引きずってウィンブルドンも大会途中で棄権という結果を招いている。

 過去2年の無念を払拭したいという思いは強かったに違いない。幸い、4月から悩まされていた手首のケガも癒え、パリを去る時点では「疲労も意外に溜まっていない」とフィジカル向上の手応えを感じたところだった。

 1回戦の相手は、全仏オープンでも対戦したばかりのフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)。パリでは「最近はフェルナンドと仲がいい」と日本語の会見中も珍しくファーストネームで呼んで親密さをアピールし、今大会ではダブルスも組んでいた。ベルダスコの武器であるトップスピンが生きるのはクレーだが、ウィンブルドンでも過去にベスト8入りしている。

 錦織は第1セットをタイブレークで失うが、ベルダスコのファーストサーブの確率が第1セットの82%から52%に大幅ダウンした第2セットで反撃。第4ゲームでブレークに成功し、すぐにブレークバックを許すものの第6ゲームを2度のデュースの末に再びブレーク。今度はリードを守って6-3でセットを奪った。最終セットは第2ゲームのサービスゲームで0-40のピンチをしのぐと、第7ゲームで3度のデュースのあとブレーク。最後はラブゲームキープで締めくくった。

 こうして元世界7位の33歳を倒した錦織の次の相手は、今が自己最高の34位という21歳のカレン・カチャノフ(ロシア)。昨年の全米オープンの2回戦で錦織が勝っているが、当時まだランキングも90位台だったニューカマーはその直後には中国の成都でツアー初優勝を飾り、全仏オープンではグランドスラム自己最高のベスト16入り。まさに今が初々しい成長期で、もう3年近くトップ10を維持する27歳の錦織との一戦は日本人でなくても楽しみなカードだった。

 ほとんどのゲームがデュースという接戦ながら両者サービスゲームをキープしていた第5ゲームで、錦織をアクシデントが襲った。打球時に踏ん張った脚が横に滑り、左腰のあたりを痛めた。ブレークポイントを握っていたが、そこから3ポイント連続でリターンを返せず、カチャノフがキープ。チェンジエンドでトレーナーを呼んでマッサージなどを受けたが、次のゲームはサーブも全力で打てない状況で2ポイントを失い、棄権を申し出た。

 この事態に不相応にも見えた苦笑いは、3年連続のアクシデントが自分でも信じがたい思い、(嘘でしょ)という心の声の表れだったのではないだろうか。

 「こんな結果になって本当に残念。予兆はまったくなかった」と話したが、医師の診断によると1週間ほどで治る見込みのようだ。せめてウィンブルドンでは「3年連続」にならないよう、回復を祈る。

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