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コラム

【錦織圭レポート】2014年の開幕戦、第2シードで臨むも決勝進出ならず

2014/01/07

2014年初戦に臨んだ錦織圭。目標としていた決勝進出には惜しくも届かなかった。(写真提供:Getty Images)

 2014年のテニスシーンが幕を上げた。錦織圭の挑戦を追う楽しみがまた始まったわけだ。スタートは去年と同じくオーストラリアのブリスベンである。12月29日……24歳としての第1日目はダブルスながら今季初試合と重なったが、サム・クエリーとのペアで惜敗。理想的な誕生日にはならなかったが、シングルスでは好スタートを切った。1回戦はバイ。2回戦で地元オーストラリアのマシュー・エブデンを6-2、6-4で片付けた。

 昨年末から新しくコーチングスタッフに加わったマイケル・チャンによると、錦織の武器であるフォアハンドはまだまだ伸びしろがあるという。さらなる強化に加えて、決め手となるフォアに回り込むケースを増やし、比較的ディフェンシブなバックハンドを打つ回数を減らすことでラリーを短縮してスタミナ消耗を防ぐそうだ。

 取り組んできた「超攻撃的」な姿勢が功を奏したのが、1歳上のマリン・チリッチとの準々決勝だった。錦織がまだ叶えていないトップ10入りを21歳のときに果たしているが、昨年はドーピング違反で出場停止処分を受けたこともあり、ランキングは37位に落としている。ピーク時のテニスは取り戻せていない。

 198センチの長身から打ち下ろすビッグサーブは強力だが、これに対して錦織は一歩踏み込むアグレッシブなリターンで先手を奪った。早いタイミングでボールを捉えた正確なリターンに、チリッチは対応に苦しんだ。ラリーでも錦織は深いショットを押し込み、常に主導権を握る。立ち上がりのゲームを4度のデュースの末にブレークし、それを守る形で6-4でセットを奪った。第2セットはチリッチも安定したネットプレーなどでポイントを稼ぎ、両者何度もピンチを凌ぎながらのシーソーゲームの展開から錦織が最後にサービスダウン。しかし崩れることなく最終セットを6-2で締めくくることができたのは、オフに充実した練習とトレーニングができた自信の表れだろう。

 これで昨年と同じベスト4入り。しかし第5シードで臨んだ昨年と違い、今回は決勝進出が順当な第2シードだ。準決勝に迎えたのは地元オーストラリアのレイトン・ヒューイット。元王者とはいえ今は世界ランク60位の32歳だ。2011年のウィンブルドンで敗れて以来の対戦を前に錦織は、「ここまでいいプレーができているので、シーズン初めの週にぜひ決勝進出を果たしたい」と自信を覗かせ、実際第1セットを7-5で奪ったが、地元ファンの声援を一身に浴びたヒューイットは気迫に満ちていた。40度を超えていたという暑さにも、ヒューイットのほうがよりうまく対処したようだ。

 勝っていればロジャー・フェデラーとの決勝戦だった。地元のファンには最高のカードとなった決勝、32歳の元王者同士の対決を制したのはヒューイット。約3年半ぶりのツアータイトルだった。今年もさまざまなドラマが起こることを暗示するような開幕戦、錦織が主人公のドラマはどんな展開を見せるのだろうか。


放送カード

3月放送予定
ジョコビッチ、マレーら現役トップ選手に加えて、アガシ、サンプラスらレジェンドたちも出場。
往年のチャンピオンたちが集う男子ATP公式シニアツアーの2013シーズンを放送。
4月放送予定
ワールドグループ制になって初のベスト8進出を果たした日本代表が3連覇を狙う王者チェコとの一戦に挑む!
往年のチャンピオンたちが集う男子ATP公式シニアツアーの2013シーズンを放送。
母国の名誉と威信を懸けて、強豪国が激突する“テニスのワールドカップ”。ワールドグループ準々決勝の模様をハイライトでお届け
女子テニスの国別対抗戦・フェドカップ。
強豪8カ国による熱戦を1回戦から決勝まで放送

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