M.コンリー復帰のグリズリーズがシリーズ五分に戻す
ウェスタンカンファレンス第5シードのメンフィス・グリズリーズは現地5日、敵地でのカンファレンス準決勝（7回戦制）第2戦で、第1シードのゴールデンステイト・ウォリアーズを97対90で撃破。ウォリアーズのホーム連勝を21で断ち切り、シリーズを1勝1敗の五分に戻した。
グリズリーズは、8日前に顔の骨折手術を受けたばかりの司令塔、マイク・コンリーが復帰。保護マスク着用ながら最初の4本のシュートを完璧に決めるなど、約27分間のプレーで22得点をマークし、今季MVPのステファン・カリーからスポットライトを奪う活躍を見せた。
グリズリーズは自慢の堅守でウォリアーズの攻撃を封じ込める一方で、オフェンスではハーフタイム前に9得点を連取。50対39のリードで前半を折り返した。試合終盤にウォリアーズの反撃受けたが、第4Q残り約2分13秒にコンリーがスリーポイントシュートを沈め、90対80とリードを拡大した。
グリズリーズはコンリーのほか、ザック・ランドルフが20得点、7リバウンド、マーク・ガソルとコートニー・リーが15得点をマークした。
コンリーは試合後のインタビューで「50分間プレーした気分だよ。自分は守備の穴だったと思うけど、チームメイトが元気づけてくれた」と疲労混じりの笑顔を浮かべながらコメントしている。
一方ウォリアーズは、延長戦の末に111対113で敗れた1月27日のシカゴ・ブルズ戦以来となるホームでの黒星を喫した。試合前にNBAコミッショナーのアダム・シルバー氏からMVPのトロフィーを贈られたカリーは19得点、6アシスト、5リバウンドをマーク。しかし、相棒のクレイ・トンプソンは、相手の激しい守備に阻まれ13得点にとどまった。
ウォリアーズはこの日、フィールドゴール（FG）成功率がわずか41.9％、スリーポイントシュート成功率も23.1％と得意のアウトサイドからの攻撃がことごとく決まらなかった。さらに、20ターンオーバーを犯した上に、グリズリーズに13スティールを許した。スティーブ・カーHCは「バランスを失ってしまったように思う。慌ててしまった」と反省を口にした。
第3戦は、9日にグリズリーズのホームで行われる。（STATS-AP）
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