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杉山愛 オリジナルコラム「愛's EYE」

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第163回 ウィンブルドンプレビュー 日本選手編

2014/06/18

 第163回 ウィンブルドンプレビュー 日本選手編

写真:アフロ

■前哨戦でいい時間を過ごした錦織選手。芝を待ちこがれていた伊達選手

 2回に分けてウィンブルドンの見どころをご紹介します。今回は日本選手編です。

 最初に錦織圭選手。全仏オープンは、残念ながらケガが治りきらず練習も十分にはできない状態での出場になりました。1回戦敗退の結果には準備不足の影響もあったと思います。また、トップ10入りで周囲の期待が高まり、プレッシャーも感じていたことでしょう。ただ、その後、グラスコートの大会でベスト4に進出、ロジャー・フェデラーには敗れましたが、ウィンブルドンに向けて、いい準備ができていると思います。

 いつもお話ししていることですが、クレーコートから芝は一番ギャップの大きいサーフェス の転換です。全仏の1回戦敗退はもちろん残念でしたが、プラス面はウィンブルドンへの準備期間がとれたことで、今回はいい時間を過ごせていることでしょう。

 プレースタイルから言えば、彼はどんなサーフェスでも戦えるプレーヤー。しかも前哨戦で試合数をこなすことができたのは好材料で、ウィンブルドンでは去年の3回戦以上の成績は堅いと見ています。

 続いて奈良くるみ選手。全仏のあと、自己最高となる30位台(39位)のランキングを記録しました。年間を通して安定した成績を出さないと成し得ないことですから、まず、そこに敬意を評したいと思います。

 彼女はポテンシャルをすべてコートで出しきれる選手です。そして、大きな舞台にも動じることがありません。これはトッププレーヤーになるためには絶対的に必要な要素です。自分のよさをしっかりわかっていることも重要です。彼女はまだ23歳なのに、そういう分析力があります。私自身、同じ年齢ではそこまでのものはなかった思います。気持ちの面ではかなり早く成熟した選手と言っていいでしょう。

 彼女が一番最初にグランドスラム本戦で勝利を挙げたのがウィンブルドンでした。早い展開が得意で、チャンスと見ればコートの中に入って攻撃的に展開していくプレーは、芝に向いていると思います。彼女が今、トライしているテニス、つまり、中に入っていって最終的にボレーに結びつけるテニスに、チャレンジしやすいサーフェスでもあります。更に攻撃的になった彼女のテニスが見たい、という気持ちが強いです。

 クルム伊達公子選手にとっても、芝はプレースタイルに一番適したサーフェスです。

 ボールの捕らえ方の早さ、そして、フォーム自体が芝でボールが伸びるようなものですし、テニスが芝向きにできていると言っても過言ではないほどです。反応の早さといい、ベースラインからネットへ展開する攻撃力といい、本当に芝のコートにぴったりだと思います。

 攻めるところでは必ず攻める。たとえミスになっても、このサーフェスではそれが次につながるプレーになる--そういう駆け引きもよくわかっている選手です。

 ここ2、3年、彼女は「クレーの期間をなるべく短くして、芝に集中するという」というスケジューリングをしています。自分の得意なところを把握したうえでの割り切りは、超ベテランならではです。有言実行タイプの伊達さんらしく、前哨戦の好調ぶりを見ても、芝で調子を上げているのが伝わってきます。

 43歳でプレーしているだけでも信じられないことなのに、芝では好成績が期待できます。見ている側にそういう印象を与えてくれるだけも、すごいとしか言いようがありませんね。

 最後に土居美咲選手ですが、左利きの利点を考えれば、この大会で爆発してもおかしくないと見ています。

 私自身が左利きの選手と対戦したことを思い起こすと、ほかのサーフェスで対戦するより、やりにくかった記憶があります。特にワイドのサーブがバックハンド側に切れていくのが嫌でした。右利き対左利きなら自分のサーブにも同じ利点があるはずなのですが、それ以上に、芝で左利きのサーブというと、ほかのサーフェス以上に「やりたくないな」と気持ちがあったのです。

 土居選手もそういうアドバンテージをうまく生かせたら、爆発の可能性も出てきます。ウィンブルドンでは2011年に初出場で3回戦に進出するなど、決して嫌いなサーフェスではないはずです。

 ランキングではギリギリ100位という状態が少し長く続いているので、今大会を一つのきっかけにしたいところだと思います。奈良選手とはずっとライバル関係にあるので、彼女のトップ40入りには絶対、刺激も受けているでしょうし、どこかで悔しさもあると思います。土居選手は、それを自分の力にできる選手だと思います。


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杉山 愛

杉山 愛
生年月日:1975年7月5日
出身:神奈川県
主な戦績:
WTAツアー最高世界ランク シングルス8位 ダブルス1位
国際公式戦勝利数:シングルス492勝 ダブルス566勝
WTAツアー:シングルス優勝回数6回
ダブルス優勝回数38回
公式戦通算試合数:1772試合(シングルスとダブルス)
グランドスラム62大会連続出場のギネス記録を持つ。

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