NBAは現地21日、ヒューストン・ロケッツのドワイト・ハワードが試合中に粘着性物質を使用したことに関し、同選手に罰金や出場停止などの処分を科さない方針であることが明らかになった。米国の大手ポータルサイトが運営する『ヤフースポーツ』が伝えている。

　同サイトによると、ハワードは19日のアトランタ・ホークス戦で、手にスプレーを吹きかけていたとのこと。その後、ホークスのポール・ミルサップがフリースローを打つために、ハワードの触ったボールを受け取った際、表面がベタベタしていることに気づいたという。

　リーグはハワードに処分を科さないと決めたものの、全30チームに対し、そのような粘着力のある物質の使用は“固く禁じられている”との文書を送った。また、試合で使われる全ての備品はバスケットボールにふさわしいものであるべきとする一方で、試合を有利に進められる可能性のある物質の使用自体は禁止されていないとした。

　ハワードは、今回問題とされたスプレーは長年にわたり使用しているもので、試合をそこなうものではないとの考えを示しているようだ。同選手は今季ここまで、1試合平均14.5得点、12.1リバウンド、1.5ブロックをマークしている。

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