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Column コラム

杉山愛 オリジナルコラム「愛's EYE」

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杉山愛 オリジナルコラム「愛's EYE」

第205回 全仏オープンみどころ 日本選手編

2015/05/12

伊藤竜馬 写真:Getty Images、奈良くるみ 写真:Getty Images

■トップと遜色ない奈良選手。あと一歩を、この全仏で詰めてほしいですね

 5月24日に開幕する全仏オープンのみどころを、2回に分けて書いていきます。まず、日本選手編から。

 日本勢は男子の錦織圭選手、添田豪選手、伊藤竜馬選手、女子の奈良くるみ選手、土居美咲選手が本戦から出場します。

 日本選手にとって、クレーコートの全仏は四大大会でもっともタフなサーフェスと言えます。特に男子ですが、添田選手、伊藤選手は、どちらかというとフラット系のボールからの展開が中心なので、どれだけクレーコートにアジャストしていけるかが、好成績を残すカギになります。

 私の現役時代を振り返っても、クレーだからといって、いわゆるクレーのテニスに全面的に変えていくのは無理です。幸い、全仏のサーフェスは硬めで球足は速く、ハードコートに似た展開でもポイントを取っていくことができるので、本来のテニスを見失わずに、上手にアジャストしてほしいですね。

 フットワーク、攻め方、気持ちの持ち方と、少しずつのアジャストでテニスががらっと変わります。これがうまくいけば、日本の選手たちが大きく飛躍できる大会になりうると思います。

 その点で注目したいのは伊藤選手です。今はヨーロッパに拠点を置く伊藤選手ですが、そのことがクレーのテニスというより彼のテニス全体のレベルの底上げにつながるのは間違いありません。

 どちらかというと単調になりがちなテニスですが、クレーコートでは、3次元的、立体的に攻めていくことも必要なので、そこに取り組むことが、彼のテニスを作るうえでも重要なプロセスになると思います。

 女子では奈良選手に注目したいと思います。4月のフェドカップ(日本対ベラルーシ戦)で久しぶりにプレーを見せてもらいました。アザレンカ選手には敗れましたが、やろうとしていることが明確で、そこが彼女の一番の良さだと思います。

 グラウンドストロークに安定感があって、フットワークもよく、特に前後の動き、コートの中に入っていく入り方、そこでのボールのとらえ方というのは素晴らしいと思います。見ていると、彼女のやりたいことが手に取るように分かるのですが、そこが彼女の頭の良さを表しているように思います。

 クレーコートではビッグショットがかき消されてしまうので、他のサーフェス以上に展開力が必要になります。その展開力を磨くことが、彼女がさらに上に行くために必要な、ステップになると感じます。

 テニスの内容的には、トップ10クラスの選手--ヤンコビッチ選手やアザレンカ選手との試合を見ても、奈良選手が取っていてもおかしくない接近したゲーム展開がありました。でも、その1本が取りきれないというのが現状です。彼女のテニスがそこまで来ているのは確かです。本当に近づいているけれど、その1本を取る難しさというものが、まだあると思います。

 そのための工夫、勝負する気持ち、攻めのパターンなどをもう一つ習得できると、ビッグネームに勝つ日も近いと思います。ウィンブルドンでビーナスと対戦した試合もそうでしたが、決して大きな差があるような内容ではなかったと思います。本当にもう少し、あと一歩だと思うので、そこをどう取るかが今後の彼女の課題です。それができた日には、トップ50、トップ30がまた見えてくると思います。それを、この全仏という舞台で実現させてもらいたいなと思います。


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杉山 愛

杉山 愛
生年月日:1975年7月5日
出身:神奈川県
主な戦績:
WTAツアー最高世界ランク シングルス8位 ダブルス1位
国際公式戦勝利数:シングルス492勝 ダブルス566勝
WTAツアー:シングルス優勝回数6回
ダブルス優勝回数38回
グランドスラムダブルス最高成績:全豪準優勝(2009年)、ウィンブルドン優勝(2003年)、全仏優勝(2003年)、全米優勝(2000年)
公式戦通算試合数:1772試合(シングルスとダブルス)
グランドスラム連続出場の歴代2位記録(62大会・女子1位)を持つ。

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