ラプターズがホームアドバンテージ獲得、ヒートは“崖っぷち”
トロント・ラプターズは現地11日、敵地でマイアミ・ヒートとの接戦を107対104の僅差で制し、プレーオフ1回戦のホームコートアドバンテージを獲得した。敗れたヒートは、プレーオフ進出に黄信号が灯っている。
ラプターズは、99対97の第4Q残り31秒にルイス・ウィリアムスが5点リードに引き離す値千金のスリーポイントシュートに成功。そのまま逃げ切り、勝利を収めた。マイアミで行われた試合では10連敗を喫していたが、2008年11月19日以来の白星を飾り、今季48勝目（32敗）、ロード22勝目といずれも球団記録に肩を並べた。
ラプターズは、ウィリアムスが29得点、ダマー・デローザンが24得点でチームをけん引。グレイビス・バスケスとカイル・ローリーが12得点、パトリック・パターソンが11得点をマークした。
ラプターズのドウェイン・ケイシーHCは、ホームコートアドバンテージ獲得について「何事も当たり前のことだと思ってはいけない。選手たちはこのために必死でプレーし、勝ち取ったのだ」と選手たちの今季の戦いぶりを称えた。
ヒートは、ドウェイン・ウェイドが30得点、ゴーラン・ドラギッチが22得点の成績。ハッサン・ホワイトサイドは16得点、18リバウンドのダブルダブルを記録したが、フリースローは16本中わずか4本の成功。チーム全体でフリースロー成功が44本中24本と、貴重な追加点のチャンスを生かせなかった。
ヒートは、シーズン成績35勝45敗となり、37勝42敗のゲーム差なしでイースタンカンファレンス7位と同8位につけているボストン・セルティックスとブルックリン・ネッツとの差が2.5ゲームに開いた。エリック・スポールストラHCは「誰も我々に同情する必要はない。今年は我々全員にとって試練の年だったが、チームは歯を食いしばりながら戦っている」と語った。（STATS-AP）
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