C.バークレー氏、M.マローン氏の死去に「悲しみは言葉に表せない」
2015-09-14
殿堂入り選手のチャールズ・バークレー氏は、現地13日に死去した元NBAの名選手、モーゼス・マローン氏について、父親のような存在だったと語った。
バークレー氏は「今日、俺がダッドと呼んでいた人物が死去した」とコメント。「なぜ、彼のような殿堂入り選手が俺みたいな太った怠け者の選手を自分の息子のように扱い、アスリートに育てたのかは、一生わからないと思う。彼に会うと、いつでもダッドって呼んでいたね。自分がどれだけ感謝しているか、彼に伝わっていれば」と述べ、「この悲しみは言葉に表せない」と悔やんだ。
また、マローン氏が所属したフィラデルフィア・セブンティシクサーズのスコット・オニールCEOは「彼の懐の深さ、素晴らしい人格、そしてユーモアのセンスが失われるのは悲しい」とコメント。タイトルを獲得した1983年に、マローン氏がプレーオフをすべて4戦スイープで勝ち上がると宣言した「フォー、フォー、フォー」の言葉は、フィラデルフィアの町の伝説に残っていると話した。
NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は「MVP3回と優勝1回を誇り、歴代で最も支配力のあるセンターであり、NBA、ABAの歴史で最も偉大な選手の一人だった」と称賛した。
マローン氏は21シーズンで通算1455試合に出場し、得点とリバウンドでNBAの歴代10傑に名を連ねる。オフェンスリバウンドの数ではキャリア通算、1シーズンの最多記録を保持し、2001年に殿堂入りした。（STATS-AP）
