40得点をたたき出したS.カリー。（写真提供：Getty Images）

　リーグ連覇を狙うゴールデンステイト・ウォリアーズは現地27日、ニューオーリンズ・ペリカンズをホームに迎えてシーズン開幕戦を行い、111対95で圧勝。ステフィン・カリーが40得点をたたき出し、昨季のレギュラーシーズンMVPの貫禄を見せつけた。

　カリーは、第1Qだけで4本のスリーポイントシュートを決め、いきなり24得点をマーク。フィールドゴール（FG）26本中14本に成功し、7アシスト、6リバウンドも記録した。

　カリーの活躍もあり、ウォリアーズはハーフタイムを10点リードで折り返すと、ペリカンズにつけいる隙を与えず、余裕の展開で勝利。1月31日からのホーム連勝を19に伸ばし、昨季樹立したチーム記録に肩を並べた。

　また、この日の試合前には、優勝バナーのお披露目とチャンピオンリング授与のセレモニーが行われた。腰手術の影響で療養中のスティーブ・カーHCも参列し、「今日の試合で指揮を執れないことが本当に悔しい」とコメント。カリーは、会場を埋め尽くした満員の観客に向け、「夢のような日だ。みんなの応援がなかったら、僕らが昨季に成し遂げたことは不可能だった」と感謝の言葉を述べた。

　カリーは、1963-64シーズン以降の開幕戦で、前シーズンMVPに輝いた選手としては2番目に多い得点をマーク。最多得点は、ミルウォーキー・バックス時代のカリーム・アブドゥル=ジャバーが、1972年10月13日のフェニックス・サンズ戦で記録した41得点となっている。

　一方、ACとして昨季のウォリアーズ優勝に貢献したアルビン・ジェントリー新HC率いるペリカンズは、アンソニー・デイビスがチーム最多の18得点をマーク。しかし、FGは20本中わずか4本の成功で、10得点がフリースローによるものと、波に乗れなかった。移籍デビュー戦となったケンドリック・パーキンズは、FG全5本成功で10得点の成績だった。（STATS-AP）

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