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Column コラム

杉山愛 オリジナルコラム「愛's EYE」

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杉山愛 オリジナルコラム「愛's EYE」

第238回 トレーナーという仕事

2016/01/29

■効率よく動ける体を作ることを目標に、ケアやトレーニングを行います

 選手のパフォーマンスを支える裏方、トレーナーの仕事が徐々に注目を集めるようになりました。日本語ではひとまとめにトレーナーと呼びますが、実際は、体のケアや治療などメンテナンスを中心に行う人と、フィジカルトレーニング(ストレングス)を担当する人に分かれます。

 前者はフィジオとかアスレチックトレーナーとも呼ばれ、後者は単にトレーナーと呼ばれたり、トレーニングコーチ、ストレングスコーチと呼ばれることもあります。どちらも選手の体にかかわる仕事で、内容も重なる部分がありますが、基本的に役割は別々です。
 スピード化、パワー化が進んだ今のテニスでは、フィジカルが結果を大きく左右します。ここが充実していないと、ケガをしたり、好成績が出せないということに直結します。ケアやストレングスの担当は、それくらい大きな責任を負う、重要なスタッフです。

 男女のプロツアーも、また、グランドスラムなどの大会も、フィジオがスタッフとして常駐します。彼らが必要なケアをしてくれるのですが、私自身はそれに加えてケア担当とストレングス担当の2人にツアーに帯同してもらっていました。

 体格に恵まれていなかったので、その分、どれだけ追い込んで体をフィットさせるか、パワーで負けない体作りをするかが私の生命線でした。そこで、トレーニングや体のバランスを整えたりということを常に見てもらっていたのです。

 彼らにはいつも助けられました。ある年のジャパンオープンで、試合は無理かと思うくらい肩が痛いことがありました。サーブはギリギリ打てるかどうか、という状態。ところが、治療を受けて1回戦の試合をして、なんとか勝つことができました。また治療をしてもらい、2回戦では少しよくなって、結局、最終日にはなんの痛みもなくなりました。

 ダメもとで出た大会で、自分に対する期待もありませんでしたが、体がよくなっていくことで「できるんだ」という喜びが徐々に増し、気持ちも乗ってきて、結局優勝できたのです。このタイトルはトレーナーのおかげだと思っています。

 今の傾向としては、トレーニングと言っても、体をただ鍛えればいいというのではなく、バランスを見ながら自分の足りないところを鍛え、より動きやすい体、パワーを伝えやすい体を作ることに重点が置かれています。

 トッププレーヤーの体を見てもわかるように、筋骨隆々になるのではなく、細かい筋肉をつけ、キメの細かい、しなやかな体を作ることが主流です。当然、科学的なトレーニングが求められます。その研究が進んだことは、選手の体つきや動きを見てもわかると思います。動きのクオリティが上がり、選手寿命も伸びています。道具の進化とともに、そこが以前のテニスと一番大きく違うところでしょう。

 そうやって、効率よく動ける体を作ることは、現役時代の私にとってはテニスの面白味の一つでもありました。ランキングでトップ10に入るなどピークの時は、感覚がとぎすまされて脳の指令が体の隅々にまで行き渡るように、トレーニングで追い込んでいました。
 私は単複両方に出場することも多かったので、試合数も運動量も相当なものになるのですが、それだけに体の使い方を効率よくすることを心がけたのです。動きにムダがあると、ケガをしてしまったり、疲れたりということにつながります。効率の良い体の動きを追求することは、試合を勝ちきるというところにもつながっていたと思います。

 それくらい、今のテニスにフィットネスが占める割合は大きいと思います。錦織圭選手がこれだけ活躍できるようになったのも、そこが大きく影響しています。体つきも明らかに変わってきましたし、ショットの力強さはフィジカルの強さが生み出しているとも言えるでしょう。



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杉山 愛

杉山 愛
生年月日:1975年7月5日
出身:神奈川県
主な戦績:
WTAツアー最高世界ランク シングルス8位 ダブルス1位
国際公式戦勝利数:シングルス492勝 ダブルス566勝
WTAツアー:シングルス優勝回数6回
ダブルス優勝回数38回
グランドスラムダブルス最高成績:全豪準優勝(2009年)、ウィンブルドン優勝(2003年)、全仏優勝(2003年)、全米優勝(2000年)
公式戦通算試合数:1772試合(シングルスとダブルス)
グランドスラム連続出場の歴代2位記録(62大会・女子1位)を持つ。

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