生き残りかけるウィザーズ、左手故障のJ.ウォールが執念の出場へ
ワシントン・ウィザーズは現地15日（日本時間16日）、本拠地ベライゾン・センターにアトランタ・ホークスを迎え、イースタンカンファレンス・セミファイナル第6戦を行う。
シリーズ2勝3敗と追い込まれているウィザーズは、昨季もカンファレンス・セミファイナルまで進み、第1シードで勝ち上がってきたインディアナ・ペイサーズと対戦。第6戦を同じ5月15日にホームで行うも、80対93で敗れてシリーズ敗退と悔し涙をのんだ。
今シリーズ初戦で左手と手首の骨の5カ所にひびが入るケガを負うも、強行出場した第5戦で15得点、7アシストをマークしたエースのジョン・ウォールは、「俺たちは優勝を狙える素晴らしいチームだと思っている」とコメント。そして、「去年はペイサーズ相手にここで終わった。二度とホームで終わりたくない。ここでチャンスをつかみ、（アトランタで）シリーズを締めくくりたい」と意気込んでいる。
また、ウォールが痛みを押して出場を続ける理由として、ポール・ピアースの存在が大きいという。37歳のベテランは、第3戦にブザービーターでウィザーズを勝利に導くと、第5戦でも残り8.3秒に勝ち越しとなるスリーポイントシュートを決めてみせた。その後、試合終了間際にホークスのアル・ホーフォードに逆転シュートを許してチームは敗れたものの、ピアースは「第6戦へのモチベーションにつながると思う。貪欲に勝利を目指し、第7戦に持ち込みたい」と前向きに語っていた。
一方のホークスは、1968年に本拠地をセントルイスからアトランタへ移して以来初となるカンファレンス・ファイナルまであと1勝。ここ8シーズン連続でプレーオフ進出を果たしているホークスだが、カンファレンス・セミファイナル突破に王手をかけたのは第7戦でボストン・セルティックスに敗れた1988年のみとなっている。（STATS-AP）
●プレーオフ特集ページはこちら＞＞
