第3Qまでの出場で23得点を挙げたレブロン。（写真提供：Getty Images）

　イースタンカンファレンス第1シードのクリーブランド・キャバリアーズは現地25日、本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで行われたカンファレンス決勝第5戦で、第2シードのトロント・ラプターズに116対78で圧勝。シリーズ3勝2敗で、2年連続のNBAファイナル進出に王手をかけた。

　敵地で2連敗を喫しホームに戻ってきたキャブスは、序盤から攻守がかみ合い、前半にラプターズをわずか34得点に抑える一方で、早くも31点リードと試合を支配。65対34で迎えた後半も相手に反撃のチャンスを与えず、最大43点差に引き離した。

　レブロン・ジェームズは第3Qまでの出場で、23得点、8アシスト、6リバウンドをマークし、チームをけん引。ケビン・ラブも25得点と復調した。トロントでの2試合で合計23本中わずか5本のフィールドゴール（FG）成功と不振に陥っていたが、シュートタッチを取り戻し、この日は10本中8本を沈めている。カイリー・アービングは、23得点で勝利に貢献した。

　ハーフタイムまでにレブロン、ラブ、アービングの“ビッグ3”は合計43得点をたたき出し、ラプターズのチーム合計34得点を上回った。

　ラプターズ本拠地に再び舞台を移して27日に行われる第6戦に向け、レブロンは「試合開始から攻めなくてはいけない。それはビッグ3から始まる。俺たちはもっと良くなる」と決意を語った。

　ラプターズは、デマー・デローザンが14得点、カイル・ラウリーが13得点をマーク。過去2戦で40リバウンドとゴール下を圧倒していたビズマック・ビオンボは、わずか4リバウンドと沈黙した。

　また、センターのヨナス・バランチュナスが、右足首のねんざから9試合ぶりに復帰。この日はベンチから出場し、18分間のプレーで9得点を記録した。

　ラプターズは今シリーズ、ロードで行われた3試合で全敗を喫しており、その得失点差の合計は88点。ドウェイン・ケイシーHCは、「相手はここだと別のチームになる。敵地に乗り込み、特別なことをするチャンスがあったが、成し遂げられなかった」と語り、完全にキャブスに主導権を握られた試合だったと振り返った。（STATS-AP）

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