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現地1日、サクラメント・キングスがシム・ブラーと10日間契約を結ぶことが、関係者の話で分かった。史上初のインド系NBA選手が誕生する。
チームからの正式発表は、デイビッド・ウェアの10日間契約の期限が切れ、ブラーのロースター枠が空く3日までは行われない見通し。
身長226センチ、163キロと体格に恵まれた22歳のセンターは、これまでNBA下部組織ディベロップメントリーグ(Dリーグ)のリノ・ビッグホーンズでプレー。3日にホームで行われるニューオーリンズ・ペリカンズ戦で、歴史的なNBAデビューを飾る予定だ。
NBA初のインド出身のオーナーである、キングスのビベック・ラナディベー氏は、母国でのリーグの普及に力を入れている。昨夏、ブラーをトレーニングキャンプに招待したときには、インドを「NBAの次なる偉大なフロンティア」と呼んでいた。
インド人の両親の下、カナダで生まれたブラーは、全米体育協会(AAU)で同じくカナダ出身のアンドリュー・ウィギンス(ティンバーウルブズ)、アンソニー・ベネット(同)とともにプレー。ニューメキシコ州立大では、ウェスタン・アスレチック・カンファレンスMVPに2度選出、チームを2年連続のNCAAトーナメント出場に導いた。
昨年はドラフト外でキングスのトレーニングキャンプに参加。開幕ロースターには残れなかったが、ビッグホーンズと契約し、今季は1試合平均10.3得点、8.8リバウンド、3.9ブロックをマークしていた。(STATS-AP)