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NBAが設立した1946-47シーズンからの唯一のスタッフであったハービー・ポラック氏が現地23日、死去した。93歳だった。
ポラック氏は、まだ名称がBAA(Basketball Association of America)だった1946年に、フィラデルフィア(現ゴールデンステイト)・ウォリアーズの広報次長としてキャリアをスタート。ここ28年間はフィラデルフィア・セブンティシクサーズで統計情報の責任者を務めていた。
ポラック氏は、ウォリアーズのセンターのウィルト・チェンバレンが、1962年3月2日のニューヨーク・ニックス戦で1試合100得点を挙げた歴史的瞬間もコートサイドで目撃している。その試合後に撮影された、チェンバレンが“100”と書かれたサインを手にしている非常に有名な記念写真があるが、“100”と紙に書いて同選手に持たせた人物こそがポラック氏だった。
NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は、「彼は情熱と好奇心、飽くなき労働精神を持って70年間にわたりNBAの“生き字引”となっていた。ハービーは真の貢献者であり、バスケットボールの大使であった。彼の死は大いに惜しまれるだろう」と故人を悼んだ。(STATS-AP)