互いに勝利への強い意志を見せるレブロン（右）とS.カリー（左）。（写真提供：Getty Images）

　現地13日に行われたNBAファイナル第5戦は、クリーブランド・キャバリアーズが112対97でゴールデンステイト・ウォリアーズに快勝。シリーズ2勝3敗とし、16日に本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで行われる第6戦に望みをつないだ。

　キャブスは、レブロン・ジェームズが、ボールを持つたびにウォリアーズファンのブーイングを浴びながら、41得点、16リバウンド、7アシスト、3ブロック、3スティールと、圧巻のパフォーマンスを披露。カイリー・アービングも41得点でチームをけん引し、ファイナル史上初めてチームメイト同士がともに40得点以上を記録した。

　レブロンは、「俺たちは、とにかく自分たちの時間をのばし、また戦うチャンスを得るためここにきた、という気持ちで挑んだ。それが1番の問題で、それを叶えることができた」と語っている。

　キャブスは、61対61と互角の展開で迎えた後半に主導権を握った。20本中14本のフィールドゴール（FG）に失敗するウォリアーズを尻目に、徐々にリードを奪うと、第4Q残り7分30秒のアービングの3点プレーで、102対92と2ケタリードに。あとは最後までウォリアーズに流れを渡さず、貴重な勝利を手にした。

　一方、ドレイモンド・グリーンが出場停止処分で不在のウォリアーズは、クレイ・トンプソンがスリーポイントシュート6本成功で37得点、ステフィン・カリーがスリー5本成功で25得点をマーク。しかし終盤に“スプラッシュブラザーズ”の長距離砲が落ち始め、キャブスに対するチーム全体の守備もおろそかになった。

　ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、「守備があまりよくなかった。ドレイモンドがいないのは分かっていたことだ。もっといいプレーをする必要があったが、それができなかった」とコメント。カリーは、「僕たちにはこの先もチャンスがある。自分たちらしさを取り戻し、ベストを尽くして、あと1勝を挙げる」と強い意志を口にした。

　グリーンの代わりに先発を務めたアンドレ・イグダーラは、15得点、11リバウンド、6アシストの成績だった。センターのアンドリュー・ボーガットは、第3Qに左ひざを痛め負傷退場。カーHCは、ボーガットについてMRI検査を受ける予定だと明かした。（STATS-AP）

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