クリーブランド・キャバリアーズは、現地5日に敵地で行われるゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナル第2戦に向け、ボールをより多く動かすことが必要だという考えを示した。

　2日の第1戦でキャブスは、ペリメーター周辺でパスを回すことで相手ディフェンスをかき乱し、スリーポイントシュートのオープンスペースを作る勝ちパターンを封じられ、89対104で敗れた。連覇を狙うウォリアーズは、レブロン・ジェームズとカイリー・アービングのアイソレーションよりも、ボールを左右に振られることで守備が広がり、アウトサイドからの攻撃を許すことを警戒している。

　キャブスは一夜明けた3日、第2戦ではさらに多くボールを回すことで、オフェンスに活気を取り戻したいと語った。

　レブロンは、2つの攻撃パターンは紙一重だとしながらも、「素早くできればアイソレーションでも問題ないが、ボールを持って、ディフェンスとボールをじーっと見つめていては、厄介なことになる」とアイソレーションの問題点を指摘した。

　タイロン・ルーHCは、第2戦では試合のペースを上げたいとコメント。レブロンとアービングにボールをどんどん前に出させることで、チームに元気を与え、オープンスペースを作っていきたいと語った。

　レブロンは、第1戦の敗戦について落胆していないとし、「チャンスはあった。36分間はいいバスケットボールができていたが、第4Qに離された。確かに簡単なシュートを外したが、ペイントエリア内へ攻めることもできたし、がっかりはしていない」と、前向きに語った。（STATS-AP）

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