大学バスケ名将J.カリパリ監督、元レイカーズJ.ヘイウッド氏らが殿堂入り
米国バスケットボール殿堂は現地6日、2015年の殿堂入りメンバーを発表し、大学バスケの名将ジョン・カリパリHC、NBAドラフトでアーリーエントリーの先駆けとなったスペンサー・ヘイウッド氏ら11名が選出された。
カリパリHCは、マサチューセッツ大とメンフィス大をファイナル4に導くと、現在も監督を務めるケンタッキー大で過去5年間に4回のファイナル4進出を達成。2012年には全米優勝を果たしており、多くの優秀なNBA選手を輩出している。
ヘイウッド氏は、高校卒業後の4年間はNBAとの契約が禁止されていた当時、家計を助けるためにリーグでプレーできるよう規定の変更を求めた裁判で勝訴し、現在のアーリーエントリー制度導入への道を切り開いた。通算で1万4592得点、7038リバウンドを記録し、レイカーズでリーグ制覇を達成した。
ほかには、リーグ制覇2回、リーグMVP3回受賞、米国代表として金メダル4回の実績を持つ元WNBAスターのリサ・レスリー氏、NBAで最優秀守備賞4回、5シーズン連続でブロック王に輝いたディケンベ・ムトンボ氏も殿堂入り。
ABAオールスター7回出場のルイー・ダンピアー氏、ボストン・セルティックスで2度のリーグ制覇に貢献したジョ・ジョ・ホワイト氏、そのセルティックスで監督を務めたトム・ヘインソーン氏も監督として名を連ねた。ヘインソーン氏は、1986年に選手として殿堂しており、2度の殿堂入りを果たした4人目のメンバーとなった。
そのほか、39年間にわたりNBAの審判を務めたディック・バヴェッタ氏、元大学コーチでテレビコメンテーターのジョージ・レイブリング氏、選手と監督の両方で活躍したオーストラリア出身のリンゼイ・ガズ氏、NBA設立以前に活躍したジョン・アイザックス氏が殿堂入りする。
殿堂入り式典は、9月11日にマサチューセッツ州スプリングフィールドで執り行われる。（STATS-AP）
