イースタンカンファレンス第1シードのクリーブランド・キャバリアーズと第8シードのデトロイト・ピストンズによるプレーオフ1回戦の第3戦が現地22日、舞台をピストンズの本拠地ザ・パレス・オブ・オーバンヒルズに移して行われる。ピストンズの19歳のルーキー、スタンリー・ジョンソンのレブロン・ジェームズに対する言動が注目を集めている。

　ジョンソンは今シリーズ、2試合ともにベンチから出場し、合計38分間で18得点を記録。守備で、シーズンMVP選出4回を誇るレブロンのマークに当たることが多く、激しい攻防を繰り広げている。

　直接対決の内容では、レブロンが2試合でフィールドゴール計9本中7本を成功させるなど苦にしていないが、レブロンはタイムアウト中にすれ違った際、ジョンソンに肩をぶつけるシーンも。これに対しジョンソンは「卑劣な行為」と糾弾するとともに、「相手に意識させている。それは間違いない」と自分のディフェンスが効いていることをアピールした。

　一方、レブロンは「今シリーズ、汚いプレーはこれまで一つもなかった」とコメント。「俺たちはバスケをするために来ていて、ほかのことは関係ないとみんなが理解するように働きかける」と語った。

　また、第3戦のカギについては、ピストンズのスタン・バン・ガンディHCはスリーポイントシュートに対するディフェンスを挙げた。第2戦では38本中20本も決められ、「もっと密着しなければならないし、うまくシューターを見つけることができなかった」と反省を述べた。

　また、ディフェンスの要であると同時に、故意にフリースローを打たせるハック戦術の対象とされているアンドレ・ドラモンドの使い方にも悩まされるものとみられる。（STATS-AP）

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