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Column コラム

杉山愛 オリジナルコラム「愛's EYE」

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杉山愛 オリジナルコラム「愛's EYE」

第173回 全米オープンプレビュー 大会展望編

2014/08/25

■フェデラー、セレナなど大御所が好調。ブシャールら若手にも注目です

 全米プレビューの2回目として、大会全体の展望を書いてみます。

 まず男子ですが、前哨戦ではいろいろな選手の活躍が見られた一方で、ジョコビッチ(ランキング1位)は前哨戦で優勝がなく、ナダル(同2位)は全米を欠場。その意味では予想が難しい大会とも言えそうです。ただ、ジョコビッチはこれまでにも「どうなんだろう?」と調子が疑問視されていたことが何度かあり、それでも本番では調子を上げてきました。今大会も、いつも通り、大会に向けてしっかり調整していくでしょう。

 好調さが伝えられているのがフェデラーとツォンガです。フェデラーは前哨戦で2大会連続して決勝に進み、シンシナティで優勝しました。一時期、調子を落としていた頃は引退もささやかれ始めましたが、本人は「僕はまだまだできる」と意に介しませんでした。その言葉を証明するような好調ぶりです。全米は彼が得意とする速めのサーフェスでもあり、やってくれるんじゃないかな、という予感があります。

 前哨戦の一つ、ワシントン大会は、ラオニッチとポスピショルのカナダ勢同士の決勝戦でした。両選手とも20代前半。ポスピショルはみなさんにはあまりなじみのない名前かもしれませんが、こうして、BIG4が当たり前のように優勝、準優勝を独占していた時代が徐々に変わろうとしているのだと思います。若手のラオニッチとディミトロフがそろってベスト4に入ったウィンブルドン同様、これまで四大大会で活躍できなかった若手の有望選手が一気に上位進出という可能性もあるでしょう。

 そのディミトロフですが、ウィンブルドンでのベスト4は、昨年のツアー初優勝より大きな自信になっているかもしれません。上位陣の実力は拮抗していて、試合の山場でどれだけ「勝負」して勝利をたぐり寄せることができるかが勝敗の分かれ目になります。その点、ウィンブルドンで大きな自信を手にしたディミトロフ、そしてラオニッチは、四大大会で優勝争いに加わるだけの用意ができつつあると感じます。

 続いて女子ですが、前哨戦ではセレナ・ウイリアムズをはじめとして、ラドバンスカ、シャラポワ、イバノビッチといったトップの選手がしっかりと、いい調整をしてきているなという印象です。

 元ランキング1位のイバノビッチは一時、成績が落ち込みましたが、着実によくなっています。当時のテニスが戻ってきたというより、フットワークの向上も含めて、プレーにねばり強さが増しているように見えます。以前は攻撃の早さと勢いで全仏を制し、ナンバーワンになりましたが、今の彼女はその武器を生かしつつ、プレーに幅が出てきました。

 上位の顔ぶれが大きく変わらない中で、ニューカマー的な存在もあらわれています。ウィンブルドンで決勝に進出したブシャールが代表格で、奈良くるみ選手もその一人と言っていいでしょう。奈良選手は前哨戦のワシントンで決勝に進出、全米では四大大会で初めてシードもついて、注目選手の一人に数えられています。

 ブシャールは地元のモントリオール大会で初戦敗退するなど、ウィンブルドン以降、調子が上がっていません。しかし、大活躍の直後に迎えた地元の大会ですから、周りの期待、自分自身への期待もあって、難しいプレーになったのだと思います。ワイルドカードで出場していた頃とはわけが違うのです。だれでも、そこを乗り越えて真のトッププレーヤーになるのです。彼女の性格を考えても、強気だし、動じないし、自信もあるし、その要素を備えている選手です。強さと可愛らしさが同居して、テニス界に華をもたらしてくれる選手でもあり、今回も活躍が楽しみです。

 ブシャールは20歳、そしてランキング2位のハレプもまだ23歳です。彼女たちはこれからツアーを引っ張る中心選手になっていくでしょうし、すでにそうなりつつあります。

 彼女たちの何が楽しみかと言うと、長年ツアーを引っ張ってきたセレナたちとは全然スタイルが違うところです。セレナやクビトバ、シャラポワといった選手たちは、パワフルでスピード、身体能力があり、攻撃的なテニスを武器としています。一方、ハレプは技があって、フットワークがよくて、リズムがよくて、というタイプ。キム・クライシュテルスを小柄にしてプレーをコンパクトにした感じです。

 やはり、パワーテニスだけでなく、いろいろなタイプがあるのが女子テニスの魅力。そういう「巧さ」を持った選手たちがパワーヒッターとどう戦うかというのも、今大会の見どころの一つです。


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杉山 愛

杉山 愛
生年月日:1975年7月5日
出身:神奈川県
主な戦績:
WTAツアー最高世界ランク シングルス8位 ダブルス1位
国際公式戦勝利数:シングルス492勝 ダブルス566勝
WTAツアー:シングルス優勝回数6回
ダブルス優勝回数38回
公式戦通算試合数:1772試合(シングルスとダブルス)
グランドスラム62大会連続出場のギネス記録を持つ。

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