オクラホマシティ・サンダーは現地11日、地元でロサンゼルス・レイカーズに112対79で圧勝。ケビン・デュラントが34得点、ラッセル・ウェストブルックは前半だけでトリプルダブルを達成するなど二枚看板が活躍した。

　今季終了後に20年のキャリアに終止符を打つレイカーズのコービー・ブライアントは、最後のロードゲームで、第1Qに13得点をマークする往年のプレーを披露。しかし、第2Q以降は追加点を挙げられず、第3Q途中にベンチに下がった。会場からはコービーを求める大合唱が沸き起こったが、13日にホームで行われるユタ・ジャズとの最終戦を万全なコンディションで迎えさせるため、バイロン・スコットHCはコービーを再投入しなかった。

　サンダーは、ウェストブルックがハーフタイムまでに11得点、10リバウンド、10アシストを記録し、58対48のリードに貢献。後半は、デュラントが16得点の得点ラッシュで26対6のランを仕掛け、第3Q終了時に89対61とレイカーズを一気に突き放した。

　ウェストブルックは、13得点、14アシスト、10リバウンドで、リーグ最多の今季18回目、キャリア通算37回目のトリプルダブル。スポーツ情報提供会社『STATS』によれば、前半にトリプルダブルに到達した選手は、記録を付け始めた2002-03シーズン以来、同選手が初めてだという。

　コービーは、「彼ほど1シーズンにトリプルダブルを何度も記録する選手は見たことがない。ずば抜けているよ。シーズンを通じてマークし続けているんだから」とウェストブルックのオールラウンドな活躍を称賛。様々な記録を塗り替えているステフィン・カリーや、同選手が所属するゴールデンステイト・ウォリアーズの影で目立たないが、ウェストブルックもまた歴史的なシーズンを送っていると評価した。

　一方、ウェストブルックは、コービーのキャリア最後のロードゲームで対戦できて光栄だとコメント。「ロサンゼルスで育ち、レイカーズの試合を見て、彼が街を夢中にさせるのを見てきた。だから今、このNBAで彼の（ロードでの）ラストゲームに関われたことは、自分にとって特別なことなんだ。本当にありがたいよ」と語った。（STATS-AP）

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