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コラム

【錦織圭レポート】連戦疲れか、2回戦を途中棄権。早期復帰に期待

2014/02/24

負傷により途中棄権となった錦織圭。早期復帰が期待される。写真は1月撮影(Getty Images)

 18歳のときにツアー初優勝を果たしたデルレイビーチは、思い入れのある地だ。そこへ、前週に獲得した通算4つ目のツアータイトルを引っさげて乗り込んできた錦織だが、1回戦から苦戦した。予選上がりの169位、ガストン・エリアス(ポルトガル)に第2セットを献上。2-5からいったん5-5に追いつきながらの失セットだった。最終セットは危なげなかったが、その後、脚などに痛みが出たという。それが中一日で回復せず、2回戦は65位のティムラズ・ガバシュビリ(ロシア)に2-4とされたところで左脚付け根の痛みを訴えて途中棄権した。

 「これ以上続けても悪化するだけと思ってリタイヤした。最悪の状況になる前に止めたので、長く休むようなことにはならないと思います」と説明したが、翌週に予定していたアカプルコは出場を取りやめた。フロリダの家で様子を見ながら練習を再開するという。

 優勝した翌週に途中棄権というケースは、ちょうど1年前と同じだ。遡れば一昨年、楽天オープンで優勝した翌週の上海マスターズでも、棄権こそしなかったものの足首と膝の痛みで2回戦敗退を喫した。明らかに一つの〈傾向〉が存在する。今季は体力に自信をつけていた錦織だが、昨年末からの連戦でさすがに疲れが出たらしい。

 昨年の同時期に比べてハードスケジュールだったことは確かだ。昨年は全豪オープンの4回戦で敗れたあと、次の試合となるメンフィス大会まで丸4週間あったが、今年は同じ4回戦敗退だった全豪の翌週末にデビスカップで単複フル出場し、昨年よりも1週早まったメンフィス大会を戦った。

 ただ、同じトップ20内の選手でも同様かそれ以上のハードスケジュールをこなしている選手がいることを考えれば、テニスプレーヤーに求められる体力のレベルはまだ高いということだろう。錦織もトップ10入りを叶えるためには引き続きそのレベルを目指さなくてはならないが、それは今ここで無理をすることではない。

 ツアーを生きるテニス選手が、容態悪化のリスクを避けるのは当然のこと。国を代表して戦うデビスカップですら、先の1回戦で錦織とのエース対決を途中で止めたカナダのフランク・ダンシェビッチは、「この状態では勝てない。無理をして悪化すれば、ここからの大事な時期を棒に振ることになる」と理解を求めた。シーズンは始まったばかりで、3月にはインディアンウェルズとマイアミでマスターズシリーズ1000が2大会続き、その後は厳しいクレーシーズンに突入する。ここで躓くわけにはいかない。錦織も同じだ。

 体の状態、痛みの程度は実際のところ本人にしかわからない。本人の説明が真実なのかどうかも私たちはわからないが、その言葉を信じるしかない。インディアンウェルズでの復帰を待とう。


放送カード

3月放送予定
ジョコビッチ、マレーら現役トップ選手に加えて、アガシ、サンプラスらレジェンドたちも出場。
往年のチャンピオンたちが集う男子ATP公式シニアツアーの2013シーズンを放送。
4月放送予定
ワールドグループ制になって初のベスト8進出を果たした日本代表が3連覇を狙う王者チェコとの一戦に挑む!
往年のチャンピオンたちが集う男子ATP公式シニアツアーの2013シーズンを放送。
母国の名誉と威信を懸けて、強豪国が激突する“テニスのワールドカップ”。ワールドグループ準々決勝の模様をハイライトでお届け
女子テニスの国別対抗戦・フェドカップ。
強豪8カ国による熱戦を1回戦から決勝まで放送

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